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からだのしくみ事典

2007-10-03 11:49:54 | 書籍紹介
健康や医療の書は沢山出ているが、どれも文字文章一部写真だけで理解し難い。
この本「決定版からだのしくみカラー事典」の略半分は大きなカラーのイラストで、一目見ただけで体の構造やそのしくみがわかる。
若い頃から健康で医者知らずという人も多いが、私も一病息災であったから医者との付き合いが少なく、どちらかというと医療、クスリ、治療といったメカニズムの知識に乏しかった。それが高齢になると体の衰えと同時に、色々な病気がどっと出てくる。病院にいっても医者は専門分化されており、X線、CT、MRIと設備はあれど総合的な知識に乏しく、患者は各科盥回しでおわる。消化器や循環器系統の知識はまあまああるが、目歯耳や小器官のことは分かりにくい。先日も耳鼻科医にいって
はじめて耳と鼻が耳管により結ばれていることを知った。
271頁の本であるが半分はイラストで文章が少なく、からだの構造、働き、仕組が理解でき、リンパ、免疫、アレルギー、遺伝のこともわかる。
この本は改訂版でなく新本であり、目を通す価値があると思う。

監修者 垣内義亨 1935年生れ阪大医学部卒、関西の多くの病院長を経て現芦屋セントマリア病院名誉院長
ISBN978-4-07-254083-1 C2047 1600E 主婦の友社

オバマ語録

2007-09-19 17:47:39 | 書籍紹介
オバマといっても来年の米大統領選挙に民主党から出馬を表明している黒人上院議員バラク・オバマ氏のことである。
この本の帯には「米国史上初の黒人大統領、誕生なるか! 40代半ばという若さながら,2008年に開かれる大統領選挙の民主党の有力候補となった男、スリムでハンサムなルックス、切れのある弁舌で、米国中を熱狂させている」とある。
オバマ氏はブッシュのイラク戦争を愚かで無謀な戦争として否定し、硬直しているその収集政策に一石を投じている。この語録集は未来の大統領候補としての将来の米国のかくあるべき理想像を描き、現在の立場も考えた自分の所信を語録につづっています。数奇な運命を持った貧しい生まれの青年がこれまでになったドラマがこの本に載っています。大きな文字で書いてあるので1時間程で読了できるでしよう。まだ新本です。 編者ライザ・ロガック 訳者中島早苗

ISBN978-4-7572-1402-6 C0031 1200E 株式会社アスペクト
http://www.aspect.co.jp

はじめてのクルーズの前に読む本

2007-07-20 10:18:43 | 書籍紹介
団塊の世代の多くの方がここ数年で定年退職となり、記念に海外旅行でもと計画される方もおられると思われる。現役中の気ぜわしい飛行機旅行と違ってのんびりした船でのクルーズは如何ですか?。
この本は2006年に"にっぽん丸"という日本客船で101日間の世界一周クルーズを楽しまれた谷田透・和子夫妻の自費出版作で、体験から特に心配だった出発前の準備について詳しく記述され、随所に「和子の航快日記」のコラムで楽しく想い出深かった船内生活や寄港地の上陸ツアーについての模様を語っている。
書店で立ち読みされても読みやすく楽しい本です。実はこの航海には私達夫妻も同乗させていただきました。

ISDN 978-4-7979-8715-7 1500円+税  小学館スクウェア発行

なお、その時のにっぽん丸の航海中のブログは次のホームページで御覧になれます。
    http://blog.e-rakuda.jp/nipponmaru/

上杉謙信に学ぶ事業承継

2007-06-09 20:21:00 | 書籍紹介
 会社経営のアドバイザーである北見昌朗氏の戦国武将の経営塾シリーズの新刊本である。上杉謙信とそのあとを引継いだ上杉景勝二代にわたる戦国戦記とその時代の上杉家を舞台に特殊な編集で面白くつづり、現世の創業者と二代目への事業継承に警鐘を打った本で、ずっと上杉家を守ってきた直江兼継らが時代を語り一気に読ませるたのしい本で、再来年のNHK大河ドラマも謙信・景勝が出てくるそうで楽しみな一冊になるかもしれない。

ISBN978-4-344-01335-3  幻冬舎  1500円

渡辺昇一著 95歳へ !

2007-04-17 18:13:40 | 書籍紹介
「幸福な晩年を築く33の技術」の添題がついていて喜寿の著者が95歳までガンバッテ生きましょう、という本で彼なりに体得したテクニックを披露している。理科系で育った人はこの際文科系に転じて余生へとの発想、つまり理科系は技術、技術、新技術の更新で体を酷使している、文科系は競争のない自らの発想だけで和やかに暮らせる社会、長生きするには文科系への転身を説く。渡辺昇一は僕も好きな作家、80歳を過ぎた私でも参考になりそうな本だった。晩年を設計する人にお薦め。

飛鳥新社 1200円+税 ISBN978-4-87031-794-9

日本の選択

2007-03-09 17:28:29 | 書籍紹介
日本を中心に考えると今対北朝鮮問題から六カ国協議も中々すっきり行かない状態です。中東に手こずっているアメリカがあり、日米の絆が弛んだすきに中国、ロシアが進出してきています。安倍政府も中々スムーズの発進が見えてきません。そんな中に日本をよく知る二人の英国の経済人が「日本の選択」と題してこんな本を出してくれた。
著者の1人はビル・エモット「エコノミー誌」の日本東京支社長、1990年の『日はまた沈む』、2006年の『日はまた昇る』の刊行でベストセラーでご存知、ずっと日本在住で長い。もう1人はピーター・タスカ、外国証券会社の所属で世界的に活躍、勉強家で長かった日本駐在の間に独特の歴史観をもち著書も多い。二人は1956,1955年生まれ、いずれもオックスフォード大学卒で当時の「サッチャーチルドレン」で共に大の親日家というより知日家で日本の将来に対してかくあって欲しいと両者別々に一石を投じ共著の形になっている。政治の過渡期にあたり「美しい国」か「活動的な国か」その選択を日本人に問う。
1600円 講談社インターナショナル ISBN978-4-7700-4071-8


凜の国(りんのくに)  <美しい国日本の精神遺産>

2007-03-03 19:33:11 | 書籍紹介
この本は既に2004年8月に青春出版社から刊行されベストセラーになったものを今回新たに文庫本として講談社から出版されたものである。著者の前野徹氏は1926年生まれのジャーナリストで著書も多く皆さんご存知の通りであるが、政界、財界、マスコミに知人多く、石原慎太郎氏もこの本は激賞しているという。
明治維新から終戦までの日本の歴史を糺し、その根本にある武士道精神を高揚し、日本古来からの伝統である先祖から子孫に伝わる縦社会の認識が崩れて、横社会だけしか見ない最近の若者に訴えた内容で、安倍総理の「美しい国へ」を支える精神遺産を代弁したものといえよう。

ナチスの発明

2007-02-12 13:40:41 | 書籍紹介
久し振りに書店を覗いたら右のような本が山積みされていた。何だナチスの残虐かヒットラーの英雄伝かと手にとって見たら
ナチスはこんなことを発明していたとしてアウトバーン、フォルクスワーゲン、テレビ放送、電子顕微鏡、ジェット機、ヘリコプター、ミサイル宇宙開発ずらりと書いてある。戦争中、少年時代(旧制中学時代)に耳にした当時の新語、懐かしい語彙ばかりではないか、敗戦近くそして戦後復興時代はしばらく中断して空白だった知識の世界もITの本格的な時代を迎えて名を変えて我々の日常世界に迫ってきている。
即ち電子顕微鏡はナノテクの世界へ、アウトバーンは高速自動車道、弾丸列車は新幹線やリニアモーターカー、ミサイルから宇宙開発、コンピュータ(IBM)からインターネットの世界、更に見てみると石油の代替品(今エタノール)、合金技術、税制では源泉徴収扶養手当、ガン撲滅政策、労働教育改革、いまの日本が知りたい少子化対策まである。
作者は誰かと見れば武田知弘、40才の若者、塾の講師出版社フリーライターが履歴、人類の功績特にその裏を書くのが好きという。巻末に引用としてずらり数多くの文献名をかかげる。 彩図社 1400円 ISBN978-4-88392-568-1
あとがき・・アンネの日記から
「戦争とは一部の政治家や指導者が起こすものではなく、人々の心の中にそれを望むものがあるはず。人々がそれに気づかなければ戦争はなくならない」とあった。

そして、日は昇った

2007-01-31 19:34:13 | 書籍紹介
増田俊雄の新刊本である。
増田氏は1/27日の彼の日本での新春スペシャヤルに米のハドソン研究所(シンクタンクの1つ)のCEOハーバート・ロンドン氏を招き講演させた。その内容は
・中国の「一人っ子政策」で1億人以上の女性が減り続けている。その結果中国社会はどうなるか。
・四面楚歌の状態にあるブッシュが国民と民主党の圧力をものともせず、次なる戦略を打ち出している。
・1/18の日銀の利上げ見送りに対して痛烈な批判。
等であった。
安倍政権誕生により「対米従属」の歴史に終止符をうち、凋落したアメリカを支持しつつ、(美しい国)建設に向う日本の2007年後の前途は ?。 
この本に寄れば2007年から「内需拡大バブル」が始まりり日本は空前の経済成長となり、平均株価もバブル期にもどり、政治経済は主権を徐々に取り戻し、アメリカさらに世界に頼られる国になる。かくて日は昇る、いやもうすでに日は昇っている。
この本の最終7,8章をお読み下さい。メディアの情報しかない頭に元気をいただけますよ。 PHP研究所  1400円                    

2007年世界はこう変わる

2007-01-24 10:04:00 | 書籍紹介

竹村健一氏といえば評論家で毎日曜フジ系テレビ0730からの報道2001で知られている。戦後フルブライトの留学生からのプロフィルはどなたもご存知とおもうが、特に海外の諸情報を大衆的にズバリわかりやすく記述していることである。
この本も昨年末に出版されたが題名が「激変する世界地図の本当の読み方」となって分かりにくい。昨年安倍内閣が世界の海に向け出発したが、その海外の変わりようはどんなか、差し当たって2007年の世界の変化に対応するにはといったことが、記述され、読みやすくスグ読んでしまえる本である。内容もいい。青春出版社