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日本人の底力

2008-06-13 18:05:45 | 書籍紹介
  新刊本でなく本年の初め頃に出た本だが、日本は敗戦の戦後から立ち直って高度成長を成し遂げ、グローバル化に入っている。昨今頼みの米国の力が落ち、EUは何とかやっているが、産油国を含む中東と中国が力をつけてきた。世界の政治、経済、社会が変革していく中に、アジアの不安定さもあるが日本だけが迷走し、我々日本人が何か自信を失っているような風潮がある。
そんな中にあってこの著者は2000年の歴史を持つ国体から説き、本来の融和の宗教観、武士道の倫理、天下統一を成し遂げた民力、一国一文明の文明力等挙げて民族の優秀さを述べ、本来の自信を取り戻し、世界の国に伍しても恥じないことを明記している。
著者は渡部昇一 海竜社出版 1600円+税

老いない脳をつくる10の生活習慣

2008-04-30 19:51:50 | 書籍紹介
誰でも長生きはしたい。いつまでも老いない脳をつくる10の生活習慣が本題である。著者は石浦章一、1950年石川県生まれ東京大学教養学部卒、同理学系大学院修了、現在は東京大学大学院教授、脳の機能研究では第一人者と思われる。
本書の内容の中で第1章脳にも体にも効果がある10の生活習慣としてあげているので次に列記する。
①週に2~3回以上、1回30分以上運動をする
②食生活のバランスに気をつけ、食べ過ぎない
③ストレスをうまく受け流す
④人とのコミュニケーションのある生活
⑤好奇心をもって、新たなことに挑戦する
⑥学習習慣を続ければ記憶力は保たれる
⑦目標をもつ
⑧自分に報酬を与える
⑨本を読む習慣を持続する
⑩意識的に段取りをする
100歳まで生きた人は長生きするような生活をしてきた。第2章以下はこれの解説である。一読の価値があると思う。

ISBN978-4-89831-578-1 247頁 \900+税  ワック株式会社 2008年5月9版発行

アメリカ狂乱

2008-04-20 08:20:11 | 書籍紹介
 日中のまだ肌寒い北風を浴びていると、春の盛りも未だかと思っているうちに、所々のさくらも葉桜となり今、テレビは大阪造幣局の八重桜の美しさを報じています。朝の散歩の折にポスターを見れば、市北部の長谷ぼたん園も23日開園とか、そうなれば永沢寺の花じゅうたん、菖蒲園、やまつつじ、紫陽花と春から初夏にかけての一連の花のシーズンがやって来る。
さて上記の新刊本であるが、著者日高義樹は例のワシントンリポートでよく取り上げてきた。アメリカは、今2008年の大統領選挙に向けてまっしぐら予備選挙を闘っている最中であり、民主党のオバマ、ヒラリーそれに共和党のマッケインと候補はほぼ決まったが、マスコミの餌食になっている民主党より共和党が有利のようである。在米経験の長い日高氏は日にちがたてば大統領は決まる。その時のアメリカの経済、ドル防衛はどうなるか、米経済と云っても金融政策の失敗が原因のサブプライム問題であり、世界にも波及した史上まれにみる混乱で、アメリカの今後の対中、対日、対中東などの見方が書かれている。


後悔しない老後

2008-04-08 13:45:04 | 書籍紹介
  週刊ダイヤモンドの4月12日号に特集として載っており、知らないと損をする老後の全情報として暮らし、住まい、仕事・企業、おカネ、介護・医療、相続、死に方の7分野にかけて新しい現実を踏まえて解説している。わずか64ページの特集だが知らないと損をする内容、後期高齢者の私より団塊の世帯でこれから老後を迎える人々の参考になると思う。お金のこともずばり云っているのが憎い。

老い力

2008-02-19 08:55:59 | 書籍紹介
  女性の著者であるが本の題名から何か老いの参考になるかと読んでみた。活字が大きく老眼には読みやすく、ユーモアのある出だしで50代、60代、70代、80代と老いの深さにつまされる、80代でちょっと霊媒にも触れている。もう新刊本でないかもしれないが昨年夏ごろの初刊、一気に読める本。佐藤愛子著 海竜社

阪急電車

2008-02-07 16:57:34 | 書籍紹介
  よく本屋を見て回る私も最近は小説には目がいかない。この本は家内が新聞広告を見て駅前の本屋さんから手に入れてきた。題名が「阪急電車」とあるので乗物オタクの私は阪急電車の宣伝本かと手にしてみると地元宝塚、宝塚南口、逆瀬川、小林、仁川、甲東園、門戸厄神、西宮北口と阪急今津線ではないか、しかも週何回とお世話になっている今津線の各駅周辺と車中の乗客が取材で小説が成り立っている。著者の有川浩はあまり知らないが図書館戦争は耳にしている。この小説の発端が隣駅清荒神の中央図書館での貸し本奪い合いとは面白い、沿線にお住まいの方は拾い読みされてもと思う。

著者は有川浩 幻冬舎 1400円+税 ISBN978-4-344-01450-3

資源世界大戦が始まった

2008-01-18 20:56:40 | 書籍紹介
著者は日高義樹、お馴染みワシントンリポートのハドソン研究所主席研究員である。
石油高騰によるドル体制の崩壊。その時日本は?、 2015年日本の国家戦略は?。
価格の高騰がとまらない石油をはじめとする世界の天然資源。まもなく世界の国々は資源を求めて対立の時代に入ろうとしている。石油安に支えられて世界を動かしてきたアメリカの世界戦略変更に日本も平和主義だけでは難しくなる!。
21世紀の新しい戦争が始まった。この本の内容の項目から拾ってみる。地球温暖化で北極圏の石油争奪戦が始った、核兵器の新しい抑止戦略が出現した、日本は世界の大国になる、日本の軍事力は世界一流になった、米中の兵器なき戦いが始まった、プーチンは石油を政治的に使う、日本とロシアは対立する、石油高がドル体制を終焉させる、日米関係はなぜ疎遠になったのか、自民党は三つの党に分裂している、永田町の時代は終わった、・・・・等々である。
日本には2015年三つの選択がある。以上のようにこれからの世界を予測して面白い。

2007年12月13日初版同25日二版 ダイヤモンド社 1400円+税 ISBN978-4-478-00319-0

シニアライフ大百科

2007-11-29 18:40:50 | 書籍紹介
 最初本屋で手に取ったときは団塊の人たちのこれからの生き方ナビかと思ったのだが、字も大きく高齢者の私でも読みやすく面白そうなので購入した。
 本の帯に「夢を追ってチャレンジしている人はいつまでも若々しい。やりたいことが決まったら思い切って一歩踏み出してみよう」とある。
 ○第1章 働く・・・やりがいある仕事探しと仕事づくり
 ○第2章 学ぶ・・・明日の自分へ、自己啓発のいろいろ
 ○第3章 遊ぶ・・・いつまでも好奇心を忘れない暮らし方
 ○第4章 健康に生きる・・・シニアの元気の源は毎日のヘルスケアから
   +
 ○資料編・・・シニアの必須の法律・経済の知識、年金の手続き等

 時代はどんどん進んでいくと言っても変わっていくように見える。どちらにしても高齢者のわれわれもこれに順応していかねばならぬ。カラーで絵解きしてある440頁のこの本は座右に置いてもよさそうだ。平成19年10月31日第1版発行、2008~09年版となっているからまだ新しい。総監修者は堀田 力氏(弁護士・さわやか福祉財団理事長)で他に8人の諸方面の専門の先生方がおられる。

ISBN978-4-87954-681-4 C0077  定価2300円+税 発行所 株式会社 法研





ザ・ニューリッチ

2007-11-09 10:03:47 | 書籍紹介
ニューリッチとはアメリカの新富裕層を云い総称して「リッチスタン」と呼ぶ。アメリカの資産100万ドル以上の世帯は1995~2004年で倍増し、900万世帯を突破した。実にアメリカの総世帯数の1%に迫る勢いである。この増加分の大部分を占めるのが、まだ若くて勤勉な金持ち達すなわちリッチスタンと呼ばれる人々である。彼らは一体どうゆう人たちなのか、いかにして巨万の富を得たのか、その富によって彼らの生活はどう変わったのか、彼らはいま何を考え行動しているのか、その実態をウオールトジャーナル記者ロバート・フランクが密着取材しアメリカで刊行大反響を呼んでいる。
ブッシュ大統領の政策も行き詰まり、来年の大統領選の行方も混沌としてきた。そんな折から、こんな若く勤勉な有閑階級が政治と経済を動かしはじめた。現在の超富裕者層とはつながりがないだけにこれからの選挙等にどんな影響があるか注目される。新しい社会現象としてとらえて読むと面白い。

訳者 飯岡美紀  刊行ダイヤモンド社 2000円+税 ISBN978-4-478-00119-6