ティーガーデン

大好きな紅茶を飲みながら、日々の生活で
咲いた花々(さまざまな素敵)をご紹介していきます。

秋深しお茶の時間  =重陽の節句=

2017年10月28日 13時56分13秒 | Tea・coffee・Juice

バイヤー様の、秋の和菓子と紅茶のご提案~、秋にまつわるお話とともに、とっても味わい深いものでした~

今から楽しめる秋の行事・・・、

重陽の節句(菊の節句)が旧暦の9月9日の新暦が10月28日(本日です)、

後の名月(栗名月、豆名月)が旧暦9月13日の新暦が11月1日。

 

重陽の節句・・・、日本においての、五節句として、重要な節句の中で、現在ほとんど知られていない「重陽の節句」と言うのがあるようです~

この節句について、よく知らないので、さらりとバイヤー様からお聞きしたけれど、ちょっと調べてみました~

平安時代あたりからあるもののようです。

陰陽の思想では、奇数と言うのは、陽の数らしいです。(現代も、祝い事には、奇数と言う感じですものね。)

9月9日と言うのは、陽の数の中でも、一番大きな数字で、それが、重なると言う事から、重陽・・・と言うようです。

初めの考え方は、陽の大きな数字が重なる事で、力が大きくなりすぎ、それが不吉の象徴とされ、邪気を払う意味の行事だったようです。

しかし、後の考え方は、大きな陽の数が重なる事は、吉祥であるとされ、祝い事の行事に転じたそうです。

 

邪気を払い、長寿を祝う行事と言う事となったようです。

 

菊の咲く時期と言う事で、菊がその象徴に使われたようで、菊を飾ったり、菊の花びらを浮かべたお酒・・・、菊花酒を飲んだりしたそうです。

又、前夜には、菊の花に綿をのせて、それに夜露を染み渡らせ、その露で、身体をぬぐう事で、特別な力がさずかり、長生きできると言う、長寿の願い方があったようです。

 

今も、菊の花を沢山栽培なされているところ等では、菊の花の上に綿をのせて、長寿を祝っているのか、そのような場面が見られる場所もあるようです。

 

それにちなんだ和菓子があるようで、さまざまな和菓子屋さんで、お目にかかれるようです。

”着せ綿”と言う主菓子。

 

イベントでは”着せ綿”の画像は資料で頂きました。京都は末富さんの、”着せ綿”を教えていただきました~。

いつか必ず食してみたいです~。

 

今回は、重陽の節句のお話とともに、茶色の羊羹・・・、京都は亀廣永さんの、”したたり”と言うお菓子をいただきました~。

祇園祭で、菊水鉾と言うのがあり、菊水鉾のお茶会で、この”したたり”と言う羊羹がお出しされるとの事。

「菊の露(←したたり)を飲んで700歳の長寿に恵まれた」と言う、中国の故事『菊慈童』に因んで命名されたお菓子のようです~

 

 

お話が長くなっちゃったので、重陽の節句のお話で終わっておきます~(笑)

 

そして、これ大事~。

したたりに合わせた紅茶は、なんとアールグレイでした~。

思わず、あーるぐれい・・・と書きたくなりそうです~(笑)

 

アールグレイは、柑橘系のベルガモットの香りが着香されている紅茶です。

したたりは、黒糖を使ったお菓子ですが、実は、黒糖と柑橘系は、とっても相性が良いとの事・・・、

頂いてみましたが・・・、まさに絶妙のマッチングでした~、新発見させていただきました~

 

コメント (4)
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