今年映画館で見た6本の映画。 どの映画もがっかりすることなく、GOODなチョイス。
お奨め度を★マークと、余計な一言を添えてご紹介。
1)「96時間リベンジ」 ★★★★
前作のハイスピード感は若干薄れましたが、シリーズ2作目としては合格点
拉致されている最中に集中して、冷静でいられるか。私にはとても無理。
2)「東京家族」 ★★★★ (Mさんから頂いた試写会ハガキにて)
幼い頃、「東京物語」を見ても退屈なだけだった。でも世界が認める名作。
「東京家族」は泣けた。これはただ老いのせいか、はたまた我が成長のせいか。
3)「レ・ミゼラブル」 ★★★★★
戦争とミュージカルが映画の醍醐味と云われるが、この超大作を見ればその意味がわかるはず。
他の候補作をまだ観ていないがアカデミー賞、確実かな。
4)「ストロベリーナイト」 ★★★★
大好きな大沢在昌氏の新宿鮫シリーズを彷彿させる<熱さ>が充満。
姫川の『殺して!』この一言は胸を焦がした。周囲の脇役陣が成功の鍵。
5)「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」 ★★★
3Dで見たのは「アバター」以来。やはり、3Dはもういいかなって感じ。ドラマ性が乏しく、メッセージが届いて来ない。
実際に観に行ったことはないが、グランドキャニオンを観てきた感じ。
6)「アウトロー」 ★★★★
海兵隊と陸軍、軍人の質の差を、大好きな俳優ロバート・デュヴァルが遠巻きに教えてくれた。
「ノーハイテク+推理+格闘技+元軍人」→米国中高年層、新たなファンの掘り起こし?
「映画やTVドラマを観ながら登場人物の人間性を想像するのが好き」と語ったの三谷幸喜氏。
私もこの言葉に共感する。登場人物だけでなく、監督や製作者の人生に対する堅固なスタンスや信念を感じさせてくれる作品が好きだ。
それは胸の奥できっと自らと比較し、自分に足りないもの、欲しいものを身体の何処かで探しているのかもしれない。
三谷氏の想いも、実は私と同じだったりして。でもスターに真逆の役を演じさせ、観客を戸惑わせ笑いでカモフラージュしているが……