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日本の科学技術と経済社会の課題は?〜蛙 🐸の私見

2023年03月09日 01時14分00秒 | Weblog

日本の科学技術と経済社会の課題は?蛙 🐸の呟き

*半導体産業の衰退とH3 ロケット初号機の打ち上げ失敗に思う(3/73/8)



(  早春の青空 3/2  河川敷にて  )

3月も半ばを過ぎて

今日(3/7)も散歩日和で

見上げれば青空が広がり

公園や庭では 春の花が

競い合うように咲き出している

先ほど(3/7 午前)AbemaTV

延期になっていたH 3 ロケットの

打ち上げ実況放送を見ていたが

結局 打ち上げ失敗に終わって

とても残念な気持ちになったし

暗澹たる気持ちにもなった

先日の発射中止の時は

そのショックで

涙ぐむスタッフもいて

その無念さが伝わってきた

そして 延期した今回は

綿密な点検などを行い

満を持してロケット発射の成功を

願い祈って発射したことと思うが

早春の青空は 

黄砂や飛散する花粉に

視界が遮られるように

H3 ロケット初号機は

目に見えない何かに

宇宙空間への到達を

阻まれてしまった

先日のロケット噴射のトラブル後

JAXAなどで開発に関わる人達が

綿密に調査や改善をした上で

今日のH3ロケット発射に

満を持して臨んだと思うけれど‥

私は まず最初の点火と噴射が

無事に行われ その後の軌道に

うまく乗るまでは 

安心できないなと内心思っていた

その後のラジオの臨時ニュースで

ロケット発射の失敗を知り

事態の暗転に驚き  一抹の不安が 

図らずも的中したことに

悔しい思いが募ってきた

振り返れば

中止から再開までの期間が

短かったように思うし

コストカット(ダウン)のために

市販の部品などを使った?ことなど

無理をしているなあと感じてもいた

ここ二、三十年の日本経済や

日本の科学技術の低迷(凋落)を

見聞きするごとに

かつての日本経済や科学技術の

隆盛期を知る私らシニア世代は

科学技術の現状に落胆と杞憂を

覚える

私らの子や孫の世代は

どんな社会の中で

どんな暮らしを送ることになるのか

とても気になり 心配でもある

といって 現状や実態から

かつての我らの功績を誇り

今の若い世代を叱咤激励するのは

ちょっと違うのではないかと思う

現在の衰退を招き  

未来への希望の芽を摘んできたのは 他ならる我らシニア世代なのでは

ないのかと  今振り返って 私は 

そう思うようになった

高度成長期までの私らは

世界や日本のいろんな条件と、

私らの懸命な働きと それに

多くの人たちの数々の努力によって

待てる力以上の好結果・好成績を

得て来たのではなかろうか

しかし 我らは

いっときの好結果や成績、実績に

あぐらをかいて その後の

技術や仕組みのアップデートや

次の時代への的確なバトンパスを

怠ってきたのではないか?

人は 飢餓や欲望が満たされると

それに安堵と満足をしてしまい

その後の努力を怠りがちにもなる

半導体産業にまつわることでは

トップを守ることやアップデート、 イノベーションを行うこと、そして

政府や自治体の後押しのあり方が

いかに難しいかがよくわかる

企業や産業界の自立をどうするか、

採算性と更新性を追求する手立てを

どうするかを考えねばならない

技術者、特に現場のエンジニアや

博士号取得者等を大事にしないこと

予算の掛け方の違い(低額過ぎる)

能力や資格、実績に応じた対価を

払わない渋い経営陣や機関の対応

女性の働きにくさ、多様性への不寛容

急速な少子高齢化による活力の低下

何でも安く安くと言い募り

労働の正当な対価やモノのコストを

払おうとしない多くの国民の態度

金をかけ 時間をかけて

辛抱強く人やプロジェクトを育てない会社や社会組織の風土

IT化やデジタル化の大幅な立ち遅れ

ベンチャー企業やチャレンジャーを

認めず支援せず投資しない社会など

経済や科学技術の凋落の原因は

あげたらキリがない

日本のロケットは 開発費用が

他国よりかなり高いという

長く低賃金で我慢強く働いてきたのに

コストがそんなに高くなるのは何故?

日本のメディアには 

その理由を分析してほしいし

「失敗かどうか」を詮索するよりも

日本の国産ロケット製造成功への

参考になることを提言してほしい

ps 2023.3.7 草稿 3.8 追記

現在は まだネットなどで

日本の科学技術の流失や漏洩を

恐れ憤ることもさりながら

現状を知る今では

先端技術の枯渇さえも危惧する

どんな社会にしたいのか

どんな手立てを使って

社会を変えていきたいのか

将来はどんな暮らしがしたいのか

ともすれば 自信を失くしそうで

夢や希望を見失いそうな私たち‥

でも 山があれば 谷もある

失敗を恐れず 不成功を糧にして

歯を食いしばり 前に進むしかない

絶頂期を迎えていた日本の半導体メーカーが犯した最大のミスとは

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