ベトナム海上警察の巡視船が横浜初入港
海保と連携訓練
12/3(火) カナロコ
初入港したベトナム巡視船=横浜港
ベトナム海上警察の巡視船が2日、横浜港に初入港した。
同国の巡視船が日本に来航するのは初めて。海上保安庁
と合同で連携訓練を行うために横浜海上防災基地(横浜
市中区)に着岸した。
全長約90メートルの巡視船「CSB8002」(3091
トン)は44人が乗り組み、11月24日にベトナムを
出港したという。
この日は入港歓迎式典が行われ、第3管区海上保安本部
(横浜)の高木正人総務部長が「今回の寄港と連携訓練
が日越両機関の一層の連携強化に寄与し、両国の友好親
善に貢献することを希望する」と歓迎。ベトナム側を代表
してチャン・スアン・ルオン大佐は「連携訓練を通して互
いの優れた技術を共有することで、さらなる能力向上を図
りたい」とあいさつした。海上保安庁音楽隊の演奏や花束
贈呈などが行われた。
海上保安庁とベトナム海上警察は15年に両機関が署名
した協力覚書に基づき、インド・太平洋地域での治安の
維持と安全の確保に連携して取り組むとしている。
相鉄が「1日乗車証」を無料配布へ
相鉄全線乗り降り自由
12/3(火) カナロコ
「1日乗車証」イメージ
相鉄ホールディングス(横浜市西区)は7日、「1日乗
車証」を限定1万枚無料配布する。相鉄線内を自由に乗
り降りでき、券面には相鉄・JR直通線用車両「12000系」
が描かれている。
7日から1月31日の期間内で1日限り有効。午前9時半
より「相鉄ジョイナス地下1階ホテル前広場」と「二俣川
駅改札前広場」で各5千枚限定配布する。交通系ICカード、
相鉄線定期券、ジョイナスポイントカードのいずれかの
提示が必要。
問い合わせは、相鉄お客様センター
電話045(319)2111。
冬のボーナスは市長339万円、
職員平均88万円 川崎市
12/3(火) カナロコ
川崎市は3日、市職員の冬の期末・勤勉手当(ボーナス)
を10日に支給すると発表した。支給率は昨年比0・
05カ月減の2・275カ月で、平均支給額(平均42・
0歳)は88万1936円(税込み)。支給総額は
約157億6千万円。
市長、副市長などの特別職、議員の期末手当の支給率
は1・725カ月分で、支給日は同日。
市長らの支給額は次の通り。
▽市長=339万8940円▽副市長=269万828円
▽議長=257万6288円▽副議長=230万1150円
▽議員=207万6038円
浮世絵の名品ずらり 川崎にギャラリー、3日開館
12/3(火) カナロコ
斎藤文夫さんの貴重な肉筆画のコレクションなどが
展示された会場=川崎浮世絵ギャラリーの特別会場
川崎市が整備を進めてきた「川崎浮世絵ギャラリー
斎藤文夫コレクション」が3日、JR川崎駅北口直結
の「川崎駅前タワー・リバークビル」(川崎区)にオー
プンする。3年前に閉館した「川崎・砂子の里資料館」
が所有する貴重な浮世絵コレクションを活用した専用
ギャラリーで、開館記念展では、コレクションの中か
ら選び抜いた肉筆画(原画)などの名品を展示する。
市民ミュージアム所蔵品の水没を陳謝 川崎市長
2日の内覧会・オープニングセレモニーで、元参院
議員の斎藤文夫さんは「50年余り集めてきたコレク
ション。川崎の新名所として、日本の宝である浮世絵
を世界の人々に見てもらいたい」とあいさつ。福田
紀彦市長は「多くの子どもたちに自国の素晴らしい
文化に触れてもらいたい」と話した。
開館記念展では、常設会場に加えて隣接するスペース
も特設会場として使用し、喜多川歌麿や菱川師宣など
の計約150点を紹介。特設会場には約90点の貴重
な肉筆画をガラスケースなどを用いずにずらりと並べ
ており、セレモニー来場者は希少な美人画などを丹念
に鑑賞した。
特設会場は8日まで。常設会場は前期(26日まで)
と後期(来年1月7~26日)に分け、斎藤さんのコレ
クションの中から名品中の名品を選び、17世紀後期の
墨摺絵(すみずりえ)から、錦絵と呼ばれる多色刷りの
技法が確立する18世紀後期までの変遷が分かる作品を
展示する。
斎藤さんは2001年から、自宅を改装して私立美術館
として「川崎・砂子の里資料館」を運営。所蔵する作品
は約4千点に及ぶ。肉筆画も約100点と充実しており、
「東海道五十三次」などの続き物も全作品がそろった
希少性の高いものが多い。市は17年に同館から作品の
有効利用を打診され、地域の魅力向上策として駅近くの
ビルでのギャラリー設置を決めた。