高1・高2の学習で、国立大学2次レベルの実力があるはずですから、
実力を維持することが高3の目標です。
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【長文読解】
長文の数をこなして、「英文慣れ」をするのと同時に、
「論理的文章」の数をこなします。
大学入学後には、英語で書かれた教科書や論文を読まなくてはいけません。
難関国立大学では、その能力を見るために、
「論理的な」英語長文の読解を出題するのです。
もはや全文訳は必要ありません。
週末に2~3時間で4題の長文問題を解き、解説を読みます。
(もちろん模試の問題も対象になります。)
平日の「すきま時間」を利用して、徹底的に復習します。
受験までに200~300の長文を読むことになり、
私立中高一貫校にも引けをとりません。
灘高・キムタツ先生の薦める長文学習ノート(A4版大学ノート)
・左ページに英文のコピーをはる。(できるだけ左によせて)
・左ページの右の余白に、未知の単語・熟語を書き込む。
・左ページ一番下は、音読した回数を正の字で書いていく。
(音読20回が目安)
・右ページ上半分は設問と答案。答案はあとで添削できるように1行おきに。
・右ページ下半分には、難しいと思ったことの解説を書き込む。
・右ページ下半分には全訳のコピーも縮小して貼る。
1つの長文が見開き1ページになります。
常に持ち歩いて、ノートをみて復習できるようにしておく。
よねは、浪人時代の4月~7月までの、予備校の「英語長文」
7回分の講義を、講師が口述する解説の1語1句まで、
全部書き取りました。
そのノートを翌日から1日1回、20回以上復習しました。
記述模試の英語の偏差値が河合記述で
高3・12月が42.5でしたが、浪人・9月で69.5です。
(今の偏差値なら75を超える)
とにかく復習は大事です。
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【単語・熟語】
長文読解に出てきた単語・熟語を手帳サイズのノートに
手作り「単語・熟語」帳を作り、持ち歩きます。
単語の教材ではなかなか覚えられませんが、
長文読解に出てきたものなら、覚えやすいものです。
知識に関連付けがあるからです。
センターが終わってから、旺文社「ターゲット」などで覚えていないものを
覚えます。その数は案外少ないはずです。
それまでの長文学習で、あらかた網羅されているからです。
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【英作文】
学校の先生に添削してもらうのがいいでしょう。
「英作文基本300選」の飯田先生は、警告しています。
(引用開始)
英作文が伸びないのは、テキストに掲載されている模範例文を
覚えたり、足りない知識を辞書で補ったりするインプットを怠って、
現状の乏しい知識に基づいて自己流の誤ったアウトプットを
漫然と繰り返しているからに異ならない。
(引用終了)
と、いうわけで
例文暗記の数を増やしていきます。
模試や長文読解の下線部訳や英作文で、出てきた英文は
どんどん覚えましょう。
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【センター対策】
9月の模試を仮想センターに見立て、1回、完成させます。
英語のできる人によると、一回、190点/200点満点を
取ると、以後はコンスタントに取れるそうです。
また、リスニング対策もします。
今まで、CD付き教材を使ってきたはずですから、
「センター試験リスニングの法則」(アルク)で完成させます。