六十の手習い

　今日もばっちしの講義が、午後4時近くまでありました。聞いて書きながら覚える。脳細胞が意識とは反対に暴走します。

　PCの研修の時もそうでしたが、ついていくのに精一杯で、覚える端から忘れていってます。繰り返しというか、自分で失敗しながらやってみて、習得できたPCとは違い、仕事に必要べからざることがこれほど覚えられないとは・・・。

　理解度の難しさにたじたじです。帰宅してのレポートに何をどのようにまとめたらいいか、頭を傾げるばかり。職場は至れり尽くせりの雰囲気でして、これに自分が入れるかの不安だらけ。

　古人が六十の手習いとは、よく言ったものと感心することしきりです。意地というのが少なくなってるんですねえ。客観的に見て、自分でもあきれるばかり。

　でもまあ、慌てないで、帆を張って、舵を取り、行先に向かうことにしましょう。

　就寝前の読書は、文庫が軽くていいので、好きな作家で読んでいます。それも繰り返し読み、あきないのがいいですね。宮部みゆき、宮城谷昌光、田辺聖子、松本清張、星新一、光瀬龍、筒井康隆、平岩弓枝。

　いまはもっぱら『御宿かわせみ』シリーズを読み返しています。そろそろ宇宙も気になるし。というより、大気が澄んでき始めると、気もそぞろで空を見上げます。

　今年は、しし座流星群がどうかな？来月は、ふたご座流星群があるしで、○○となんとかの例えのように、高い山が目につくんですねぇ。

　普段は出不精なのが、この時は、弁当、珈琲、お茶、毛布、懐炉、防寒具という出で立ちで朝まで観ています。きれいなんだなあぁ・・・。ただぼんやりと流れていく様を眺めているだけですが、これがたまらない。

　記録を録ったりしないでもないのですが、ぼうっとできるのが醍醐味です。むろん独りで出掛けます。こういうのに誘ったひには、もう観ることから激しくずれてしまいますからね。こりごりですわ。

　ドイツスズランです。玄関の左手、台所の窓の下にあります。
　日本鈴蘭は、消えてしまいますが、こちらは丈夫です。
　半日陰の場所もよかったのかもしれません。