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枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

枇杷の収穫を

2019年06月13日 | Weblog

 天気である。佐藤さとるさんにお贈りする予定で、木から捥いでいくが、余りにたくさんの実に、途中で断念して箱に詰める。時間指定があるため、間に合わなくなる。ぎりぎりの時間で、宅配所に持ち込む。箱が潰れないように、表示をしてもらう。安堵しつつ帰り道、図書館に寄って返却と貸出し。

 帰宅して、暫くすると友人が到着。枇杷が甘くて美味しいのは、友人が糠をくれるからで、お礼を言いつつ実を渡す。絶賛・好評である。今年も糠を頼んで置く。塩の加減もよかったらしい。サンタ枇杷葉が気になり、袋を開けてみると、色付きも好く、収穫となる。中には青いのもあり、元のように。

 すばるが、枇杷の匂いを嗅いでいる。食べるのかと思ったが、横を向いてしまう。トスカが届いた。字幕があるので、よく分かる。フィガロの結婚も買おう。ケルビーノの歌う、恋とはどんなものかしら、繊細でありながら、初恋への戸惑いや想いが籠められ、未知への不安も覗く。ロタの初々しい歌声響。

 水野英子さんの描く白いトロイカで、その場面から歌声が聴こえてきたのは、わたくし独りであろうか。歌劇に填まったのは、きっとあの時だったのかも。中学生の頃は多感で、SFにも昂じて読み耽り、NHKの少年ドラマシリーズでは、日本の作家連にも通じてしまった。光瀬龍師との出遭いも、衝撃的。

 読書を愉しんでこれたことは、自分の人間性を豊かにしてくれ、物事がスムーズにいかなくても、或いはまた路も開けることも知った。同時に、心を許せる方々とも出遭い、人生が彩どりを加え、輝きを増して来たことは否めない。そうして、人は命を終えて逝くことにも気づいた。その時まで使命を全う。

 枇杷葉には、医者要らずとの別名があるが、根気よく続けることも大切である。きっかけは何であれ、信念と言うか、援けてもらえることに感謝しての、精進でもあろう。自然に祈れば通じるのも、ひたむきさや意志の強さも必要で、誰が何と云おうと曲げない。裏返せば強情でもあるのだが、森羅万象。

 苞があちこちにあって、それを根気よく探していくのもうれしい。今年は、生り年の豊作。

 

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