悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

紫式部集117 かがり火が

2006-09-17 01:00:00 | 紫式部集

2006-0917-yms117
かがり火が池の底まで照らすから
辛いわが身を隠せないわね   悠山人

○紫式部集、詠む。
○詞書に「おほやけごとに言ひまぎらわすを、大納言の君」。表向きの賀歌を詠んではみたものの、大納言の君(例によって、平安貴族の姻戚関係は複雑だが、簡単に言うと、道長の姪)は、そのことにはあまり関心がなく、ご自身の映り具合が気になる様子。(平王クも参照して) 平王ク歌番号068。

¶まばゆき(目映ゆき)までの=「眩しいまでに明るい」。それに引きかえわが身は、と含意する。

□紫117:すめるいけの そこまでてらす かがりびに
      まばゆきまでも うきわがみかな      
□悠117:かがりびが いけのそこまで てらすから
      つらいわがみを かくせないわね



最新の画像もっと見る