2006-1011-yms126
暮れの風心を寒く吹きぬけて
渡り少ない歳になったわ 悠山人
○紫式部集、詠む。
○詞書は非常に長いが、ここでは略。依拠本には、ひらかな読みがないから、「音」のようなときには、必ず辞書を引く。平王ク日記歌02。
¶わがよふけゆく=「夜が更ける」「私が年取っていく」。「よ」は、「世」(平王ク表記)と「夜」。
¶音=<「音(ね)」が楽器の音、虫・鳥などの鳴き声など、心に訴えてくる音声を、「声(こゑ)」が人や動物の発する音声などをさすのに対して、「おと」は、比較的大きい音、また広く音響一般をさす。>(旺文版「古語辞典」)
□紫126:としくれて わがよふけゆく かぜのおとに
こころのうちの すさまじきかな
□悠126:くれのかぜ こころをさむく ふきぬけて
わたりすくない としになったわ
暮れの風心を寒く吹きぬけて
渡り少ない歳になったわ 悠山人
○紫式部集、詠む。
○詞書は非常に長いが、ここでは略。依拠本には、ひらかな読みがないから、「音」のようなときには、必ず辞書を引く。平王ク日記歌02。
¶わがよふけゆく=「夜が更ける」「私が年取っていく」。「よ」は、「世」(平王ク表記)と「夜」。
¶音=<「音(ね)」が楽器の音、虫・鳥などの鳴き声など、心に訴えてくる音声を、「声(こゑ)」が人や動物の発する音声などをさすのに対して、「おと」は、比較的大きい音、また広く音響一般をさす。>(旺文版「古語辞典」)
□紫126:としくれて わがよふけゆく かぜのおとに
こころのうちの すさまじきかな
□悠126:くれのかぜ こころをさむく ふきぬけて
わたりすくない としになったわ