137 清らかな心を 2006-01-02 06:30:00 | 新古今集 都を追われても、自分の清廉潔白に恥じるところは、微塵もない、という強烈な意識は、軽佻浮薄役人の横行する現代を撃つ。現代詠の「沈める」主語は曖昧にした。 ひらかなy137:きよらかな こころをうみに しずめても つきはかならず てらしてくれる ひらかなs1697:うみならず たたへるみづの そこまでに きよきこころは つきぞてらさん【略注】○海ならず=海よりももっと(深く水をたたえる場所の底)。海をいくら 深く想像しても、とても足りない深い水底。 ○菅原道真=悠 046(08月20日条)既出。 #芸術 « 136 大空に茜色 | トップ | 138 ここかしこ定職も »