悠山人の新古今

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138 ここかしこ定職も

2006-01-03 05:40:00 | 新古今集

 本集では「題知らず」だが、家集で「くら人にかはりて」とあるというから、蔵人(宮内庁役人)の代理歌か。とすると、さらに想定歌となって、ややこしい。現代詠はすっきりさせてみた。
 ひらかなy138:ここかしこ ていしょくもなく ひがすぎる
          かぜのふくまま きのむくままに
 ひらかなs1703:さすらふる みはさだめたる かたもなし
          うきたるふねの なみにまかせて
【略注】○定めたる方=とくに決めた方向、仕事、将来。
    ○大江匡房(まさふさ)=集では前中納言(さきのちゅうなごん)の肩書き。成衡の子。
    「幼少より神童のほまれ高く、一世の碩学(せきがく)として盛名をはせ、異例の昇進
    をとげた。」(小学版) 14首。



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