悠山人の新古今

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短歌写真1272 風そよぎ

2013-07-21 03:00:00 | 短歌写真

2013-0721-yts1272
短歌写真1272 風そよぎ
 
風そよぎ雲おだやかに流るるに
十あまり三つの夜の月かな  悠山人
 
○短歌写真、詠む。
そろそろ姿を見せるころかな、と南東の空を見上げる。肉眼ではほとんど満月(望)の感。雲はまだら、十三夜月。暦の満月は23日。参院選の日。、

¶十(と)あまり三(み)つの夜(よる)=「十三夜」。
短写1272  かぜそよぎ くもおだやかに ながるるに
           とあまりみつの よるのつきかな
【写真】きのう、自宅。撮影は 2013年07月20日(土)1830JST。月齢 12。月出1621、月入2539(東京)。色調は1回だけ自動補正。
memo-WSM:(Gy) 「SIMPLE LIES」。2005、米、1時間半弱。日語題「ザ・カオス」、字幕も。アメリカ、若者のメヒコ旅。主人公が親友と恋人とを連れて、軽い気持ちでヤクを仕入れに行く。国境は待つ車もなく(帰りは大渋滞)ルンルン気分。2グランド(2千ドル)で買い入れたはいいけれど、そこから悲劇が始まる。・・・いわゆるクライム・サスペンス。こういう若者像に、しばし考えさせられた。
memo-日本語の将来: 英米語に一応の標準的言語(文章表現・会話表現)があるように、日本語にも一応の言語標準がある。「雨」「飴」は、仮名表記は同じでも、発音言語(抑揚)としては別である、はずだが・・・。「熊」「馬」も、「橋」「箸」も、在京TV・ラジオ局のアナウンサーでさえも、抑揚を気にしないらしい。総じて、現代の日本人の言語感覚は、かなり緩んでいる。日本語があるのに、何かとカタカナ表現や、「ら」ぬきや、略語に走りたがる傾向にある。ましてや、文語?万葉?古今集?などという意識は、私にはさびしい感じがする。数十万、数百万の句・歌愛好者のブログで、同好者を見つけ出すのは難しい。浅川哲也著「日本語の歴史」(東京書籍)読後寸感。ただし、私は「国語」「邦語」ではなく、「日本語」の立場である。(追記)先日は NHK に対して、なるべく日本語の使用を、との提訴があったり、きょうの昼前の NHK-TV では「おくぎ?おうぎ?」「あくめい?あくみょう?」などと、ひとしきり論じていたりした。