百歳に向かってもう一度世界一周

百歳に向かってもう一度「歩いて世界一周」に挑戦したい。日中友好董存瑞育英基金を充実したい。富士登拝・・・

中国から贈られた書⑮

2008-11-26 18:15:38 | Weblog

  11月26日  (水) 
                            平成17年1月1日より 1,426日目
                                         歩いた歩数       その距離
                            本日          15,694歩         10,986m
                            総計   19,954,515歩  13,968,161m
   北京より西安・蘭州・西寧・酒泉・嘉峪関・敦煌・ウルムチ・コルラ・クチャを経て阿克蘇(アクス)に向かう。後20,990m

      

  河北省の隆化県の招待所で李白の詩を見た。そして「故人西のかた黄鶴楼を辞し、烟花三月楊州に下る。弧帆の遠影碧空に尽く。唯見る、長江の天際を流るるを」と読むと県長は「どうしてこの詩を知ってるのですか?」と尋ねたので、「李白の有名な詩で、老朋友の孟浩然が楊州に行くとき、黄鶴楼で別れたときの情景を詠んだ詩ですから、日本の多くの人は知ってますヨ。素晴しい友情に感動してますヨ」というとしっかりと手を握ってくれた。

  私はこの時、J・S・V(ジャパンシルバーボランティアズ)で承徳地区を回っていたので、移動のとき、県長が土地の書道家にこの詩を書かせて土産にくれたものだ。

 日本長野県とついているのは私が日中友好協会の役員であることを知っていたのでつけたのだろうと思う。花甲協会の花甲とは60歳を意味する言葉でシルバーボランティアズを指すということを後で知った。

               

  黄鶴楼へは重慶からの船下りで武漢で降りて寄って来た。昔、長江の辺の酒屋に一人の老人がやってきて酒を乞うた。主人は乞われるままに毎日のように大杯で酒を飲ませたが、老人は酒代が溜まったが金が無いと言い、お礼に店の壁に黄色い鶴を描いて立ち去った。ところが酒飲みの客が歌を歌うとその鶴が踊りだす、これが評判となって大繁盛、主人は百万長者になった。ある日、ひょこり例の老人がやってきて笛を吹いて黄鶴の背に乗って飛び去ったと言う。主人はその老人を仙人として崇め楼閣を建て〔黄鶴楼〕と名付けたと言い伝えられている。

 


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