9月4日 (土)
平成17年1月1日より 2,105日目
歩いた歩数 その距離
本日 16,234歩 11,364m
総計 29,138,019歩 20,396,613m
パキスタン・アフガニスタン・イランからトルコ、イスタンプールに向かう。後911,946m
今朝はやくパパとママは友達の東京のお寺さんの招きで上京したので留守は私たちだけ。妻に「たまに外食しよう」と誘った。暫くして「回転寿司hに行きたい」と言った。これには驚いた。私は「ウナギを食べたい」とか「ママが行ったという”八十八夜”へでも・・・」と言うだろうと自分でも期待していたので少々がっかりした。
「たまには中華でも食べに行きたい」などと小さな要求をすることがあったが、あまり取り上げたことがないので、こんなミミッチイ期待しか持てなくなってしまったのかと少々反省もしたが、「そうしよう」と納得するように賛成した。
座敷に上がって胡坐をかいて生ビールでも飲んで酒の肴をつつきなながらゆっくりしようと思っていたのが回転寿司になってしまったので、晩酌の一杯は家でやることにした。飲むほどに淡い楽しみも消えてゆくのを感じた。
回転寿司に着いて驚いたことは駐車場が満車の状態で、広い店内も空席がなく順番を待つお客が長椅子に座って居て、後から来る客は諦めて引き返す人もいる有様。千客万来、大繁盛といった景気の良さ。
受付で名前を書き順番を待った。やがてアナウンスがあって席に着くことが出来た。暫く来たことがないので戸惑ってしまった。先ず”お茶を”と思ったが湯呑がない。妻が棚の上にあるよと探して呉れた。お茶が出るものと湯呑を差し出すと白湯が出た。お茶の葉は缶に入ったままだ。小皿があったので醤油を注いで、回ってくる寿司を物色していると、目の上を特急列車に寿司が乗ってやってきて隣の席の客の前に停まった。隣の客は若い男女でそれを食べ始めた。私は回転寿司は回って来るものの中から自分で選んで食べるものとばかり思っていたので、これにはびっくりした。特別注文した風もないが、次々と特急列車が美味そうな寿司を運んでくる。ちらちらと様子を見ていると、ただの看板かと思っていたが、食べたい寿司を指で押すと特急列車に乗ってその寿司がやって来るのがやっと判った。
やっとそのシステムは判ったが、私はもう腹いっぱいでこのシステムでの注文をする元気は出なかった。隣の男女は流れてくる皿には目もくれずに、それでも私の皿よりも倍も積み上げるほど平らげていた。まさにベテランだ。
土曜。日曜は一皿百五円だが平日は九十円と書いたものがやたらと貼ってあったが、九十円でも儲かるように、前に来た時よりも握りは小さく具は薄い感じがした。さすが妻もマグロの薄さを指さして笑っていた。たまの外食で、おなかは一杯になったが、貧しさが湧いてきて遣る瀬無い気分の夕食となってしまった。