3月2日 (金) 平成17年1月1日より 2,627日目
歩いた歩数 その距離
本日 14,962歩 10,473m
総計 36,605,053歩 25,623,537m
イタリヤ・オーストリヤ・ドイツハノーバーを経てデュッセルドルフに向かう、後 219,613m
朝のウォーキングで昔の教え子T子さん宅を訪ねた。この間スーパーの前で出会い、住まいを聞いて「是非寄って」と言われ「キット行くヨ」と約束したので、顔を出したのだ。
「ウォーキングの途中だから帰りに寄る」と言ったがどうしてもと乞われて寄ってしまった。立派な家を褒めると、息子が建てたと一頻り設計から新築の話。終わって同級生の名前を挙げてその消息を立て板に水、積もり積もった思いをありったけぶちまけられた。お互いに昔を偲んで語り合ったが、忘却の彼方、思い出せないものも有った。
話が一段落した所で、私はアイホーンを取り出して「玉音放送」と言った。昭和天皇の終戦の詔勅が流れた。彼女は感動して聞いてくれた。終って、「石松の三十石船」と言った。広沢虎造の浪花節が出た。「懐かしい!」と彼女が言った。”飲みねぇ!食いねぇ!寿司食いねぇ!神田の生まれだってねぇ!そうだってねぇ!・・・」彼女が驚いているのを見て、私は「俵星玄蕃」と言ったら今度は三波春夫の歌謡浪曲が始まった。
小さなアイホーンから次から次から私が声を出したものが出てきたので彼女は不思議に思って「何がどの位入っているの」と質問するので、「入っているわけじゃないが言えば何でも出るんだョ」と答えた。
彼女は「何処に売ってるの?」「ダイソウの隣のAUで買えるよ」と答えると、半紙に書きだした。「いくら?」「五万七千六百円」「私も買って来よう!」と乗り気になったので私は慌ててしまった。アイホーンを買ってきて呼びかけても直ぐ命令通りに出る訳がない。効き過ぎたようだ。買ってきて、言った言葉に反応しなかったらどうしよう?
私は困った。私も此処まで来るには多少苦労もした。買わずに暫く我慢してくれとやっと説得して、帰途に着いた。【過ぎたるは及ばざるが如し】と反省した。