多摩丘陵から四季便り

オリンパスのEM1に12-40mmF2.8を付けて撮っています。四季の折々の風景をお届けします。

週末に考えた事

2005-04-17 22:59:15 | Weblog
この所中国での半日デモが話題になっている。我々にはもう一つ中国での反日が理解出来ない。何故今頃反日なのか。私も以前香港に6年弱、その後数回北京に行った経験がある。以前は今回のような事は無かった。只日本製品が中国を凌駕がしている。国内の不景気(止める人は中国の都会部のほんの一握りの人達であろう)が原因して、日本への憧れと妬みが背景にあるのかと思っていた。しかも日本大使館に攻撃するとは理解できなかった。

しかし根底にあるのは中国の徹底したここ10数年来の愛国教育で反日をあおっているとの報道があった。テレビでやっていたが、デモで日本製品のボイコットをまくし立てていた人の家に行ってみると、そのほとんどが日本製品。日本製品のボイコットをしている人間が日本製品を使っていた。問題はその息子が完全に反日教育されているのだ。

従来中国は毛沢東とか周恩来とかカリスマの政治化が仕切っているときは良かったがそれ以降は天安門事件などで国民を共産党に結び付けておくため強烈な反日教育をしているらしい。それに加え小泉さんの靖国に参り、常任理事国入りなどが原因のようである。中国のやっている事は理不尽で日本国民として慙愧に耐えないが、以前は中国も日中国交を開いた田中角栄をして『水を飲む人は井戸を掘った人を忘れない』と尊敬して称えた。

どうも現在の日本の政界はアメリカ一辺倒でアジアに目を向けるのをおろそかにしているのかも知れない。アメリカは日本から金を出さすばかりで、何一つ日本を助けてくれないようだ。やはりアジアの中で日本はどうあるべきか、中国、韓国とは仲良くやる必要があるのではないか。柄にも無く真面目な事を週末に考えました。