ONE FINE DAY

「昨日のことは忘れてほしい」
「もう遅い。日記に書いた」

Mr.&Mrs.スミス

2005-12-14 | 映画
夫婦50割引1000円で見る。相棒と(笑)
昨日見た「SAYURI」が胸がむかむかするような不快感を残す映画だったので、こちらは文句なく楽しめた。夫婦そろって殺し屋で、それを隠して6年も暮らし、夫婦の仲もマンネリ化してきたところお互いの素性がバレバレになる状況に。壮大な夫婦げんか、いや殺し合いが幕を開ける。誰ですか、こんな話を思いつくのは?(笑)超ブラック!と思いきや、そこはほれ、ハリウッド製アメリカ映画、落ち着くところへ落ち着くわけです。ともかくブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリーがはまりにはまって演じてるのでそれを見てるだけでも楽しめます。こんなコンビを演っちゃったら、実生活でもカップルになるしかないでしょというのもうなづける相性抜群ぶりです。まずは二人で情け容赦ない壮絶な戦いを繰り広げるんだけど、これがもう長いこと夫婦をやってたふたりなら一度か二度は夢見た攻撃ぶり。いや実際にやったら困ります。けど妄想の中ではね、あのくらいやってやりたいと妻も夫も思ったことあるんじゃないかな(笑)ほら、愛憎表裏一体というでしょう?近親憎悪とも。冗談はともかくその情け容赦なさが私には痛快でした。せめて映画の中でくらいいいじゃん(笑)で。そのあとこれは実は二人同時に抹殺しようとする罠だったことが分かって、今度は二人が力を合わせて敵と戦うことになるんだけど、その戦いの最中に「実はおれお前に黙ってたことがまだある」とさらなる秘密を告白していく。これがもうおかしくておかしくて笑えた。思わず隣に座ってる相棒をひっぱたきそうになるくらい笑った。この映画では、ブラピ扮するジョン・スミス(この名前どうよ?)のほうがホンのすこ~し情にもろく、ジョリー姐さん(ジェーン・スミス)ははるかにしたたかで転んでもただでは起きないタイプ。告白ごっこでもジョリー姐さん最後の最後である秘密を告げるんだけど、あれがそんなに超弩級の秘密なのかどうか日本人の私たちには永遠にわからない謎なのかどうか、どうぞみなさん本編を見てのお楽しみに。

まず発想ありき。次に練りに練った、無駄な台詞は一切ないスクリプトができて、夢のキャスティングにも成功、音楽も抜群に効果的(!!)で、あ~胸がすかっとした。この映画を夫婦で見て、帰りの車の中で「ほんとに面白かったね!」と言い合う私たちのほうが、はるかにブラックなのかも・・・・(こわ!)




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1 コメント

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Unknown (コリコ)
2005-12-14 18:16:08
サユリを見たってだけでも驚いたけどスミス夫妻までカバーするとは流石! やはり夫婦で見たそうなどこやらの2人は「史上最悪」って評価らしいけど、私はone find dayの評価の方を信じます。でも見ないけど。キングコングも忘れないで!interpretationのコースに決定ってどういう意味?
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