アマプラにて観賞。
18世紀後半、フランスの孤島に住む貴族の女の見合い用の肖像画を描くために、
町から船に乗って女性の画家がやってくる。
始めはただの散歩相手として付き添うが、
次第に打ち解けて、肖像画を描かせるに至る。
この2人、言葉は少なく、ひたすら見つめ合う。
見つめあっていくうちに惹かれあい愛し合い関係を持つようになる。
(右が画家、左が貴族の娘)
もう今の時代、この映画をLGBT映画などと区別はしないだろう。
そう思えるくらいに自然に人間として惹かれ合う恋愛映画だった。
出来上がった肖像画もいい。
しかしそうはいっても当時2人の恋愛が許されるはずもなく。
絵が完成すれば別れるしかない。
別れた後、数年たってあるコンサートホールで画家が貴族の娘を見かける。
その時演奏されたのがヴィバルディ「四季」の夏で、
それは2人にとって思い出の曲だった。
それを聞く貴族の娘のアップを、画家と一緒に私たちはずっと見つめることになる。
その表情の豊かなこと。
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