ONE FINE DAY

「昨日のことは忘れてほしい」
「もう遅い。日記に書いた」

天才ヴァイオリニストと消えた旋律 The song of names

2021-12-22 | 映画

わ、二日続きでスクリーン。
昨日のティリオンより本当はこっちが見たかったのだが、時間が今日しか合わなかった。
クライブ・オーウェンです。
映画館で観れるなら、なんでも観ます(笑)

それがね、映画が始まっていくらたっても出てきません。
1時間は出てこなかったと思います。
出てきたと思ったら、こちらです。

ほぼ髭だらけのユダヤ人のおじさんです。
隣のティム・ロスが主役です。
このシーンのティム・ロスすごかったです。

クライブは天才ヴァイオリニストの役。
少年時代、初めてのコンサートで姿を消す青年時代。
それから35年経ってやっと見つけた消えたヴァイオリニストが髭面クライブというわけです。
でも、この作品は音楽映画ではありません。
クライブ・オーウェンがユダヤ人を演じているのですから、それでお分かりかと。
原題の「The song of names」は、かつて強制収容所で殺された人たちの名前を唱える歌のことです。
生き残った人たちが、死んでいった人たちの名前を歌(お経のような?)にして記憶したそうです。
その歌を全て歌うには五日間かかる。
圧倒的歴史的事実に打ちのめされます。

クライブ・オーウェンがヴァイオリンを弾く演技をするのを観れただけで満足・・・って本当か?
音楽を演奏する演技は本当に難しいと思いました。


少年時代の2人がとてもよかった。


監督のフランソワ・ジラールはかつてグールドの映画を撮ったことがあります。
「グレン・グールドをめぐる32章」
フランス系のカナダ人なのかな?
かなりのグールド好きなのは確かです。


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