これは面白かった。
63歳の夫が急死、葬儀の後に愛人の存在が発覚。遺された平凡な妻敏子59歳はどうする? 葬儀のために8年ぶりにアメリカから帰国した長男は、一度も会ったことのない妻子を連れていた。しかもいきなり「お母さん、同居したいんだけど」と言い出す。突然の喪失、騙されていたことの衝撃、息子の我がまま、娘の気まま。翻弄される敏子が変身していく。
わたしとは全然違うタイプ、全然違う立場の敏子なのに彼女の気持ちがよく分かる。桐野の筆が細部のリアリズムに凝っているからだ。「あるある」感の多さに納得。他人事とは思えない出来事の連続に一気に読んでしまった。お奨め。
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魂萌え! / 桐野夏生著. 毎日新聞社, 2005
63歳の夫が急死、葬儀の後に愛人の存在が発覚。遺された平凡な妻敏子59歳はどうする? 葬儀のために8年ぶりにアメリカから帰国した長男は、一度も会ったことのない妻子を連れていた。しかもいきなり「お母さん、同居したいんだけど」と言い出す。突然の喪失、騙されていたことの衝撃、息子の我がまま、娘の気まま。翻弄される敏子が変身していく。
わたしとは全然違うタイプ、全然違う立場の敏子なのに彼女の気持ちがよく分かる。桐野の筆が細部のリアリズムに凝っているからだ。「あるある」感の多さに納得。他人事とは思えない出来事の連続に一気に読んでしまった。お奨め。
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魂萌え! / 桐野夏生著. 毎日新聞社, 2005
関係ありませんが、ずーっと前にお勧め頂いた
「戦争で死ぬということ」を読みはじめております。
お元気ですか? 相変わらずたくさん聞こし召しているのでしょうか(^.^)
「戦争で死ぬこと」、よく覚えていてくださいました。ありがとうございます。最近読書のスピードがひどく落ちているのでなかなか読書日記がアップできません…