日々の出来事 11月8日 レントゲン
今日は、ヴィルヘルム・レントゲンがX線を発見した日です。(1895年 11月8日)
ヴィルヘルム・レントゲンは、真空管に高電圧をかけて実験をしているときに、蛍光紙が光ることに気付きました。
そして、真空管と蛍光紙の間に本を置いても透過して、やはり蛍光紙が光ったので、この光に“正体不明”と言う意味で“X線”と名前を付けました。
後に、X線は波長が非常に短い電磁波であるため、人体を通り抜けることが出来、同時に体の部位によって通り抜け方に差があるため、体の中を調べることに利用されることになります。
そして、1901年、ヴィルヘルム・レントゲンは、この功績により第1回ノーベル物理学賞を受賞しました。
ヴィルヘルム・レントゲンが、この発表をしたとき、“なんでも透けて見える”と言う表現が、“覗きに使われる”と世間に大騒ぎを引き起こします。
ロンドンでは、“X線でも透けない”と言う謳い文句で、X線防止下着が販売されました。
さらに、アメリカのニュージャージー州では、X線利用のオペラグラスが発売されていると言う噂が流れ、“X線オペラグラス使用禁止条例”まで成立してしまいました。
ヴィルヘルム・レントゲン
☆今日の壺々話
日本の怪しいX線透視鏡
このX線透視鏡は、昭和50年代頃まで、雑誌の怪しげな通販やお祭りの露店で売られていたものです。
キャッチフレーズは、“見えた、見えたぞっ!!”とか“スゴイ、スゴイ、丸見え!!”とかの強烈なもので、“透視する事が出来る”とは言わず、“透視する事が出来るようです”なんて誤魔化して、“日米英特許申請品”とか“類似粗悪品に注意”とかホンモノ志向の、なかなか手の込んだ販売の仕方をしていました。
原理は、ガラスに鳥の羽が仕込まれており、X線透視鏡を使って手を見ると、指が二重に見え、重なった所がレントゲンで見る骨のように見えます。
そして、通信販売の“X線透視鏡”には、出歯亀オヤジから文句を言われないように“透視効果が強力なため骨まで透けてしまいました”と言う断り書きが添えられているのです。
医学生
山下教授はレントゲン写真を見せながら、学生たちに説明しました。
「 この患者は、左のヒ骨とケイ骨が著しく湾曲している。
そのため足をひきずっているのだ。
田中君、こういう場合、君ならどうするか言ってみなさい。」
田中君は、一生懸命考えて答えを言いました。
「 えっと、僕もやっぱり足をひきずると思います。」
歯科医
女性歯科医が口全体のレントゲンであるパノラマを撮ると言いました。
これは、“眼で見て見えないところの虫歯を探すため”と説明を受けてのものです。
そして、レントゲンを撮るため椅子に座ったのですが、カメラから遠い所だったようです。
歯科医は、カメラに近付かせようとして、足元を見ながら言いました。
「 もう少し前足を前にして下さい!」
“ 僕ってイヌだったのかァ~、ワンワン!!”
レントゲン検査
うちにいるデブ猫を飼いだしたのは、夜中に血まみれで道路の真ん中でジタバタしていたのを、仕事帰りに通り掛かった俺が近所の動物病院に連れこんだのがキッカケだった。
夜中の流れの速い道路の真ん中にいたら、轢かれて死ぬのは目に見えていたので、とりあえず道路の端にでも移動させようと車を停めた。
実際に近くで見ると、結構出血していて重症っぽかった。
置いておくわけにもいかず、抱き上げて車に乗せようとすると、これぞ肉食獣!という感じで歯を剥き出しにして俺を威嚇しまくり抵抗した。
トランクにあった毛布をバサっとかぶせて包み、助手席の足元に置くとぐったりしてあまり動かなくなった。
素人目にもこれはヤバいと思い、うちの近所にオープンしたての動物病院があったのを思い出し、警察に捕まったら確実に免許が無くなりそうな走り方をしてその病院に急いだ。
自宅兼動物病院に着き、呼び鈴を連打すると若い女の人(奥さん)がインターホンに出て、少ししてパジャマ姿の若い院長先生が目をこすりながら出てきた。
ぐったりと抵抗もしなくなった猫を車から降ろしレントゲン等の検査をしたところ、後ろの両足が折れ尻尾が潰れていた。
左足は骨が突き出し、そこからかなり出血していた。
車に撥ねられたようだった。
一日おきくらいに様子を見にいくうちに情が移り、退院後は俺が引き取る事になった。
2ヶ月経った退院の日、動物病院は恐ろしく高いと周りに脅されていたので、「何十万請求されるんだろ?まさか100万以上なんて事無いよな?」などと、ビビりながら迎えに行った。
退院後の注意事項を聞いて薬を貰い、会計の時、言いにくそうに言った若い院長先生の一言は鮮明に覚えている。
「 う〜ん・・じゃあ・・、2ヶ月なので・・・、2万円貰えますか?」
しばらくは、何が2ヶ月で何が2万円なのか理解できなかった。
全部で2万円と理解した後、驚いた俺は正規料金を払わせてくれと粘ったが、結局2万円しか受け取ってくれなかった。
現在も、デブ猫はその先生が大嫌いなようだ。
予防注射などで病院に行くたびに「ハァッ!」と先生を威嚇して、「そんなに嫌わないでくれよ〜」と先生と助手の奥さんを苦笑いさせている。
初めて連れて行った頃は、すぐ潰れんじゃないかと心配になるほど患者が少なかったけど、今はいつ行ってもメチャメチャ混んでいる。
あの~、動物病院勤務の看護師です。
うちの病院での料金設定で、ちょっと計算してみた。
初診料 1200
時間外診療 2000
レントゲン一枚 2000
術前血液検査 3000
点滴 3000(1日)×14=42000
(初めの二週間で外すと仮定)
入院費 2000(1日)×60=120000
うちの病院では骨折の手術できる設備がないので手術の値段はわからないが、おそらく10万円前後(もっとするかも) 。
更に治療の経過に伴い、週に一度レントゲンを撮ると仮定すると2000×8で16000円が加算。
また、入院の初めの一週間をICUに入れると仮定するとさらに1日2000×7で14000円。
その他薬代(1日200円くらい)や注射代(一本1000円くらい)諸々の治療費を含めると、恐らく軽く30万円は超えるはず。
ちなみに、これはかなり低く見積もったので病院によっては50万以上かかるとこもあると思う。ていうかほとんどはそう。
原価で考えても、この子の治療で2万円だとだいぶ足りないはず。
しかも、オープンしたてなら借金まみれが当たり前なのが動物病院なので、本当に優しい病院だったんだね。
雇われの身分じゃ料金に口出し出来ないが、うちの病院も見習いたいもんだ。
犬
近くの動物病院は入り口から診察室までが4mぐらいあって、そこがロビー兼待合室になってる。
大型犬なんかはそこで待たず、呼ばれるまで車の中か近くを散歩している。
この間、待合室にいたら、順番が来たゴールデンが勢いよくバーンと入ってきて、
“ わーい、おでかけおでか・・、あれちょっとまって、ここうわああああぁぁぁ———!”
という感じで、最後の1mは飼い主さんにずるずる引っ張られて診察室の中に消えていった。
わずか5秒ほどの間で、テンションが急落していく様子に、そいつには悪いと思いながらもなごんでしまった。
昨日、動物病院で見た雑種わんこは、逆に超ハイテンションで待合室中の犬猫に尻尾ぶんぶん振ってご挨拶して、名を呼ばれて診察室のドアが開いたら、
まさに(≧∇≦)←この顔文字がぴったりな感じで飼主を引きずるようにして
診察室の中へと駆け込んでいった。
あんな自ら大喜びで診察室に突撃する犬は初めて見た。
その後、爪切りをされたそうで、「だまされたあああ!」というような叫び声は聞こえたが、診察室から出てきたヤツは、あっという間に超ごきげんテンションに戻って、新たに入ってきた犬に尻尾を振り振りして挨拶をくり返していた。
そのたくましさになごんだ。
動物病院
質問
オススメの動物病院がありましたら教えてください。
犬です。
回答
わんわんわわわん、
わわんわわんわん、
わわわわわん?
医療費って高いよね
日本の医療費は先進国中、他の追随をゆるさないほど安いんだよ。
初診料日本2400円に対して、アメリカ平均20000円。
物価がはるかにやすい中国よりも日本の方が安い。
これでもまだ高いっていうのか??
ってゆーか、水道トラブル5000円トイレのトラブル8000円で、 おまえの体のトラブル2400円だぞ。
便器以下か、おまえ。
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