みずがき湖は、平成10年に完成した多目的ダムの一種である塩川ダムのダム湖です。塩川流域の灌漑と発電、上水道用水の供給を行なっています。そのダム湖の周辺に園路や園地を配したのが、現在のみずがき湖自然公園です。
みすがき湖のビジターセンターは、みずがき湖の南側に位置して事務管理棟および売店、観光案内所を併設しています。増富ラジウム温泉郷の入り口にあたる現地の観光スポットや歴史・文化・産業などを紹介するコーナーもあります。
私が入ったのがちょうど10時で、ちょうど売店が開館したばかりでした。売店は主にフェルト商品を扱っているようで、レストランも併設しています。ビジターセンターに繋がる洋館風の二階建ての立派な建物で、レストラン横には天文台もあります。
みずがき湖ビジターセンターの総合案内サイトはこちら。
ビジターセンターの横から園路を経てみずがき湖の湖畔に出ました。湖面はほぼ満水状態にあったようですが、それでも御覧のようにかなり下に見えたので、ロックフィルダム方式の堤防の石積みも高く感じられました。ビジターセンターや観光駐車場のエリアは、ロックフィルダム方式で築かれた遮水区域のエリアに配置されています。
上図は北をみたところで、奥に鹿鳴峡大橋が白く見えました。みずがき湖に北から流れ込む釜瀬川の谷間に架けられている鉄橋です。
反対側を見ると、そちらにも鉄橋が見えました。みずがき湖に南東から流れ込む本谷川の谷間に架けられています。
みずがき湖の湖面の中央辺りに突き出た部分の丘裾には、展望台が見えました。大垣千明、犬山あおい、斉藤恵那の三人がみずがき湖を眺めた場所です。
ロックフィルダム方式の石積み堤防の上は園路になっています。ここにも既視感がありました。原作コミック第12巻47ページ1コマ目に描かれているからです。
このコマですね。三人が犬山あおいの指差す方向へ歩き出しています。つまり、みずがき湖の周縁路を左回りにたどっているわけです。
私はレンタカーで来ていましたので、作中と同じようにずっと歩いていくわけにもいかず、いったん車に戻って、上図の地点まで移動しました。この場所も作中に描かれているからです。
右のシーンの場所ですね。原作コミック第12巻47ページ2コマ目にあたります。みずがき湖の周縁路は車道ですので、車でも普通に回れます。 (続く)