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勝沼ぶどう郷駅の駅舎の南側の「駅前甚六公園」へ行きました。この日の聖地巡礼の最後の目的地でした。既に時刻は16時を過ぎており、その後は甲府まで戻ってどこかで夕食をとって宿に入る予定でした。太陽は西に大きく傾きつつありました。
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改めて、原作コミック第13巻73ページ2コマ目のアングルで撮りました。こんな感じで各務原なでしこは撮っていたようですね。公園の名前は作中でも同じですが、店舗や施設の名前と違って、公園などの公共施設の名称は変えたりしないようです。
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この公園の範囲も、かつての旧勝沼駅のスイッチバック方式の線路の敷地をそのまま転用していると聞きます。上図の電気機関車の展示位置が本線の跡で、その手前の広場が2本あった駐機線の跡らしいのですが、どこからどこまでがそうであったのかは案内板にも図面がなくてよく分かりませんでした。
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公園内には上図の車輪も展示されていますが、案内板も説明表示も無いので、何の車輌の車輪なのか、ここに保存展示されている理由、は全く分かりませんでした。
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電気機関車はEF64形の18号機です。工場で整備されたばかりのようなピカピカ状態なので驚きましたが、説明板によれば今年の春にふるさと納税を活用したガバメントクラウドファンディングにより、設置当初の姿にお色直しを実施したそうです。
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説明板です。要約しますと、このEF64形18号機は、1966(昭和41)年5月に製造され、勾配のきつい山間部用として主に中央本線で使用されました。2005年(平成17)3月に廃車となり、翌2006年(平成18)11月に「勝沼ぶどう郷駅前公園」に静態保存されて現在に至ります。このEF64形18号機は「0番台」と呼ばれる基本番台で、わずかに現存する数少ない0番台のうちの1両であります。その価値の高さによって保存されているわけです。
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各務原なでしこが「ほおぉーーっ」と興奮して各所をスマホ撮影していた、原作コミック第13巻73ページ3コマ目のアングルです。作中車は屋根上のパンタグラフが両方とも上に展開されている状態ですが、実際には上図のように片側がやや畳んだ状態になっています。
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原作コミック第13巻74ページ4コマ目のアングルです。姉の桜に「あんた最近こういうレトロな電車が好きなのよね」と言われ、「うん、大井川でアプト式に乗ってから何かいいなぁって思うようになって」となでしこが返しています。その次のコマで、桜がスマホで検索して紹介していた群馬のレトロな電車を集めた博物館は「横川鉄道博物館」とあります。横川とあるので、群馬県安中市松井田町横川に所在する「碓氷峠鉄道文化むら」がモデルです。施設の外観や展示車輌がそのまんまですから、行ったことがある私にもすぐ分かりました。
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ゆるキャンには、この他にも山梨県内の各地で静態保存されている鉄道車輌が幾つか出てきます。コミック第14巻9ページでも2ヶ所が描写されていますが、いずれも車やバイクでないと行けないような所にあって、鉄道マニアでないと行かないだろうな、と思います。原作者のあfろ氏がたぶん鉄道マニアでもあるのかもしれません。
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原作コミック第13巻73ページ1コマ目のアングルで、ドヤ顔でピースサインの各務原なでしこの真似をして記念の自撮りを行ないました。が、どうしても笑ってしまってドヤ顔が出来ませんでした。ゆるキャン聖地巡礼中はだいたい至福の笑顔になっているホシノです。
その後は南の廃線跡の遊歩道を少し歩いて、奥の大日影トンネルの入り口を見て満足し、引き返しました。
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駅には16時15分に戻り、3分後の16時18分発の普通列車に乗って甲府へ戻りました。16時42分に甲府駅で降りて駅ビル内のレストランで早い夕食をとり、18時過ぎに駅北口のビジネスホテル「甲府ステーションホテル」に入りました。
以上がこの日の鉄道利用でのゆるキャン聖地巡礼の経緯でした。原作コミック第13巻に収録される各務原姉妹の桜めぐりドライブルートのうち、身延線の内船駅、および中央本線の石和温泉駅と塩山駅と勝沼ぶどう郷駅から行ける聖地スポットを抽出して徒歩またはレンタサイクル、タクシー利用で回ったものです。
翌日からはレンタカー利用にてさらに広範囲を回りましたので、この日の巡礼レポートは内船、石和、塩山、勝沼ぶどう郷編として括ります。翌日の巡礼行程は、新たに25番目のレポートとして綴ります。 (了)