みずがき湖の展望台で景色を楽しんだ後、再び車に乗って上図の駐車場まで移動しました。東屋のある広場の横にスペースがあります。みずがき湖の北東の入り江の先に位置しています。
広場からは、鹿鳴峡大橋がこのように見えましたので、みずがき湖の北東に居るのだと分かりました。すぐ下まで湖面が細長く伸びていて、入り江のようになっていました。
広場の東屋の横から北へ行くと、上図のように下へ降りる長い石段が延びていました。みずがき湖の湖面べりの低地へと続いているようでした。下にはベンチのある芝生が見えました。
石段を降りて芝生の広場に入り、また左へ階段を下りると、上図の湯桶と看板がありました。
ここが原作コミック第12巻49ページに登場した「ヨシャーの湯」でした。看板によれば「ヨシャー」ではなくて「ヨシヤー」が正しい名称であるようです。地元では「よしあ」とも呼ばれるそうです。霊泉が「よし」や「あし」の中に湧きだしたのが語源であるようです。
湯桶にチョロチョロと注がれ続ける鉱水は透明度が高くて綺麗でした。水温は約15度ぐらいだったろうか、暑いなかでは冷たくて気持ちがよいものでした。これでも温泉なので、温泉マニアの方々はこの湯桶に入って入浴されるのだとか。
原作コミック第12巻49ページの2コマ目でもそのままの姿で出ています。湯桶の手前の縁が三角形に欠けている点まで忠実に描かれています。右の1コマ目のアングルも、そのまま現地で見られます。
このアングルですね。客観的にみますと、山の中にある湧水地の一つであります。いまはダム湖の底に沈んだ旧塩川集落にて古くから鉱泉として親しまれてきたといい、現在は塩川ダム管理事務所が管理し保全に務めているそうです。
ちなみにこの場所から下の段に行くと、湖面の縁につきますが、現地では水浴も釣りも禁止されています。 (続く)