気分はガルパン、、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ゆるキャン△の聖地を行く19 その15  帰りのアプト式列車

2021年06月30日 | ゆるキャン△

 13時8分、奥大井湖上駅のホームの西端まで進んでみました。歩道がずっと鉄橋西端まで続きますが、立ち入り禁止となっていて、保守点検用の通路とされているようでした。

 

 引き返してホーム中央へ戻りました。

 

 13時13分、レイクコテージ奥大井の手前の東屋より、下のホームを見下ろしました。

 

 湖をはさんで北側に、井川線の旧線路の橋梁が見えました。この辺りは線路も軌道敷も橋梁も昔のままに残っているようです。鉄道廃線巡り関連の資料類でも井川線跡の記事は見かけたことがあります。最も人気があるのが井川駅から奥の廃線跡で、現在は観光散策路になっているそうです。

 今回は、各務原なでしこルート聖地巡礼ということで井川線はここ奥大井湖上駅までとして折り返しますが、いずれ機会をみて大井川鉄道に再訪し、井川まで行って廃線跡などを歩いてみたいと考えています。

 

 ほんの30分ほど前まで、あのレインボーブリッジ展望所から見下ろしていたのでした。帰路の所要時間は、東屋への立ち寄りも含めて17分でした。
 つまり私の足では往復で40分もかからなかったわけですが、山登りに慣れてて普段生活でも職場でも周りの人々に「星野さんはとにかく足が速い」と言われますので、一般的な歩速では往復一時間をみておくのがよいかと思います。

 

 駅待合室の時刻表です。次に乗る列車は13時16分発です。

 

 井川線においては、御覧のように主要駅をバスでも連絡していますので、列車の運行本数が少ないのをバス利用にて補うことが可能です。
 今回は各務原なでしこルート聖地巡礼ということで、アプトいちしろ駅から長島ダム駅までの徒歩移動、奥大井湖上駅からレインボーブリッジ展望所への往復、の2コースにとどめて鉄道利用で間にあいましたが、観光名所は他にも幾つかあります。それらも回ろうとすれば、鉄道だけでなくバスも利用しないと出来ません。
 次の機会にはその形で色々回って大井川鉄道をもっと楽しんでみたいと考えています。

 

 13時15分、千頭行きの列車がやってきました。

 

 この列車の牽引機関車には、初めて見るヘッドマークが付けられていました。

 

 停車時間は30秒ぐらいでした。乗りこんで間もなく、ゆっくりと走り出しました。

 

 帰りの列車は空いていました。

 

 私が乗りこんだ車輌にも、他に2人が乗っただけでした。記念の自撮り、どうしても笑ってしまうので、なんとか笑いを抑えるのに苦労しました。とにかく楽しくて、テンションが上がりっぱなしなのでした。まるで子供じみていますが、それもアニメ聖地巡礼の醍醐味がもたらす影響の一つでしょう。
 仮に、どんな気分かと問われれば、「最高ですよ」の一言しかありません。

 

 鉄橋の上を徐行運転する列車から見た、接岨湖の湖面です。このところ降水量が少なかったため、ダム湖の水位もやや下がっているように感じられました。周囲の崖面が約5メートルほど露呈していたからです。  (続く)

 

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ゆるキャン△の聖地を行く19 その14  奥大井湖上駅に戻る

2021年06月29日 | ゆるキャン△

 奥大井湖上駅に戻る途中、遊歩道から分かれて尾根の南上の東屋に立ち寄りました。数人の観光客が弁当を食べている最中でしたので東屋には入らずにすぐに引き返しましたが、東屋から見える上図の景色だけは撮りました。

 

 鉄橋の歩道への急な連絡階段を降りました。

 

 そして鉄橋の歩道をなるべく横や上を見ながら進みました。

 

 線路をふと見て、レールが4本もあるのに気付きました。外側の2本は表面が磨滅して光っており、これは列車の車輪を受けているレールだと分かりました。中央の2本は錆びていて、中央にある網状の板とともに点検用通路の規模を示しているのかなと思いました。

 

 奥大井湖上駅のホーム端まで戻ってきました。ホーム上には人影がありませんでした。

 

 歩いてきた歩道を振り返ってみても、まったく人影がありませんでした。今ここに居るのは私だけか、と気付きました。この雄大な鉄橋と湖上の駅を独り占めか、と笑ってしまいました。

 

 原作コミック第11巻55ページ2コマ目のアングルです。各務原なでしこの居た場所の奥には、中央が凹んだ作り損ないのような奇妙な形のベンチがありました。このベンチは不格好で絵にならないから各務原なでしこを描くことで隠したのでしょう。

 

 原作コミック第11巻55ページ1コマ目のアングルです。

 

 ホームから上に登った尾根上にログハウスのような木造建築がありました。

 

 建物内に喫茶店があるようでした。

 

 案内看板を見ていて、寸又峡温泉郷に複数の店舗がある「晴耕雨読」の支店であることを知りましたが、いざ行って中をのぞいて見ると列車を待つ観光客でほぼ満席でした。ホームに全然人影が見当たらないのだから、居るとすればこのカフェしか有り得ないわけです。

 

 カフェに入るのは諦めてホームに戻り、今度は鉄橋の上に伸びている部分を西まで歩いてみました。

 

 接岨湖の眺めが良いのですが、なるべく下を見ないようにしました。高所恐怖症の身にとっては、ここもなかなかにヤバイ所でした。吊橋といい、ダムといい、湖上の鉄橋歩道といい、なんでゆるキャン△の聖地は高い場所ばかりなんだ、と思いました。  (続く)

 

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ガールズ & パンツァー 最終章 III号戦車J型 黒森峰女学園  エリカ隊長車(?)です!

2021年06月28日 | ガルパン模型制作記

 2021年6月にプラッツより発売されました、黒森峰女学園チームのIII号戦車J型の2つ目の公式キットです。
 最終章第3話の対プラウダ戦にて、隊長の逸見エリカが入間アンナに頼んで車長を入れ替わってもらった車輌です。初めてみるオリジナルマークが砲塔ゲベックカステンの背面にペイントされており、テレビシリーズに出ていた同型車とは別の個体である旨が公式資料などで明かされています。

 ホビーサーチでの案内記事はこちら

 

 発売日にモケジョの嫁さんが買ってきてくれました。彼女自身はガンプラを買って喜色満面でした。
 最近はモケジョさん達もガルパンプラモをあまり作らなくなっているようで、ほぼ全員が原点回帰のようにガンプラに戻っているそうです。ある意味、ガルパンもガルパンプラモもブームのピークを過ぎている、ということでしょうか。

 

 早速開けてチェックしてみました。「あー、履帯がベルト式ですね」と嫁さんが言いましたが、私も同じことを思って嬉しくなりました。最近の多くのキットの連結式の履帯パーツにはいつも悩まされているからです。

 

 ですが、次の瞬間に「やっぱり前のIII号J型の公式キットと中身が同じじゃないかな」と返すと、嫁さんも頷いてすぐに書棚のインスト類を探って、以前に制作したIII号戦車J型の旧公式キットのガイドを引っ張り出してきました。上図右がその旧公式キットのガイドです。

 

 中身を見比べてみました。組み立てそのものは全く同じでした。III号戦車J型の旧公式キットをそのままリニューアルした品であることが確認出来ました。

 

 したがって、今回の品においては、上図のオリジナルマークのデカールのみが新規追加であるわけです。
 嫁さんは「プラッツさんのいつもの寝っ転がり商法ですねー、ライフィールドのフルインテリアキットやドラゴンNEOスマートキットみたいに気合入れて努力して開発してこないんですよねー」と辛らつに言い放っていましたが、実は私もそう思ったのでした。

 続けて「前に作ったのを再び作るって、面白くないんじゃないですか?III号戦車J型作るんなら、今度ライフィールドのフルインテリアキット買ってきますよ?いかがですか?」と言ってきたのですが、今回の品を折角買ってきて下さったのですし、さらに一万円以上もするライフィールドの高額品を買わせてしまっては申し訳ないので、感謝しつつ丁重に辞退しておきました。

 

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ゆるキャン△の聖地を行く19 その13  模型のようなアプト式列車

2021年06月27日 | ゆるキャン△

 しばらくこの素晴らしい景色を眺めていましたが、どこからか正午を告げるチャイムが響いてきました。付近は山と湖ですから、チャイムはおそらく奥大井湖上駅か、その駅駐車場のどこかに設けられているのでしょう。
 そうなると、12分後に次の千頭行きの列車が来るわけです。上図左から鉄橋をわたって奥大井湖上駅に停まり、そして右奥へと鉄橋をわたって走ってゆくのが、ここからも見えるわけです。

 周囲の大勢の見物客も私と同じようにずっと待機中でしたから、アプト式列車が通るのを見物するのが目的だったのでしょう。それを撮ろうとそれぞれのカメラやスマホを構えて下の線路を注視しているのでした。

 

 12時10分、時刻表の12時12分に奥大井湖上駅を発車する千頭行きの列車が、左から現れて鉄橋をわたってゆきました。おおー、と周囲で歓声があがって一斉にカメラやスマホの撮影作動音が聞こえました。もちろん私も撮りました。

 

 隣に居た、若い女性の三人連れが「わー、模型みたい、ちっちゃい、かわいい」とスマホで盛んに撮っていましたが、そのとおり模型のようでした。壮大な大自然のジオラマのなかに作られたNゲージの模型のように見えました。あれ本物だよな、本物が走ってるのが小さく見えるだけだよな、と思ってしまいました。

 

 列車が減速しつつ、奥大井湖上駅に進んでゆきました。

 

 望遠モードで撮りました。後ろから3輌目の側面の半分が駕籠状に見えたので、あれ何だろう、と望遠モードに切り替えたのでしたが、上図で改めて見ると、展望デッキのような造りの車輌に見えました。初めて見る、変わった構造の客車でした。全ての列車についているのかな、と思いました。

 

 駅のホームに停まりました。ホームは西側が湖上の鉄橋上に伸びていますから、先頭の牽引機関車から3輌目までは湖上に停まっている状態でした。こんな様子が見られるのは日本でもここだけです。必見の価値があります。

 

 12時12分、発車のベルが響いてきました。

 

 列車が動き始めました。

 

 本当に模型のように見えました。鉄橋がいかに高いかが改めて分かりました。

 

 安全および接岨湖遊覧のため、鉄橋上では徐行運転しています。遠くから見るとかなりゆっくりした速度に感じられますが、並ぶスマホやカメラが賑やかに作動していましたから、絶好の撮影タイミングであるのでしょう。確かに湖上の列車の姿はインスタ映えすると思います。

 

 のんびりと進んでいました。私がこちらへ乗ってきた列車も同じように徐行してゆっくりと進み、車内では接岨湖案内のアナウンスが流れていましたから、あの列車内でも同じような状況なのだろう、と思いました。

 

 だんだんと遠ざかってゆきました。

 

 そして右側のトンネルに入ってゆきました。約4分ほどの鉄道模型見物みたいな楽しいひとときでした。帰りの便を1つ飛ばしておいて大正解でした。作中では、各務原なでしこはこの湖上の列車の風景を見ずにすぐに引き返していちしろキャンプ場へ戻っていますが、1便飛ばしてこの風景を見ていっても、ストーリーそのものは大して変わらなかったのではないか、と思います。

 

 ともあれ、素晴らしい景色と楽しい模型みたいな列車の風景を満喫出来ました。これでもう大満足だ、と足取りも軽く湖上遊歩道を引き返して降りました。  (続く)

 

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ゆるキャン△の聖地を行く19 その12  レインボーブリッジ

2021年06月26日 | ゆるキャン△

 レインボーブリッジ展望所に着きました。展望所と書いていますが実際には道路ですので、現地では展望スポットと呼ばれているようです。御覧のように崖の上に道があってその区間には木々が無いので、その方向の見晴らしが良くて奥大井湖上駅も見下ろせるわけです。

 

 現地に立つ案内板です。下のほうに赤字で「現在地」とあるのがレインボーブリッジ展望所です。奥大井湖上駅からの登りの所要時間は19分でした。帰りは下り坂ですから19分よりは短い時間で済む筈です。

 

 レインボーブリッジ展望所からの景色です。これは素晴らしい!!

 

 デジカメの望遠モードで奥大井湖上駅を撮りました。

 

 景色の左側を見て・・・。

 

 次いで右側にも視線を向けました。

 

 まったく絶妙の眺めですね。井川線の線路をよくこういう場所に敷いたなあ、と感心してしまいました。現在の線路は長島ダム完成後に一部がダム湖である接岨湖に水没した旧線を廃止して新たに建設されたものですが、駅および鉄橋の湖底からの高さは70メートルもあり、相当の難工事だっだろうと思います。

 とりあえず、持参していた原作コミック第11巻と一緒に記念撮影。

 

 ついでにテンションが無駄に高いままのホシノと一緒に記念撮影。なかなか来られる場所ではないと思うので、一応撮っておきました。ハイ。

 

 いやー、しかし奥大井湖上駅もよくこんな陸の孤島みたいな場所に作ったもんですね・・・。

 

 そういえば道のガードレールも、各務原なでしこがもたれて景色を見ていたそれと同じ形でした。

 

 次第に晴れてきて、景色が明るくなってきました。

 

 鉄橋の歩道を望遠モードにて撮影。湖面からの高さは30メートルぐらいはありそうな・・・。

 

 奥大井湖上駅も再度望遠モードにて撮影したところ、人影が見当たりませんでした。駅の上にあるレイクコテージ奥大井などで休んでいるのでしょうか。
 このときレインボーブリッジ展望所には、私の他に30人余りの見物客が居ましたが、大半は私と同じ列車で降りて、同じように湖上遊歩道を登ってきた方々のようでした。  (続く)

 

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ゆるキャン△の聖地を行く19 その11  湖上遊歩道を登る

2021年06月25日 | ゆるキャン△

 奥大井湖上駅から鉄橋上の通路を経てトンネル脇の階段に至りました。この階段は、トンネルのある尾根の向こうにある駅駐車場との唯一の連絡通路であるそうです。駅が湖上にあるため、駅舎は無くてホームのみ、その駐車場も湖の外に設けてあるわけです。

 

 階段を登る途中での景色です。接岨湖の青緑色の湖面に朱色の鉄橋が映えます。原作コミック第11巻55ページ4コマ目で各務原なでしこが写真を撮っていた位置は、ここよりももう少し上でした。

 

 さらに登ると、トンネルの真上に来ますので、鉄橋および奥大井湖上駅が上図のように望まれます。

 

 ですが、階段はさらに上へと続きます。

 

 登りながら下を振り向くと、急斜面上に階段が設けられている様子がよく分かり、鉄橋がはるか下に見えました。

 

 階段を登り切ったところがトンネルの上の尾根の稜線上でした。道はそれを越えて今度は下り坂に転じました。

 

 あれが駅駐車場・・・。あんな低い位置にあるとは・・・。連絡路を下まで降りてゆくのも大変です。

 

 とりあえず道は上図の一本しかありませんので、そのまま進みました。

 

 少し行くと、上図の分岐点がありました。道をそのまま進めばレインボーブリッジ展望所へ、脇の階段を下りると駅駐車場に行きます。

 

 レインボーブリッジ展望所への道は長い登り道に転じました。やっぱり登るのか・・・。

 

 5分ほど登り続けましたが、まだまだ登り道は階段をまじえて上へと伸びていました。ここも全然ゆるくありませんね・・・。

 

 山道を登り切って車道に出ました。その脇に立つ上図の看板には「湖上遊歩道」とあります。これが奥大井湖上駅からレインボーブリッジ展望所への散策路の名称であるようです。

 

 原作コミック第11巻55ページ5コマ目で各務原なでしこが「ほぉお・・・」と呟いたアングルがここです。県道388号線の不動トンネルが出来る以前の旧ルートの車道にあたります。不動トンネル開通後は滅多に車が通らなくなったので、奥大井湖上駅を見下ろす展望所として観光客の人気を集めているそうです。  (続く)

 

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無限軌道杯第2試合での秋山優花里の指摘から

2021年06月24日 | ガールズ&パンツァー

 最終章第3話の冒頭、知波単学園との対峙が長期戦となって夜に入った時点で、上図の秋山優花里が、試合開始から12時間が経過していることを指摘しています。
 それを聞いて初めて、戦車道の試合における時間制限というのは無かったのか、と気付きました。フラッグ戦にせよ、殲滅戦にせよ、いずれも勝利条件を満たすまでは時間がいかにかかっても試合が続けられるのか、と悟りました。そもそも、そんな長い時間の試合の描写は、対知波単学園戦が初めてなんだろうな・・・と。

 思えばそれまでの試合は決着がつくまでに何時間もかかっている形跡がありませんでした。双方の車輌数が30輌であった最大の試合、対大学選抜戦においても昼から始まって夕方までには終わっています。いずれも時間制限がかかった試合ではなかったように思います。

 本当に時間制限が無いのであれば、戦車道の試合とはなんと過酷な部活、もしくはスポーツなのか、と思います。12時間もずっと戦車の中に居るのであれば、食事とかは取っているのだろうか、トイレとかはどうしているのだろう、と疑問が幾つもわいてまいります。

 最も疑問に思った事は、戦車の燃料や弾薬が12時間ももつのだろうか、という事です。弾薬はテレビシリーズで車内に運び込むシーンがありましたから、数に限りがあるのだろうと思いますが、燃料を補給する場面は今までまったく描かれていません。燃料切れで戦車がストップするというシーンも今のところ皆無ですので、もしかして永久機関・・・、いや、そんなわけないだろう、と思います。

 ただ、試合中に燃料や弾薬を普通に補給出来るとも思えませんから、試合開始前の補給分が全てであって、それだけで長時間の試合も出来るのがガルパン世界だ、というのであれば、そうかと受け止める他にありません・・・。

 コミック版の「リボンの武者」では徹夜で試合を続けてメンバーが憔悴しフラフラになっているシーンが描かれましたが、アニメの無限軌道杯第2試合もそれに近い徹夜長期戦であったことは、勝敗が決まった後に冷泉麻子が夜明けに気付いて倒れかかる場面にも示されています。が、麻子以外の面々は憔悴どころか普段通りの元気な様子でした。なんなんだこの人たちは・・・、と思ってしまいます。

 果たして、戦車道の試合における時間制限というのは、本当に無いのか・・・・?

 

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ゆるキャン△の聖地を行く19 その10  奥大井湖上駅

2021年06月23日 | ゆるキャン△

 11時27分、奥大井湖上駅に着きました。駅のホームは東側の半分ほどが接岨湖上に突き出た半島状の陸地の突端に位置し、西側の半分は上図のように湖上の鉄橋の上にも伸びています。まさに「湖上駅」です。こんな地形上の駅に降り立ったのは初めてでした。

 

 乗客の半分ほどが同じようにここで降りていました。聞く所によれば、奥大井湖上駅まで車で来て駐車場に停めておいて、列車に乗って近隣の駅へ行って観光を楽しんだ後、またここに戻ってくるという観光客が多いのだそうです。

 

 なので、この陸の孤島のような駅に、相当数の観光客が居て賑わっていました。しかし、コロナ前に比べると三分の一以下だそうで、以前は大勢が詰めかけて大混雑となるのも珍しくなかったということです。

 

 とりあえず、駅名標を記念撮影。

 

 1分後、列車が発車していきました。観光客の大半がホームや鉄橋に併設されている歩道から見送り、スマホ等で撮影していました。

 

 この列車の機関車は後尾に付いていて、後ろから押していたのでした。これで井川駅まで行って折り返してくれば、こちらが先頭になるので牽引するわけか、と納得しました。

 

 遠ざかってゆく列車をしばし見送りました。

 

 さて、ここから頑張って各務原なでしこの歩いたコースをたどって、上図奥の山中に見える展望所まで行くことにしました。

 今回の聖地巡礼でとても心配だった案件が3つあったのですが、その二つ目がこれからたどるレインボーブリッジ展望所までの散策ルートの所要時間が不明である、という点でした。事前に色々調べたのですが、明確に書かれている記事が見当たらず、駅の北の山中を通る県道388号接岨峡線に接する駅駐車場まで片道で20分ほど、という情報しか得られませんでした。

 地図で見ると、各務原なでしこが行ったレインボーブリッジ展望所は駅駐車場のさらに北東にあり、高低差がどのくらいあるのか不明でした。奥大井湖上駅を高い位置から見下ろせるほどの高さにあることは間違いないので、おそらくは登りが続く山道なのだろうと予想されました。すると片道で30分は見ておくことになり、往復で1時間近くかかる計算になります。

 しかし、時刻はすでに11時35分でしたから、帰りの次の列車の時刻12時12分には間に合いません。急げば何とかなるかもしれませんが、それではレインボーブリッジ展望所からの眺望を楽しむ暇もありません。
 そこで帰りの便はその次の13時16分発に決めて、約1時間40分のタイムをレインボーブリッジ展望所への往復と見物にあてることにしました。

 

 駅への出入りは、東側の鉄橋に併設されている歩道のみで行います。奥に見えるトンネルの脇から階段で丘の上に登り、その奥にある駅駐車場へ連絡しています。レインボーブリッジ展望所へは、途中の分岐で分かれて北へ登ってゆくことになるようです。

 

 ホームからいったん上に上がって、上図のように東側の鉄橋に併設されている歩道へと回りました。ホームの端から直接繋いだほうが楽なのに、と思いましたが、ホーム区域の安全確保の目的もあるのでしょう。

 

 こういう鉄橋の上の線路に沿った歩道というのも、初めての経験でした。かなり高い鉄橋なので、絶対に下を見ないようにしました。歩道の床面は目の細かい網状なので、下の湖面が透けて見えるのです。ゾゾッと恐怖に包まれて動けなくなってしまうのだけは避けたいので、とにかく横や上を見ながら歩きました。

 

 うむ、よい景色であるな・・・。

 

 歩道の中ほどに設けられた風速計が凄い速さで回っていて、ウインドソックというのか、つまりは吹き流しが真横になびいていました。海軍マニアとしては、風速16ノット以上は出ていると分かりましたが、相当強い横風であるわけです。帽子を飛ばされないように押さえて進みました。

 

 やっとの思いで、トンネルの手前に着きました。脇の階段で丘上に上がるのですが、一見したところかなり長くてキツそうな登り階段でした。
 ですが、各務原なでしこはここから展望所まで登っていったのです。頑張らねば、と思いました。  (続く)

 

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ゆるキャン△の聖地を行く19 その9  接岨湖へ

2021年06月22日 | ゆるキャン△

 11時14分、長島ダム駅に一分遅れで次の列車がやってきました。

 

 この列車は、私が乗ってきた前の便と比べて空いていました。団体客が居なかったからでしょうか。

 

 アプトいちしろ駅からの急こう配区間を後ろから押してきたアプト式電気機関車を切り離す作業が始まりました。ホーム端の踏切の上での作業なので、こちらのホームに渡ろうとしていた人々は待機しつつ、作業を見守っていました。

 

 ホーム側では十数人の観光客が集まって切り離し作業を見守り、撮影したりしていました。アプト式列車の楽しみの一つがこれなので、アプトいちしろ駅での「合体」と長島ダム駅での「解体」作業は人気があります。

 

 千頭行きの帰りの列車がホームに入ってきました。長島ダム駅は複線区間で、上下の列車を同時刻に停められますが、それによってアプト式電気機関車の切り替えを行うのです。

 

 なので、切り離したばかりのアプト式電気機関車を、今度は千頭行きの帰りの列車の先頭に繋ぎました。私の席の近くでしたので、窓から連結作業がよく見えました。3分もかからない手慣れた作業でした。

 

 連結した直後にアプト式電気機関車が「ボーン」と合図の警笛を鳴らしました。

 

 そして先に発車していきました。その直後の11時16分に私たちの乗った井川行きの列車も動き始めました。

 

 長島ダムによって造られた人造湖の接岨湖沿いに奥へ奥へと進みました。

 

 途中で幾つかのトンネルをくぐりました。

 

 トンネル内走行中の車内の様子です。殆どの窓を半開または全開にしてあるため、トンネル内の気流がゴオオッと車内にも吹き寄せてくるのでした。

 

 かっての渓谷を細長い綺麗な湖に転じ、風光明媚な景観を出現せしめた接岨湖の景色は、変化に富んで見応えがありました。

 

 11時26分、次の目的地である奥大井湖上駅への接近を知らせるアナウンスが車内に流れました。窓から前方を見ると、赤い鉄橋の奥の丘裾に駅らしきものが見えました。

 

 赤い鉄橋の上から接岨湖を眺めました。湖と言うより、幅広の川のように見えました。  (続く)

 

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ゆるキャン△の聖地を行く19 その8  長島ダム駅

2021年06月21日 | ゆるキャン△

 ダム湖側の展望台の一つに登って見ました。谷側の広場型テラスとは違い、両側に階段が付いた高い通路のような形です。

 

 展望台から下を撮りました。実際に見降ろすと体が恐怖で固まってしまうので、デジカメの開閉式モニターで見ていましたが、コンクリート製の巨大なゲートが見えました。横の柱に水位値がペイントされていて、ダム湖の溜水量が半分よりやや上ぐらいの状態であると分かりました。
 ちなみにこのダム湖が、公募により「接岨(せっそ)湖」と命名された人口湖です。

 

 ダムの左右にある方形のブロック状の建物は利水放流設備で、利水と呼ばれる、ダム下流で使用される水を流すための設備です。白く輝く放流水がダムの下の水路上に交差しますが、その量はダム上流の流水量に応じて調節されるそうです。完全に止めてしまうと下流の大井川は全部干上がりますし、豪雨や梅雨時にはダム湖の水面急上昇をおさえるべく多量に放水されて大井川も水位が上がる、というわけです。

 以上が今回の長島ダム見物で学んだ事柄でした。いろいろ勉強になりました。
 国土交通省の長島ダムの公式サイトはこちら

 

 ダムの向こう側に渡ると袖に展望広場があり、一番広くて公園のようになっています。その一角に上図の案内板が立てられています。一般のダム見学者は長島ダム駅から来るので、案内板や順路表示は全部こちら側に集中しています。

 

 私が今回たどったコースは、アプトいちしろ駅から廃線跡トンネルを経てアプトいちしろキャンプ場の中を通り、再び廃線跡トンネルを抜けて上の車道に進み、四季彩公園の展望所の直下に直接登る階段を経ています。
 それから四季彩公園をまっすぐに突っ切って長島ダムふれあい館の入り口に通じる通路をダムの裾まで真っ直ぐ登りました。そしてダムの上の展望テラスを回って、上図の「現在地」に達したわけですが、時刻は11時7分でした。

 

 展望広場から200メートルぐらいで長島ダム駅の赤い屋根の駅舎に行きます。各務原なでしこは列車の時刻ギリギリまでダム見物を楽しんでいて、慌てて全力疾走していますが、私は普通に歩きました。この時点で11時9分でした。

 

 原作コミック第11巻24ページ1コマ目の景色は、長島ダム駅の北西にある駐車場の横の歩道からのアングルでした。各務原なでしこは「ダムの周りがすり鉢状になっててちょっと大室山を思い出すかも」と思っていますが、私は大室山のイメージが全く連想出来ませんでした・・・。

 

 長島ダム駅へは、車道の上をまたぐ陸橋を渡って行きました。

 

 すると長いホームに直接入れますが、次の列車は反対側のホームに入るので、この長いホームの一番奥にある連絡踏切まで行かないと反対側のホームへ入れません。
 上図の景色が原作コミック第11巻25ページ4コマ目のアングルですが、各務原なでしこが「乗りますっ乗りまーす」と全力疾走しているのも、ホームがやたらに長いので反対側のホームに停まった列車に乗るにも急がないといけなかったからです。

 

 11時11分、長島ダム駅の駅名標を撮りました。

 

 ホームを移動しながら長島ダムのほうを振り返りました。かなり距離があるのが分かります。既にスタートからの所要時間は1時間16分を超えていました。本当に予定タイム1時間18分ギリギリのタイミングで駅に着いたわけです。

 

 しかもホームが無駄なほどに長いので、反対側のホームへ移動するだけでも1分はゆうにかかります。一番端の踏切付近から見た図です。この図を撮っている時に、列車の通行音が背後から響いてきました。

 

 11時12分、次の列車が急こう配区間を登ってくるのが見えました。時刻表の11時13分より1分ほど遅れているかな、と時計を見ながら気付きましたが、よく考えるとここの駅でアプト式電気機関車の切り離し作業を行うので、駅に3分ほど停車していることになります。

 つまり、予定タイム1時間18分にプラス3分の余裕が追加されるわけですが、今回の各務原なでしこルートの登りのキツさ、聖地スポット見学の忙しさを思うと、3分なんてあっという間です。いずれにせよ、のんびり歩いてゆけるコースでないことは確かでした。  (続く)

 

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冷泉麻子および園みどり子の高視力

2021年06月20日 | ガールズ&パンツァー

 御存知、冷泉麻子と園みどり子の二人です。彼女たちの関係性は、テレビシリーズから事あるごとに描かれていますから、遅刻常習犯と遅刻取り締まりの風紀委員長、というだけの間柄ではないということは、ファンの皆様はよく御存知のことと思います。

 

 この二人の関係性は、劇場版においても鮮やかに描き直されています。冷泉麻子がカモさんチームを「取り締まってくる」と説得におもむくシーンなどは、なかなか感動的です。1学年上ながらもほぼ唯一の話し相手といってよい園みどり子が、冷泉麻子にとってどのような存在であるかが、改めてうかがえます。

 個人的には、このコンビが有する一つの特殊性が、実は最終章第4話のストーリーに何らかの影響をもたらすのではないか、と想像しています。その特殊性とは、タイトルにも書きましたが、二人が持つ高い視力です。戦車道の試合でも相当の実績をもたらしていることは周知の通りです。

 例を挙げれば、テレビシリーズの対プラウダ戦における休戦中の偵察に二人で出て、敵の兵力と配置の把握をこなしています。これが後の突破および誘いだし作戦に繋がって勝利を引き寄せました。劇場版でも、ラストにてこの二人が真っ先に大洗港に戻ってきた学園艦を見つけています。

 その二人の高視力は、最終章シリーズの無限軌道杯において更に意識的に描かれているようです。
 第1試合の対BC自由学園戦にて、橋通行時に敵の伏兵の存在を最初に察知したのが園みどり子で、その報告によって橋上の大洗女学園チームは間一髪で奇襲を逃れて応戦態勢に入ることが出来ました。結果として落伍車を出しませんでしたから、園みどり子の高視力が敵の先制を制したといえましょう。

 続いて第2試合の対知波単学園戦では、夜中の密林内での両軍入り乱れての行動中、冷泉麻子が西住みほに頼まれて見張りを担当、暗闇のジャングルのなかで見事に玉田の動きを捉え、その奇襲攻撃を事前に察知して回避に成功しています。Ⅳ号戦車の臨時車長を任されて後も的確な確認に基づく指示を下して相手の兵力を引きつけて釣り上げる流れに導いて勝利に貢献しています。

 そして第3試合の対継続高校戦においても、待ち伏せ狙撃を狙うヨウコの搭乗車を冷泉麻子が2キロの距離にて発見しています。雪原のなかの冬季迷彩の車輌を捉えるのは並大抵の事ではありませんが、あっさりとこなしているのは流石です。それによって西住みほがフラッグ車の前に出てガードする動きをとり、次の瞬間にヨウコの狙撃を受けて撃破されてしまいますが、奇襲およびフラッグ車撃破という最悪の事態は回避出来たわけです。

 これにより、あんこうチームは早々と戦列外に除けられ、冷泉麻子の高い偵察能力も活かせなくなったわけですが、大洗女子学園にはもう一人、園みどり子という、冷泉麻子とほぼ同等の高視力を誇るメンバーが居ます。個人的には、彼女が第4話において高視力を活かした何らかの働きを遂げるんじゃないかな、と予想しています。対BC自由学園戦にて橋通行時に敵の伏兵の存在を最初に察知したように、敵の攻勢を察知して味方のピンチを辛うじて救うというような、そういう活躍をなして、勝利への流れを僅かながらに掴んでゆくのではないか、と想像しています。

 が、これも妄想に終わるのかな・・・? 私の予想は常に外れていますが、たまには当たってほしい・・・。

 

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ゆるキャン△の聖地を行く19 その7  長島ダム

2021年06月19日 | ゆるキャン△

 10時47分、長い真っ直ぐな登り坂を登りきると車道に合流しました。車道がカーブする上図の地点に展望所がありました。道は長島ダムの頂部を通って向こうの長島ダム駅まで通じています。

 

 上図中央に、さっきまで居た吊橋と東屋のある展望所が小さく見えました。あそこから登ってきたのですが、思ったよりも高低差がありました。

 

 付近の標識の「展望テラス」はダムの向こう側の展望所を指します。そこまで歩いて4分とありますが、ダムの見物と撮影をこなしながら行くので4分では着きません。倍の8分ぐらいはかかるだろう、と考えました。

 

 展望所には望遠鏡も設置されていますが、それを使わなくても周囲の景色は360度見えます。

 

 長島ダムを横から見ました。巨大なコンクリートの橋のように見えます。堤頂長は308メートルを測ります。

 

 頂部は車道になっていますから、渓谷を渡る橋のようなものです。

 

 ダムの両脇に設けられた連絡用階段です。見ているだけでしんどくなる、階段テラスのブロックが階段状に連なっています。ダム内部の見学路にも通じていて、一般的な観光客のダム見学用に使われるそうです。
 四季彩公園からはこの階段への道は通じておらず、いちしろキャンプ場の横の車道を谷に沿って降りていくルートでダム下の散策路に進んでいくと、この階段と繋がっています。

 つまり、四季彩公園の吊橋と東屋のある展望所へのルートとは別の散策路になります。各務原なでしこがこのルートを歩いていないことも分かります。

 

 頂部の道を進みました。奥に見える方形の建物はダム管理所です。

 

 原作コミック第11巻25ページ1コマ目のアングルです。手前のテラスに各務原なでしこが登っているシーンです。

 

 原作コミック第11巻25ページ2コマ目のアングルです。ダムの高さは109メートル、各務原なでしこは「たかーっ」と普通に驚いていましたが、高所恐怖症の私は実際に下を見下ろすと恐怖がゾゾッと体を縛りつけてきて、震えがきて動けなくなってしまいますので、下を見ずにデジカメを突きだしてそのモニター画面だけを見て撮りました。放水の霧による虹が出ていたのには、後で画像を見て気付きました。

 ゆるキャン△の聖地はとにかく高所にあるケースが少なくないので、高所恐怖症の身には相当にこたえます。全然ゆるくないです。

 

 ああ、あれが吊橋と東屋のある展望所ですか。渓谷の掘削傾斜面の端に地形を削り残した形で造成したような感じでした。あそこからここまでどれだけ時間をかけてひたすら登り続けてきたことか・・・。
 展望所から下の広場や車道へは直接道が通じていないことも、改めて確認出来ました。

 

 下の渓谷を見下ろす展望テラスは三つ並んでいます。そのうちの中央テラスにのみ、上図のような三角形の張り出しが設けられています。各務原なでしこが下を眺めて「たかーっ」とびっくりしていたりした場所もここです。

 

 原作コミック第11巻25ページ3コマ目のアングルです。
「こんな大きな物作っちゃう人間てすごいよねぃ・・・」「って電車もう来てるし!!」の場面です。
 この時点で11時3分でした。ダムの見物、および聖地スポット探しと撮影は時間がけっこうかかります。

 が、これまで急いで移動して時間を稼いだおかげで、ダム本体での見学行動にはやや余裕がありました。各務原なでしこはこの場所に居た時点で次の列車が来るのに気付いて、大慌てで長島ダム駅までの300メートルほどを全力疾走する羽目になりましたが、私はまだ10分の持ち時間があったため、普通に歩いて行きました。

 

 反対側には、ダム湖があおあおとした水面に波紋を刻みつつ、奥まで広がっていました。かつての井川線の線路も、その下に水没しているわけです。ダム湖の真ん中に噴水のようなものが見えましたが、噴水ではなくて曝気(ばっき)施設です。

 曝気とは、水を空気にさらし、液体に空気を供給することです。 主に水に対し酸素を供給する場合にこの語が用いられるそうで、浄水処理の方法の一つとされます。要するにダム湖の水を圧縮空気でかき回して、プランクトンによる異臭や景観障害などを防ぐべく、浄水処理を行っています。その際にかき回された水の一部が四方に飛ばされるので、それが噴水のように見えるわけです。  (続く)

 

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ゆるキャン△の聖地を行く19 その6  長島ダムへの道

2021年06月18日 | ゆるキャン△

 塔柱が片側のみの吊橋をわたって、長島ダムを望む展望所に行きました。台形というか三角形と方形を繋いだような形の敷地があり、その中央に東屋があります。

 

 吊橋の塔柱の真下に、既視感のある物体がありました。原作コミック第11巻24ページ5コマ目に出ていたアレです。本当にあるんですね。何かの標識のようですが、L746って何だろう・・・、Lっていうと、ラング・・・? 駆逐戦車ラングの746号車? (アホかお前は)

 

 アレの付近から吊橋を振り返りました。

 

 展望所より、各務原なでしこの視点で景色を眺めました。原作コミック第11巻22ページ2コマ目です。
 「ダムカレーで言うとあの吊橋がエビフライで」

 

 「あのダムが大盛りライス」・・・全然ライスに見えないんですが・・・。
 「そんであのダムの向こうにはたっぷりのカレールーが・・・」・・・ってダム湖でしょ・・・。その湖底には終戦時ひそかに隠匿され沈められた四式中戦車が・・・・。 (アホかお前は)

 

 巨大なダムの向こうの山裾に赤い屋根の小屋が小さく見えました。あれが長島ダム駅です・・・、って、あんな遠い所にあるのか、あと40分ぐらいであそこまで行けるのか?・・・間に合うのか・・・?

 

 ・・・というような不安も吹き飛ばすテンションの高さの中、どうしても笑ってしまいました。やっぱり、ゆるキャン△聖地巡礼というのはどこへ行っても面白くて楽しくて最高ですな・・・。

 

 10時33分、ダム見物を5分で切り上げ、急いで歩きにかかりました。まずは吊橋を渡って公園地に戻りました。

 

 四季彩公園は広いので、園路も大きく遠回りしています。そのままたどっていたら時間を余計にくうので、芝生をまっすぐ横切って最短距離で進みました。

 

 おや、ここにもアレがありますね。あちこちにあるのかな・・・。一体何だろう・・・。

 

 四季彩公園の東側にある展示施設「長島ダムふれあい館」の手前で園路に入り、その入口へと回りこみました。

 

 分岐路に立つ標識の、「展望広場」へと進みました。長島ダムの両脇に「展望広場」があるので、そこへ向かえば長島ダムへ真っ直ぐに行けるわけですが・・・。

 

 その道が御覧のように長い登り坂となっていました。しかもダムが丘裾に隠れて完全に見えなくなっていましたが、その向こうの長島ダム駅の駅舎はしっかり見えました。とりあえずダムまで何分かかるかな・・・、と時計を見たら10時43分でした。残りタイムはあと30分になっていたので、急いで長い登り坂を登りました。  (続く)

 

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ゆるキャン△の聖地を行く19 その5  なでしこの歩いたルート

2021年06月17日 | ゆるキャン△

 怖くてたまらなかった真っ暗闇の、廃線跡のトンネルをやっとの思いで抜け出て、一度振り返ってみました。かつての線路はここをずっと通って、今はいちしろキャンプ場の一番上の平坦面になっている所を緩やかにカーブしていたそうです。
 現在はトンネルを出た所からキャンプ場の敷地内になっているようです。トンネル自体がアプトいちしろ駅からのキャンプ場への出入り口になっているわけですが、それにしても怖すぎる出入口です。

 

 トンネルを出て左手には、御覧のような景色が広がります。川沿いの高台にいちしろキャンプ場のオートサイトが広がります。ここからは長島ダムは渓谷の地形に遮られて見えませんでした。

 

 廃線跡をそのまま進むと、いちしろキャンプ場の一番上の平坦地に出ます。御覧のように炊事場が並んでいます。奥に見えるウッドハウスが管理事務所です。

 

 ウッドハウスに近づきました。お手洗いがあるので、事務所に申し出て利用させていただきました。建物の外壁には掲示板や案内表示などが貼られてありました。

 

 10時13分、管理事務所をキャンプ場入口付近から見た図です。これが原作コミック第11巻20ページ2コマ目のアングルです。上図左端にキャンプ場案内図があるので確認し、この場所がキャンプ場の表口にあたって車が出入りするところであることを知りました。

 

 表口付近からキャンプ場を見ました。上図左に見えるガードレール付きの道を、各務原なでしこが「どーこーにーしーよーおーかーなっと」キャンプサイトへと走っていったわけです。そして場所を決めてからまた引き返してきたわけです。

 

 表口から車道へゆかずに、キャンプ場敷地の中の廃線跡をそのまま進むと、次のトンネルが見えてきました。各務原なでしこはキャンプ場の専用通路から外に出たようですが、私はキャンプ場への立ち入りが出来ないため、その専用通路に合流するとみられるトンネルからの散策路を進みました。

 

 このトンネルは先の怖いトンネルとは違って50メートルぐらいの短かさでしたので、入る前から出口が向こうに見えていて、楽に歩けました。ここで廃線跡のルートは左にカーブして、いまはダム下の放水路になっている部分を通っていたようです。散策路はまっすぐに進んで上の車道へ階段であがる形になっていました。

 実は、各務原なでしこがキャンプ場を出てからのルートは、原作コミック第11巻21ページからの描写では省かれています。21ページ4コマ目の道路の描写は、長島ダムへの車道の景色のひとつで、なでしこが実際に歩いたルートとは無関係であるようです。なぜかというと、5コマ目でなでしこは長島ダムを望む展望所に居るわけですが、その展望所へは、4コマ目に描かれる車道からは直接行けないからです。大きく回り道をする場合のコースの一部なので、これをたどると10分ほど余計にかかって次の列車の時刻には間に合いません。

 

 階段を登って上の車道に出ました。この車道を右側にゆくと、いちしろキャンプ場の表門へも行けますから、各務原なでしこは間違いなくこの車道を奥へ進んでいます。そして長島ダムを望む展望所へ行くわけですが、そのルートは上図に見えるコンクリート高台状の登り階段を登るのが唯一です。他にそれらしい道が存在しないのです。

 

 コンクリート高台状の登り階段の登り口です。ここから登って、上図左上に見える崖面の上まであがってゆきました。かなり急な石段が屈折しながら斜面上に続くので、ここでも相当の時間を要します。各務原なでしこ並みの脚力が試されます。

 

 長い石段を登りきると、長島ダム横の公園区域である「四季彩公園」に出ます。上図左奥に見えるコンクリート構造物が長島ダムの頂部にあたります。御覧の指示標識の、右へと進みます。左は「展望広場」ですが、それは各務原なでしこが居た「展望所」の下の段の広場にあたります。その「展望広場」から「展望所」へは連絡路がありません。

 

 なので、右へ回って、今度は左へ折れて園路を長島ダムに向かって進みました。

 

 少し進んでゆくと、左手に吊橋があり、吊橋の奥に東屋つきの展望所があります。周囲の崖面をコンクリートで固めてあって、まるで軍事要塞のような外見です。
 そこが、原作コミック第11巻21ページ5コマ目で各務原なでしこが「ふおおーーっ」と歓声をあげ、22ページ以降で長島ダムをダムカレーになぞらえて楽しんでいた場所です。その展望所へは、吊橋を渡るのが唯一のルートになっています。

 この時点で時刻は10時28分、次の列車の時刻まで45分となりました。まだ予定ルートの半分も進んでいなかったので、大丈夫か、長島ダム駅での次の列車に間に合うのか?と不安になってきたのでした。  (続く)

 

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私のガルパン模型製作におけるバイブルの一冊

2021年06月16日 | ガルパン模型制作記

 サークルの6月の定期会合にて、モケジョのエリさんに「星野さんがガルパンの戦車プラモ作るのに参考にした本、たとえばバイブルみたいな感じの本とか、そういうの一冊挙げるとしたら、何ですか?」と訊かれました。
 すかさず、「アマモの2013年3月号です」と即答しましたら、「ええー、2013年ってそんな昔の本なんですかー」「なんでガルパンアハトウンクじゃないんですか?」とミカさんやマユコさんに問い返されてしまいました。

 ですが、本当に私にとってのガルパン模型製作におけるバイブルの一冊は、上図のアーマーモデリングの2013年3月号です。この一冊がいまでも最上の参考資料として常にデスクの書棚に在ります。目の前にありますから、開いて読むこともしばしばです。

 思えば、私がガルパン戦車プラモデル制作を始めたのは、2013年の5月半ば、アニメの最初の放送が終わった直後のことでした。その頃はモデルグラフイックスでのガルパン模型記事はまだ無いに等しく、「ガルパンアハトウンク」も刊行前でした。公式発の設定資料そのものが殆ど無く、完全にゼロからの手探りでのスタートだったのです。
 なので、ガルパン仕様の検証作業も、アニメの録画データからキャプチャー画を沢山作って、画像を一枚一枚見て探しながら進めました。しかも当時は、すでに対象車輌のプラモデルの大多数が売り切れで入手困難となっており、キットの現物を見てチェックする事すら叶わなかったのでした。

 

 そんな状況のなかで、従来は艦船キットが専門でAFVそのものが未知の世界に等しかった私にとって、最も手頃で頼りになる模型誌が、アーマーモデリングでした。サークルの先輩方に教えられ、勧められて初めて購入したのが、その2013年3月号でした。

 当時は5月半ばでしたから書店には6月号が並んでいたのですが、その書店の古書コーナーにバックナンバーが数冊あって、表紙がⅣ号戦車D型のこれが良さそうだな、と手にとったのが3月号だったのでした。開いてみて、上図のページを目にして、大洗女子学園の戦車の幾つかが揃ってるな、と気付いてますます気に入り、買ったのでした。

 

 この一冊に、Ⅳ号戦車、八九式中戦車、38(t)戦車、ヘッツアー、三式中戦車、B1bis、チャーチル、と7輌ものガルパン関係戦車の製作ノウハウ記事が詰め込まれているのでした。製作の進め方や塗装の方法、必要なツール類の説明が満載で、初心者にとっては有り難いほどに分かり易い内容でした。

 この一冊を参考にすれば、大洗女子学園の主な戦車が作れそうだ、と思いました。その数日後に立ち寄った模型店で、前述の7輌のどれかのキットがあったら買おうと考え、見つけたのがファインモールドの公式キットの三式中戦車だったのでした。それが私のガルパン戦車制作の第1作目となったわけです。

 

 諸記事のうちで、一番参考になったのが、戦車用語の解説集ページでした。当時は初めて聞く用語も多かったため、アニメを見ていて分からなかった言葉があったりしましたが、このページで全て解決しました。拙ブログのガルパン模型製作記事にて綴っている戦車用語は、全てこの一冊の戦車用語の解説集ページで学んだものが基本になっています。

 

 すでにガルパン戦車の製作紹介記事が収録されていました。御覧のとおりⅣ号戦車のH型仕様ですが、当時はまだプラッツの公式キットも発売されていませんでしたから、タミヤの適応キット一択での制作しか有り得ませんでした。

 しかし、この内藤あんも氏の製作記事はプロの目線で書かれているために、初心者の私にはよく分からずじまいでした。初めて目にする戦車用語ばかりが並ぶので、それらの意味を調べるのが大変でした。内容的にも細かすぎて完全にマニア玄人向けの文章でしたので、とても参考にならないな、と感じまして、それ以来ずっと、この種の製作記事というのはあまり参照していません。
 むしろ、ネット上におけるファンの先行製作レポートの方が同じアマチュア目線、同じ初心者感覚で述べられるために分かり易く、共感も持てて色々と参考になりました。

 そんなわけで、アーマーモデリングの2013年3月号という一冊は、色んな意味で私にとってはバイブルです。しかも、それに続く4月号および5月号が完全なガルパン特集号となり、特に5月号が黒森峰女学園関係の車輌の特集であったのが、その後の私のガルパン模型の方向を決定づける結果となりました。
 そして7月号も8月号もガルパン記事が満載だったため、個人的にアマモは2013年度のバックナンバーが最も面白かったな、と今でもつくづく思います。あの頃のガルパンファンのプラモへの情熱が一番ピークだったのではなかったか、と思い返してみたりします。

 それらのスターティングポイントの位置にあった2013年3月号ですから、バイブルと言っても最上級のそれだなあ、と今でも手にとって眺めてしまう次第です。

 

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