気分はガルパン、、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ゆるキャン△の聖地を行く30 その7  三ヶ日から新所原へ

2023年05月31日 | ゆるキャン△

 昼食休憩の後、次の列車の時刻14時43分までの約10分間、三ヶ日駅のホームに入って駅舎や施設や構内線路などを見物しました。子供の頃に毎年何度も乗り降りした駅であるにもかかわらず、ほとんど記憶がありませんでしたので、今回見た景色は初めて同然のものでした。

 

 駅のホームは2面3線の形式ですが、一番向こうの3番線はあまり使用されていないようで、レール天面に錆が浮いていました。かつてはトロッコ列車「そよかぜ号」が休日限定で3番線に停まっていたのですが、2007年に車輌の故障か何かの事情で運行中止になったと聞きます。

 

 駅舎の深い軒が改札口からのホーム部分をカバーしています。この形式は戦前の木造駅舎にはよくみられますが、構造上、老朽化してくると屋根が下がったりするので、軒下に支持柱を追加してなんとか持ちこたえています。

 駅舎そのものは、昭和十一年開業以来の建物で国の登録有形文化財に指定されていますから、補修なり改変なりの工事には文化庁の許可が必要です。さらに建て替える場合は、文化財指定が解除となって一切の補助金措置も無くなりますので、建物を今後どう維持してゆくかは、所有者である天竜浜名湖鉄道さんの判断如何にかかっています。

 

 本線から北には駅舎の東側に入る引き込み線があります。国鉄時代の昭和59年まで荷物の取扱いを行なっていたそうなので、この引き込み線は荷物取扱いのヤードだったのかもしれませんが、現在は線路のみが残されて作業用車輌の駐機に使われています。

 

 駅舎の建物は最低限の補修だけで今まで続いているようですが、ホームのほうはかさ上げと路面舗装の改修が行われていて新しい感じになっています。
 ここまで見て撮ったところで、次の列車のアナウンスが拡声器より流れました。それで反対側の新所原行きのホームへ移動しました。

 

 まもなくやってきた次の列車です。ゆるキャン車輌でした。

 これに乗るのがこの日の巡礼行動の最大の目的でしたから、事前に時刻表をチェックして、新所原までのゆるキャン車輌のダイヤを抽出し、それをもとにしてこの日の巡礼ルートを設定しておきました。最低でも2回乗れれば良い、という前提での計画でしたが、前述のように浜名湖佐久米駅への乗り降りをパスしましたから、そのぶん余裕あるスケジュールになりました。

 

 三ヶ日駅から乗ると、このように掛川駅や天竜二俣駅ではなかなか見られない、車輌の南側のデザインを間近に見ることが出来ます。
 天竜浜名湖鉄道の殆どの主要駅のホームが相対式ホーム2面2線なので、乗って利用している時でもほとんどは片側のデザインしか見られないことになりますが、三ヶ日駅の下り線はホームの両側に2線が通る形式なので、両側のデザインを間近に見られます。そのことも計算しての、今回のゆるキャン車輌乗車スケジュールでありました。

 

 このように、南側の乗降口の閉まった状態でのデザインが、なかなか撮る機会がないので、撮れたらラッキーです。
 このアニメ版の三人の夜景見物の場所は、現在は撤去されてしまった奥浜名湖展望公園の展望台ですが、ドラマ版では三ヶ日にある三ヶ日高山ふれあいの森の展望台がロケに使用されています。

 この14時43分発の列車に乗り、新所原へ向かいましたが、ほとんど居眠りしていたので、途中の景色はあまり見ずに終わりました。

 

 15時3分、終点の新所原駅に着きました。ガタンと揺れて停車したので目が覚め、慌てて降りて上図の写真を撮りました。

 

 降りる際に乗降口から車内を撮りました。

 

 掛川方面の前面を撮影。

 

 新所原方面の前面を撮影。どこでもどこから撮っても絵になるゆるキャン車輌です。何度撮っても飽きません。

 

 隣のJR新所原駅の通廊からも撮りました。毎回このアングルで撮っています。

 

 デジカメの望遠モードで撮りました。現時点では運行期間が2023年9月30日まで延長されているとの事なので、この夏にもまた乗ろうと思えば乗れるわけです。

 ですが、さらなる運行期間延長が有り得るかもしれません。車輌本体はまだまだ支障なく稼働しているということですし、ラッピングのほうもやや色あせ気味にはなっているものの、外装も内装も全然損傷がなく、大洗ガルパン車輌の赤錆と剥落だらけの酷いボロボロ状態とは雲泥の差があります。大洗ガルパン車輌は今年度内に運行を終了するそうですが、とにかく見るにしのびない状態でしたから、運行終了は至極当然の帰結かと思います。

 

 ゆるキャンに関しては、すでにアニメ3期が決定していて、ストーリーの大半の舞台は大井川鐡道になると思われます。同じ静岡県内で、近接する鉄道会社である天竜浜名湖鉄道が、そのアニメ3期スタート後からの大勢の巡礼者たちへの対応策を全く考慮していない筈はありません。

 もし、ゆるキャン車輌の運行期間を再延長すれば、大井川鐡道エリアへの聖地巡礼ムーブメントの波及効果が得られます。掛川を連絡ポイントとしての大井川鐡道および天竜浜名湖鉄道のダブルゆるキャン巡礼が楽しめる筈です。現時点で本格的なゆるキャンラッピング車輌は天竜浜名湖鉄道にしか存在しませんから、そのインパクトは依然として大きいです。

 仮にアニメ3期スタート後にも天竜浜名湖鉄道のゆるキャンラッピング車輌が運行継続していれば、全国からの巡礼ファンは大井川鐡道エリアと併せて天竜浜名湖鉄道のゆるキャン聖地にも向かう筈です。そのムーブメントによる収益、沿線への経済効果は、運行終了した場合に比べれば格段の差がつくと思います。

 以上の推測をふまえて、個人的には天竜浜名湖鉄道のゆるキャン車輌の運行期間延長はあと一回は有り得るのかもしれない、と思います。
 アニメ3期のスタートについてはまだ何も公表がありませんが、1期も2期も1月スタートであった経緯を顧みれば、おそらく来年2024年の1月ではないかと推測しています。現段階の2023年9月30日から3ヵ月後なので、半年程度の再延長があれば、大井川鐡道エリアとのコラボ効果は充分に見込まれるだろうと推測します。天竜浜名湖鉄道さんの更なるご英断に期待したいところです。

 以上で、「ゆるキャン△の聖地をゆく30」の記述を完了し、2023年1月の三回目の天竜浜名湖鉄道巡礼編として括ります。次の巡レ礼ポートは、舞台を山梨県に移します。
 なお、目次においては、今回の記事までを(「ゆるキャン△」の目次 その二)に括り、次の巡礼レポートからの記事は(「ゆるキャン△」の目次 その三)に収録します。  (了)

 

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ゆるキャン△の聖地を行く30 その6  濱名総社とハンバーガー

2023年05月30日 | ゆるキャン△

 濱名総社神明宮の拝殿前に着きました。ゆるキャンアニメ2期第4話に登場した建物です。

 

 このシーンですね。各務原一家がこの神社に毎年初詣していたというのは、一家の中央に居る祖母が近くの浜名湖畔に住んでいることも関係していたのかもしれません。

 

 ほぼ同じアングルで撮りました。アニメの描写では、門のようにも見えますが、れっきとした拝殿です。

 

 しかし、子供の頃に親しんだ神社が、ゆるキャンアニメの聖地になったというのは楽しい気分ですね。原作コミックでは描かれないスポットの一つなので、アニメ版で独自に追加された設定であったのかもしれません。

 

 拝殿の右横からの参道に進みました。上図の小さな鳥居をくぐって拝殿の右奥、本殿の下に行けます。

 

 子供の頃も、ここまで伯父に連れられて、大勢のイトコたちと一緒に手を合わせて拝礼をしたものです。そうやって子供の頃に教わった神前所作のルールは、今でもちゃんと覚えていますから、子供へのそういった教育は大事だなあ、と改めて思いました。

 

 濱名総社神明宮の本殿です。高台の削平段に建てられています。外から見ると神明造の屋根が目立つ江戸時代後期の建築ですが、古代以来の古式を踏襲しており、高床とせず礎石上に土台を置き板材を井籠に組む形式で、板倉造(井籠造)と呼ばれます。全国でも類例が稀な建築で、国の重要文化財に指定されています。

 この変わった建物形式は、この神明宮が浜名湖地域から伊勢神宮へ運ばれる貢進品の収納庫として使われた、という由緒に拠るものとされ、当地が伊勢神宮の直轄領であった歴史が背景にあるようです。

 

 かくして、この日の唯一のゆるキャン聖地スポット巡りは、懐かしい思い出に浸る機会ともなって、楽しく過ごせました。

 

 帰りものんびり歩いて、15分ほどで三ヶ日駅に戻りました。時刻は13時40分でしたが、次の列車の時間までは一時間もありました。昼間の13時、14時台はどこの鉄道でも運行便数が最低限になりますから、これは仕方のないことと割り切って、駅舎内にある上図のカフェ「グラニーズバーガー&カフェ」で遅い昼食と休憩をとることにしました。

 

 なかなか良い雰囲気のカフェですね。天竜浜名湖鉄道の多くの駅舎にて、建物活用の一環としてテナントを入れており、飲食店などが駅舎内にありますが、こういったケースは他の鉄道会社ではあまり聞きません。多くの駅は無人駅なので、その管理も委託しているのかもしれませんが、なかなか合理的で有効な取り組みだと思います。

 

 三ヶ日駅は、無人駅ではなくて業務委託駅としての扱いになっています。おそらく天竜浜名湖鉄道の関連会社、例えばステーションサービス等に、運転取り扱いを除く全ての業務を委託しているのでしょう。ですが、我々駅利用者にとっては、駅員さんが居るという点において、直営駅と大して変わらないです。

 

 さて今回は、上図のハンバーガーとココアの組み合わせをいただきました。こちらのお店は、三ヶ日町のご当地ブランド牛を使用した「三ヶ日牛バーガー」が有名で、ほかに地元特産の浜名湖みかんを使用した「三ヶ日みかんサイダー」などのご当地メニューを提供していることで知られます。
 なので、今回の巡礼での昼食場所候補の第一に決めていましたが、予定通りでした。

 こちらのメニューはボリュームがあることで知られていますが、今回の私にとっては有り難いことでした。掛川を出てから一切飲み食いしていなかったうえに、濱名総社神明宮までの往復で約30分ほど歩いて、かなり空腹だったからです。なので、この量でも少し足りないぐらいで、時間をかけてゆっくりと食べ、飲みました。

 グラニーズバーガー&カフェの公式サイトはこちら

 

 店内の壁に貼ってあった初期のゆるキャンコラボポスターです。2021年にゆるキャンラッピング車輌の運行が始まった頃から主要各駅に貼ってありましたが、アニメに登場して聖地となった気賀駅、浜名湖佐久米駅の二ヶ所には、サイズの大きい大判が貼ってあったと記憶しています。

 その後に気賀駅、浜名湖佐久米駅の二ヶ所にはアニメ版のタペストリーやポスターも貼られたため、上図の初期のポスターは外されていたと聞きました。私自身は、このポスターは天竜二俣駅、気賀駅、浜名湖佐久米駅、西鹿島駅の4ヶ所で見かけましたから、ここ三ヶ日駅で5ヶ所目となりました。  (続く)

 

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(車輌目次表紙)プラウダ高校 T60(1、2輌目)(リボンの武者版)

2023年05月29日 | ガールズ&パンツァー

  使用キット  ズベズダ (商品コード3508) および ミニアート (商品コードMA35215)

  制作期間   2022年4月30日~7月13日

  製作記事   その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9 その10 その11 その12 その13 完成です!!

  総評・備考
 T-60は第二次大戦中にソ連が開発し、偵察および歩兵支援用として運用した軽戦車の一種である。ガルパンではコミック「リボンの武者」にてプラウダ高校の所属車輌として登場し、選抜チームの「カチューシャ義勇軍」や「礼儀正しい少女たち」の戦力として活躍する。作中車はT-60またはT-60Aの前期型に相当し、外見上の特徴は八角形の砲塔、ディスク型の転輪などが挙げられる。公式キットは無く、適応キットはミニアートの製品が大部分を占めるが、作中車を再現出来るキットは2件(下のキット一覧の2、3)に限られる。
 今回の作例はズベズダ(下のキット一覧の1)とミニアートの品(下のキット一覧の2)を用いて2輌を仕上げたものであるが、前者のキットは中古市場でしか入手出来ない。ミニアート製品のほうは店頭でも通販でも入手が出来るが、パーツが多いうえに細かく精巧で作業量も多い。作中車は実車準拠なので、改造および修正を必要とせずストレートに組み立てて再現出来る。

  公式および適応キット一覧(2023年5月現在) 黄帯が今回の使用キット  


目次へ

 

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ゆるキャン△の聖地を行く30 その5  三ヶ日駅から濱名総社へ

2023年05月28日 | ゆるキャン△

 11時46分に天竜二俣駅を発して、浜名湖佐久米駅で降りてカモメの群れを見物する予定でした。しかし、浜名湖佐久米駅への停車前にホームを見ると、ホームを埋め尽くす大勢の観光客がひしめいており、駅前の駐車スペースが満杯、さらに駅の向こうの「さくめ」さんの店先に長い待機行列が見えました。そして肝心のカモメは、駅前にも、浜名湖畔にも、一匹すら見えませんでした。

 あれだけ大勢の人間が居たら、カモメも警戒して近寄らないのだろうな、と考えました。カモメが居ないのでは話になりません。それで降りるのを止めました。このまま次へ行こう、と決心し、この日のゆるキャン聖地巡礼を1ヶ所に絞ることにして、12時43分に三ヶ日駅で降りました。上図は、三ヶ日駅にて撮った、乗ってきたエヴァのラッピング車輌です。

 

 三ヶ日駅の駅名標です。個人的には最も思い出の多い駅です。子供の頃、母方の伯父および叔父(伯父の弟)の家がこの三ヶ日にあって、毎年の正月とお盆に親戚一同で集まっていました。その頃はまだ国鉄二俣線の三ヶ日駅でしたが、そのたたずまいは今もあんまり変わっていないようです。

 

 ホームから改札口へ行こうとしたら遮断機が下りて、掛川行きの列車がホームに入りました。最近は見るのが珍しくなってしまった、通常カラーの車輌です。ゆるキャンのアニメに登場する車輌もこのカラーで、各務原なでしこが乗っています。

 

 三ヶ日駅の駅舎です。昭和十一年(1936)12月に国鉄二俣西線の駅として開業して以来の建物がいまなお現役です。戦前から続く木造駅舎の遺構として、平成二十三年に駅舎主屋が国の登録有形文化財に指定されています。

 私が子供の頃に何度も乗り降りした駅ですが、今改めて見ると「こんなんだったかなあ・・・」と思います。当時乗っていた国鉄の列車の姿は、かすかに記憶に残っていますが、駅舎は完全に思い出せません。

 

 三ヶ日駅から北へ6分ほど歩くと、かつて伯父が住んでいた家の場所の横を通りました。もちろん、当時の伯父の家はいまはもう無く、別の建物、別の住人に変わっていますが、道路は昔のままでした。

 そこから大通りに出てさらに北へ6分歩いて、上図の神社鳥居のある辻に着きました。上図の見慣れた社号標には、濱名総社神明宮、とあります。

 

 正月に伯父の家に遊びに行った時には、必ず伯父が親戚の子供達全員をこの神社への初詣に連れて行ってくれました。
 伯父は母の5人きょうだいの一番上で、次に次男の伯父、次が母の姉にあたる伯母、そして母、末っ子の叔父、と並びます。だから私のイトコもあわせて11人居まして、私と妹を加えた13人の子供が伯父に連れられて、この神社に毎年行っていたわけです。

 だから、道は今でも憶えていて迷う事もなく、参道筋に入りました。が、上図の文化財指定標識は初めて見ました。

 

 この濱名総社神明宮が、ゆるキャンのアニメに登場して聖地になっています。アニメ2期の第4話にて、各務原家一同がここに初詣に行く場面が出ています。

 それを初めて観て知った時は、マジであの神社か、と驚きましたが、浜松市西部では初詣スポットの定番として親しまれる神社ですから、浜松市西部の弁天島近辺に住んでいた各務原家が行っていてもおかしくないな、と気付きました。同時に、ゆるキャンの聖地になったというのが、大変に嬉しく感じられました。

 

 神社の由来や文化財指定の建物の説明を記した案内板です。子供の頃は、どんな神社なのかは全く知りませんでした。それよりも初詣に行った後で伯父が配ってくれるお年玉を心待ちにしていたものです。

 

 昔はもっと鬱蒼とした社叢が参道筋にもあったのですが、近年の整備事業で駐車場を拡張したとかで、かなり切り開いてしまったようです。

 

 ですが、この太い老木は、見覚えがありました。あの木だ、まだあるんだ・・・、と感動してしまいました。昭和56年の正月に、母方のいとこ全員でこの老木の下で記念撮影をしたことがあるからです。当時の私は中学三年生でした。
 その写真には、今は亡き三人、伯父、次男の伯父、伯母の笑顔も並んでいます。もう一度会いたいなあ、と思いました。

 

 参道を進んで、神明造の拝殿へと向かいました。ああ、間違いない、ゆるキャン2期第4話にワンカットだけ出ていた神社の建物だ、と気付きました。そうか、この神社だったのか、子供の頃の我々と同じように、各務原なでしこ一家も初詣にきていたのか、と嬉しくなりました。  (続く)

 

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継続高校 GAZ-AA(フェイズエリカ仕様) 作ります!! その4

2023年05月27日 | ガルパン模型制作記

 ステップ32、ステップ33では車体の組み立てを進めます。キャブの組み立てが中心です。

 

 ステップ32で組み立てるパーツ類です。キャブの前面、ハンドル等を組み付けます。

 

 組み上がりました。

 

 エンジン部分です。精巧に出来てますので、塗装するともっと見栄えがするでしょう。

 

 ハンドルが付くといかにも運転席らしく見えます。

 

 ステップ33で組み立てるパーツ類です。キャブの背面、天板などを組み付けます。

 

 組み上がりました。

 

 見ているうちに、最近に話題になったロシアの戦車映画「T-34」の冒頭に出ていたトラック、もしかして今作ってるこのトラックだったかな、と思い出しました。何かのトレーラーを牽引していて、敵のⅢ号戦車に狙われつつも、砲撃をうまくかわしてゆくあの軍用トラック、姿が似てる気がします。Zis-5あたりかもしれませんが・・・。

 

 ステップ34、ステップ35ではドアを組み立てます。ステップ36ではエンジンカバーを取り付けます。ステップ37でヘッドライト、ステップ38で警笛を組み立てます。ステップ39で各種の部品を車体に組み付け、ステップ40で左のドアミラーを取り付けます。
 これらの工程は、まとめて行ないました。

 

 全てのパーツをまとめて切り出して準備しました。

 

 一気に組み上げました。20分もかかりませんでした。

 

 うーん、ロシアの戦車映画「T-34」の冒頭に出ていた軍用トラックとは、ちょっとキャブの形状というか輪郭が違うような気がしてきました・・・。

 

 ステップ41とステップ42で左右のヘッドライトを組み付けます。ステップ43からラストのステップ48までは荷台を組み立てます。ミニアートの組み立てガイドは、工程を細かく分けているので、工程の数が多くなる傾向があります。ドラゴンあたりですと1つの工程にまとめているものが、ミニアートでは3つぐらいに細分化されています。

 

ステップ41とステップ42の作業が終わり、左右のヘッドライトが仕上がりました。

 

 ステップ43からラストのステップ48までの荷台の組み立ても、まとめて一気に行ないました。

 

 組み上がった荷台です。

 

 車体に取り付けました。塗装前の組み立て工程の全てを完了しました。  (続く)

 

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ゆるキャン△の聖地を行く30 その4  天竜二俣で見た車輌

2023年05月26日 | ゆるキャン△

 11時26分に終点の天竜二俣駅で降車しました。その後の数分間、ゆるキャン車輌はホームに停まったままでしたので、駅に居た観光客がわらわらと集まってきて、撮影したり中を見物したりしていました。運行終了後は、毎回このように、数分間停めて展示状態にしているようで、ホームからだけでなく、連絡踏切から撮る人も居ました。

 人気アニメとのコラボ車輌はとにかく一番の客寄せになります。駅に居る間はなるべく見せて公開状態にしておくのが良いです。そのあたりのツボを、天竜浜名湖鉄道さんは大変によく分かっていらっしゃいます。

 

 私自身はもう何度もゆるキャン車輌に乗り、見ていますから、他の車輌のほうに関心がゆきました。ホームの向こうの駐機線の端に、2種の車輌がホームからも見えるように停めてありました。これも展示効果を狙っての配置でしょう。

 

 右の車輌は天竜浜名湖鉄道のTH2100形の通常カラー車輌でしたが、左は令和三年(2021)5月23日に最終運行を行なって引退したTH3000形でした。確か、故障か何かで営業運転が出来なくなって、長らく休車扱いになったあげく、ラストランでも客を乗せないで走ったと聞きました。

 このTH3000形が引退したことによって、現在の運行車輌は14輌のTH2100形のみとなり、大半がさまざまなラッピングを施して走っています。ゆるキャン車輌もその1輌で、車体にTH2109の番号が付いているので、TH2100形の9番車だと分かります。

 

 さて、ゆるキャン車輌の発車ベルが鳴りました。乗降扉が閉じられて、駅構内東側の車両基地へと回送されてゆきました。

 

 するすると動き出してホームから出てゆくゆるキャン車輌。

 

 とりあえず、さよならー。・・・実はこの日はもう一回乗る予定でしたから、これでお別れというわけではなかったのでした。

 

 次に乗る列車まで15分ぐらいの余裕があったので、改札口を通って駅舎の外へ出て、上図の巨大なゆるキャンタペストリーが健在であるのを確かめました。天竜二俣駅にこれがまだ懸けてあるということは、他のゆるキャン聖地の駅のパネルやタペストリーもまだあるのだろうな、と思いました。

 

 改札口へ戻った際に撮った、内側の記念撮影用車輌パネル。日付が付くので、記念に撮っておけば、いつ行ったかが分かります。

 

 そのうちに人々が歓声をあげて掛川行きのホームに集まり出したので、何事かと思って振り返ると、ちょうど掛川行きの列車が入ってきたところでした。そのラッピングが、初めて見る「どうする家康」のデザインでした。

 

 まだNHKの放送前でしたが、なかなかの人気でした。待ち構えていた鉄道ファン達約50人ほどがカメラを構え、一般観光客もスマホを片手に車輌を取り巻くようにして集まっていました。

 

 続いて、私もこれから乗る11時46分発の列車が反対側に停まりました。こちらはエヴァンゲリオンのラッピング車輌でしたので、これにも多数のカメラやスマホが向けられていました。

 天竜二俣駅は、車輌基地がある関係でダイヤの結節点にもなっており、ここから運行する便、ここで運行を終える便も混じるので、同時刻に上下のホームにそれぞれの車輌が停まる確率が高いそうです。
 したがって、色んなラッピング車輌が並ぶ図を撮るには適した場所でもあります。運が良ければ、2つのホームの上下線にあわせて4輌が停まっている絵が撮れたりします。それを狙ってやってくる観光客も少なくないそうです。  (続く)

 

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(車輌目次表紙)プラウダ高校 ISU-152(プラウダ戦記版)

2023年05月25日 | ガールズ&パンツァー

  使用キット  イタレリ/ズベズダ (商品コード296)

  制作期間   2022年4月27日~4月28日

  製作記事   その1 その2 その3 その4 その5 その6 完成です!!

  総評・備考
 ISU-152はソ連軍が第二次大戦期に開発し運用した自走砲の一種である。IS-2のシャーシを利用して砲郭式にML-20 152ミリ榴弾砲を装備したもので、JSU-152とも表記される。ガルパンにおいてはコミック版の「プラウダ戦記」にてプラウダ高校チームの所属車として登場し、アニメ版では見られないソ連軍自走砲の勇姿を示している。
 公式キットは無く、適応キットは多くがJSU-152の表記で販売される。「プラウダ戦記」の作中車は独自の仕様にて描かれるため、いずれのキットを用いても修正および改造が必須となる。今回はイタレリからの発売品を使用したが、これはズベズダからのOEM製品であり、パーツ数も少なくて組み立てやすい。初心者クラスにもおすすめ出来るガルパン仕様制作の入門キットの一つに数えられる。

  公式および適応キット一覧(2023年5月現在) 黄帯が今回の使用キット  


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ゆるキャン△の聖地を行く30 その3  天竜二俣へ

2023年05月24日 | ゆるキャン△

 今回で5度目の利用となったゆるキャン車輌ですが、内装のポスター群が前回とは違って劇場版の主要シーンに差し替えられていました。

 

 個人的には、劇場版のストーリーはあんまり感動しなかったのですね。高校時代の、本栖高校のみんなの活動のストーリー、というのが原作コミックでも描かれるストーリーですから、その世界観が私の中では依然として中心になっています。

 

 なので、本栖高校卒業後、社会人になってから数年後、という設定とのギャップに正直言って困惑してしまったのを覚えています。それで、劇場版の視聴は一度きりで終わっています。

 

 ですが、一度観たきりでも、これらのポスターを見ると、ああこの場面か、全部ハッキリと思い出しました。

 

 この土岐綾乃は良かったですね。登場シーンが短すぎて、単なるモブキャラクターになってしまっているのは、ちょっと残念でしたね。各務原なでしこの浜松時代以来の親友なのですから、もっと色々掘り下げて描いて欲しいですね。

 

 劇場版のキービジュアルの画もありました。

 

 あー、これはダイヤモンド富士を見られる場所、たしか高下という場所でしたかね。これは元旦に鳥羽美波先生のハスラーで日の出を見に行こうとしたストーリーの聖地でもありますが、まだ行っていません。
 かなり山の上のほうらしいのですが、原作コミックにも描かれる場所ですから、原作コミックの場面とストーリーに沿っての聖地巡礼がメインの身としては、いずれ行く積りです。

 

 ん、これは志摩リンだったか?

 

 劇場版で最も変化が大きかったのが志摩リンでしたかね。あの独特の団子状の髪形が無くなったのが大きいと思います。あれが無いと、一気にボーイッシュになるのですね・・・。

 

 さて、10時33分に掛川を出て、桜木までは私だけの独占貸し切り状態でした。私の他には、濃厚なゆるキャン成分だけが車内に詰まっていたのでした。

 

 とにかくアニメ3期が楽しみです。浜松以来のコンビが、再び大井川エリアで行動を共にして大いに遊ぶのです。

 

 以前に行った、西掛川駅近くの「さわやか」掛川本店が見えました。あのハンバーグ、また食べたいですね。

 

 遠州森の駅ホームです。ここで多数の利用客が乗り込んできて、座席の半分ぐらいが埋まりました。

 

 上野部駅の駅名標です。京都造形芸大時代の同級生の実家が桜木駅近くにあって、夏や秋に二度ほど遊びに行って泊めて貰った事がありますが、その際に釣りに誘われて、この上野部駅まで行ってそこから天竜川の河畔まで降りて遊んでいた記憶があります。

 

 その次の駅が終点の天竜二俣でした。時刻表通りの11時26分に着き、ここでゆるキャン車輌は運行を終えました。天竜二俣駅のホームの駅名標は最近のエヴァとのコラボによる「だいさんむら」のままになっていました。  (続く)

 

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継続高校 GAZ-AA(フェイズエリカ仕様) 作ります!! その3

2023年05月23日 | ガルパン模型制作記

 ステップ19では排気管を組み立てます。ステップ20およびステップ21では前部の左右のフェンダー部分を作ります。ステップ22ではフェンダー等をシャーシーに取り付けます。ステップ23では操縦席のベースを組み立てます。

 

 実際の作業ではステップ19からステップ22までの工程をワンセットにして各部の組み立てを同時並行で進めました。

 

 前部フェンダーを取り付ける前の、裏面の状態です。

 

 全てひっくり返して上面を上にしました。

 

 左右の前部フェンダーを組み付けました。

 

 ステップ23に進みました。

 

 操縦席のベースが仕上がりました。エンジンから伸びるハンドルへの駆動軸の一部が見えますが、後でこれにハンドルの軸を繋ぎます。

 

 ステップ24からステップ30まではキャブのフロントガラスとその下のボディ部分を組み立てます。ステップ31では操縦席のフットペダル類を取り付けます。これらの工程は一連の作業として括って、一気に進めました。

 

 それで、全ての工程のパーツ類をまとめて切り出して、組み立てる順に並べて準備し、一気に組み立てました。

 

 組み上がりました。これらの組み立て作業は5分もかかりませんでした。  (続く)  

 

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ゆるキャン△の聖地を行く30 その2  ゆるキャン車輌貸し切り状態

2023年05月22日 | ゆるキャン△

 天竜浜名湖鉄道の掛川駅にて、久しぶりにゆるキャン車輌を見て、乗りました。

 初めて乗ったのが2021年の2月で、2回利用しました。その五ヶ月後の7月にも2回利用しましたので、今回で5回目の利用となりました。もとは半年ほどの運行が計画されていたと聞きますが、ゆるキャン人気による利用客の増加を受けて運行期間の延長が図られ、それが再延長、再々延長になって今回のタイミングに至っています。三度にわたって運行延長を決めた天竜浜名湖鉄道の英断に感謝、です。

 

 10時33分の発車までに車輌の内外を見て回りました。上図は斉藤恵那とチクワ。

 

 犬山あおい。

 

 車内に入って、鳥羽美波先生。

 

 乗降口付近。既に何度も記事で紹介していますので、ここでは説明不要でしょう。

 

 反対側の乗降口付近。

 

 発車3分前になっても、車内に居るのは私だけでした。

 

 独占貸し切り状態、もう最高ですな・・・!このまま買い取って自宅の庭に静態保存したいぐらいです。

 

 いずれスタートするアニメ3期では、大井川キャンプ編がメインとなるでしょうから、この土岐綾乃も再び準主役級の活躍をみせてくれるでしょう。土岐綾乃推しのファンはけっこう多いと聞いていますので、アニメ3期放送後はその行動ルートをたどって畑薙大吊橋までの難路にチャレンジする巡礼者が増えることでしょう。

 

 ゆるキャン車輌の中で個人的に一番気に入っているのが、この中学生時代の3人のデザインです。

 

 各務原なでしこの、この表情はアニメでは出ていなかったと思います。中学生時代の回想シーンは毎日ママチャリ浜名湖一周とかがあったはずだけど、各務原桜さんの「ブタ野郎」のセリフしか記憶に残っていません・・・。

 

 土岐綾乃のこの姿も、アニメ本編では出ていなかったと思います。もしかして、アニメ3期で何らかの回想シーンとかがあって、この表情がワンカットだけでも見られるのでしょうか・・・?  (続く)

 

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ゆるキャン△の聖地を行く30 その1  久し振りのゆるキャン車輌

2023年05月21日 | ゆるキャン△

 2023年1月22日の朝9時過ぎに、上図の宿の掛川ステーションホテルを出発してすぐ横のJR掛川駅へ行きました。
 前日は大井川鐡道でのゆるキャン聖地巡礼を楽しみましたが、この日は天竜浜名湖鉄道でのゆるキャン聖地巡礼を楽しみますので、一昨日から掛川駅周辺のビジネルホテル2軒をはしごして連泊したものです。

 この掛川ステーションホテルは、今回初めて利用しました。今まで何度か利用した「くれたけイン掛川」の姉妹施設で、JR掛川駅のすぐ西というアクセスの良さ、リーズナブルな料金と無料朝食に加えて夕食カレーのサービス等が魅力的だったからです。静岡でのゆるキャン聖地巡礼の宿泊拠点としても便利な掛川での、宿泊施設の候補としてもおすすめです。

 掛川ステーションホテルの公式サイトはこちら

 

 さて今回の聖地巡礼は、天竜浜名湖鉄道のゆるキャン車輌に乗るのがメインで、目的地は2ヶ所だけでしたので、昼過ぎには帰途につく見込みとなるゆったりとしたスケジュールでした。

 この日のゆるキャン車輌の運行ダイヤは、10時33分発でしたので、それまでJR掛川駅内のコメダにて一時間ほどコーヒーを飲んだりしてのんびり過ごし、10時20分ぐらいに天竜浜名湖鉄道の掛川駅へ移動しました。

 

 既にホームに10時33分発天竜二俣行きのゆるキャン車輌が待機していました。ゆるキャン人気のゆえに、再三の営業運転延長がなされて、結果的に今回も乗ることが出来ました。
 人気アニメ作品とのコラボラッピング車輌は、長く運行すればするほど人気が広まって利用客も増えていくという大原則を、よく分かっていらっしゃる数少ない鉄道会社です。ゆるキャンファンは全力で応援して利用してあげましょう。

 

 既にゆるキャンのコラボ切符の販売は終了しており、再発売があるという噂すらも聞きませんでしたから、ゆるキャン車輌は運行継続となったものの、それに合わせての特別販売とかは企画されていなかったようでした。

 なので、今回は普通に上図の天浜線全線フリー切符を買いました。予定では、天竜二俣、浜名湖佐久米、三ヶ日の3ヶ所の駅で乗り降りして終点の新所原まで利用することになっていたからです。大人1750円なり。

 

 いやー、やっぱりこの車輌はいいですね。ラッピングのデザインもなかなか優れていて、印象に残りやすいところがあると思います。

 

 今回も早めにホームに入りました。早めに行けば、御覧のように出発の5分ぐらい前までは乗降扉を閉めていて、普段はなかなか見られない乗降扉部分のラッピングデザインが見られるからです。

 

 なので、大垣千明の横の乗降扉のデザイン全図もバッチリ。

 

 背景に富士山が見えて、本栖高校の5人と鳥羽美波先生、そして各務原桜が居ますから、劇中のストーリー展開に沿ったキービジュアルのデザインですね。初めてこの画を見た時は朝霧高原かと思いましたが。

 

 そして反対側の乗降扉の志摩リン。この図をちゃんと見た記憶があまり無いので、こうして間近で見て撮れたのは良かったです。

 

 各務原なでしこと志摩リンの組み合わせは、いつ見ても原作およびアニメでの最初の出会いの場面を思い出せてくれます。

 

 時刻は10時27分となりましたが、この時点でホームには私の他には誰も居ませんでした。どうやらこの日のゆるキャン車輌の第一便目の一番乗り、そして独占貸し切り状態が楽しめるのかな、と期待してしまいました。  (続く)

 

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(車輌目次表紙)プラウダ高校 KV-1(プラウダ戦記版)

2023年05月20日 | ガールズ&パンツァー

  使用キット  タミヤ ミリタリーミニチュアNo.142 (商品コード35142)

  制作期間   2022年4月27日~4月28日

  製作記事   その1 その2 その3 完成です!!

  総評・備考
 KV-1は、第二次大戦期にソ連軍が運用した45トン級の重戦車である。ガルパンではコミック「プラウダ戦記」にてプラウダ高校チームの所属車輌の一種として登場する。その作中車はZIS-5砲塔をもつ1941年7月からの生産型に該当するようである。公式キットは出ていないが、ほぼ一致する適応キットがタミヤから出ている(下のキット一覧の3)ため、それを使用すれば再現製作は容易であろう。
 今回の作例は、タミヤの旧製品である、増加装甲装備のKV-1Bタイプの1942年型のキット(下のキット一覧の2)で行なったため、その増加装甲パーツを外すなどの改造が必要となったものの、製作自体は簡単で気軽に楽しめた。東欧やロシア圏においては人気がある車種らしく、適応キットも多数にわたる。幾つかのメーカーから様々な製品が発売されているが、下のキット一覧には「プラウダ戦記」の作中車を再現可能な製品のみを列挙した。

  公式および適応キット一覧(2023年5月現在) 黄帯が今回の使用キット  


目次へ

 

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ゆるキャン△の聖地を行く29 その12  新金谷駅にて

2023年05月19日 | ゆるキャン△

 プラザロコのゆるキャンコーナーをのぞいた後、40分ほど時間が余っていたので、新金谷車両区への散歩見物にあてました。最初に上図のSLかわね号用の客車を見ました。ヘッドマークが付けられたままなので、SLかわね号用の客車というのはこの車輌が常に使われているのか、と気付きました。SLはC10形8号機ですから、この車輌の前に連結して運行される筈ですが、その際にヘッドマークもC10形8号機のほうに付け替えるのだろうか、と考えました。

 

 続いて、旧南海電鉄の6000系を見ました。現在の大井川鐡道本線においては最も新しい車輌です。ですが、大井川鐡道の公式サイトには全く名が見えないので、少なくとも営業運転に向けての諸準備が行われる段階には至っていない、ということだけは察せられました。

 この6000系が大井川鐡道に譲渡されたのは令和二年の7月ですから、まだ三年にもなっていません。ですが、三年近くも車両区の留置線に置かれたまま、というのも考えてみますと妙です。なにか事情があるのでしょうか。

 

 そもそも、この6000系が譲受された理由は、老朽化した旧近鉄の16000系1編成と置き換えるため、であったと聞きます。既に何度も旧近鉄車輌の引退が間近な件について触れているのも、この新型車輌の存在があるからです。

 聞けば、譲受された令和二年のうちに営業運転開始を予定していたそうです。ですが、令和五年1月現在の時点でまだ営業に入っておらず、上図のように行先表示には「試運転」の表示が出たままになっています。

 要するに、置き換える予定であった旧近鉄の16000系1編成が、いまだに現役状態で機能しているために、この折角の新型車輌が予備役のままになっているわけです。既に三年が経とうとしているのに、16000系1編成を廃車にするといったニュースは全く聞こえてきません。

 ゆるキャンファンの視点でみますと、16000系1編成はやがてスタートするアニメ3期の大井川キャンプ編にて井川線のアプト式列車とともに大井川鐡道の顔ともなる主役級の存在となります。各務原なでしこが金谷駅から千頭駅までの本線全区間を乗る「レトロな列車」がこの16000系なので、既に現在のコラボキャンペーンでもあfろ氏の描き下ろしイラストにも描かれますし、それ以前に原作コミック第10巻のカバー表紙やカラーページに描かれて、ゆるキャンにおける大井川鐡道の顔に既になっています。

 なので、これをアニメ3期のスタート前に引退させてしまうと、それだけでゆるキャンアニメとの重要なコラボ要素の一つを失ってしまいます。全国に75万人が居るといわれる各務原なでしこのファン達の一割が巡礼に向かえば、その75000人は必ず16000系に乗りたがりますから、廃車にしてしまうと、もう巡礼そのものの契機が失われます。

 そうでなくても、ゆるキャンファンの鉄道利用での巡礼者は間違いなく一度は必ず16000系に乗ります。それが出来ないと、ゆるキャン聖地巡礼で大井川方面へ行く動機の何割かが失われます。それらのダメージは相当な累積効果を生み出しますから、折角のアニメ聖地としての大井川鐡道への評価も落ちてしまいかねません。

 赤字に続いて災害不通で苦しむ大井川鐡道にとって、ゆるキャンのブームによる観光ムーブメントは、間違いなく救世主となるでしょうから、その重要な因子でもある旧近鉄の16000系1編成をここで引退させるわけにはいきません。そういう事情によって16000系を現役のままに留め、旧南海の新型車輌を譲受しておきながら三年近くも留置しているのだ、と推測しておりますが、考え過ぎでしょうか。

 ちなみに、2023年5月時点で大井川鉄道の公式サイトでは、本線の運用電車に関して「元南海電鉄21000系、元近鉄電車16000系統、元東急電車7200系の3車種を毎日ローテーションして使用しています。」と述べられています。少なくとも、16000系はまだ現役である、ということでしょう。

 

 色々と考えをめぐらせつつ、転車台のほうへ近づきました。

 

 前回巡礼時に見た時と同じ状況で、C12形164号機が転車機の上に乗ったままでした。ずっとこのままになっている雰囲気がありますが、トーマス号の営業運転期間には、イベントアトラクションとしてトーマス号をこの転車機に載せて回して子供たちの人気を呼んでいるそうですから、C12形164号機も他の位置へ移動しているわけです。

 

 なんとなく、ずーっと眺めてしまいました。

 

 見ていて、なぜか飽きないのでした。古びた機関車独特のメカメカ感が、なにか心にグッとくるのです。そして熱い何かがこみ上げてきて、近寄って鉄の肌を撫でてやりたい気持ちになってくるのです。

 

 奥には、かわね号のC10形8号機も健在でした。こちらは現役ですから、常に整備されて綺麗に磨かれたピカピカの状態でした。

 

 いいですね。ここは本当に楽しい所です。
 
 そういえば、亡き父は、鉄道工学の技術者でした。名古屋の鉄道メーカーに勤務して、新幹線の初代0系など数々の車輌の開発設計に関わってきた人なので、昔はよく一緒に鉄道に乗ると、必ず何か一つは鉄道車輌に関わるエピソードを話してくれました。蒸気機関車の専門家でもあり、家に「C系」や「D系」の設計図や部品仕様書が一杯積んであったほどなので、もしここでも生きて側に在れば、きっと様々な専門用語を交えて大井川鐡道の車輌への思いを熱く語っただろうな、と思います。

 

 時間も迫ってきたので、新金谷駅の駅舎に戻りました。その横に上図のバス停があるのを見つけ、近寄って島田市のコミュニティバスと大鉄アドバンスの連絡バスの2路線がここを通っている事を知りました。富士山静岡空港への便もあるのですね・・・。空路で静岡まで来て、バスで大井川鐡道へ観光に行けるわけです。

 

 たまたま見つけた、駅舎の建物の本社部分の二階の外壁のマーク。大井川鐡道の社章であるようです。

 

 17時10分、改札口を通りました。次に乗る17時21分の列車の案内が電光表示板に出たからでした。

 

 改札口から踏切をわたってホームへと進みました。

 

 なんとなく名残惜しい気分にもなりました。ゆるキャン聖地巡礼で何度も利用していますが、今回で一段落して、来年1月ぐらいと予想されるアニメ3期のスタート以後までのほぼ一年ほどは、大井川鐡道に来る機会がなさそうに思えたからです。

 

 この昭和レトロの情緒たっぷりなホームの建物も、両側の古めかしい雰囲気の客車も、黄昏時に見るとまた感動的な景色になっていました。

 

 17時21分発の列車は、すでにおなじみとなった旧東急電鉄の7200系でした。4分後の17時25分に終点の金谷駅に着きました。降りた直後に上図の写真を撮り、JR金谷駅への連絡口を通ってJR線のホームに行きました。ようやく巡礼1日目を完了だ、と軽い疲労感を感じつつも、翌日の予定表を取り出して再チェックしたりしました。

 以上で、「ゆるキャン△の聖地をゆく29」の記述を完了し、2023年1月の二回目の大井川鐡道巡礼編として括ります。翌日の巡礼行程は、項を改めて綴ります。  (了)

 

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ゆるキャン△の聖地を行く29 その11  新金谷駅のカフェとプラザロコ

2023年05月18日 | ゆるキャン△

 家山駅を15時21分に出て、15時49分に新金谷駅で降りました。この日の巡礼行動のラストミッションを新金谷駅にて予定していたからでした。

 

 そのラストミッションとは、新金谷駅内のカフェにて、ゆるキャンコラボ品の「ゆるキャン△ラテ」をいただくことでした。上図のように、駅改札口のすぐ横にカフェがあります。

 

 そのカフェは、静岡県下に6店舗を展開する「This Is Cafe」さんの店舗です。新金谷駅の駅舎内にテナントの形で入っています。文字通り「列車が真横を通る」がキャッチコピーの「This Is Cafe」新金谷店です。
 「This Is Cafe」さんの公式サイトはこちら

 

 店先のメニュー看板です。この画像は2023年1月21日に撮りましたが、「This Is Cafe」さんのメニューはその翌月の2月にフルチェンジされて変わっているそうです。

 

 さて今回は、こちらのゆるキャン△ラテをいただくことにしました。御覧のように6種類がありました。

 実はこの種のゆるキャン△ラテは以前に一度、同じ「This Is Cafe」の富士山静岡空港店にていただいています。2021年春に富士山静岡空港にてゆるキャンイベント展示が開催された際に行って、今回の上図のラテと同じものを飲みました。当時のレポートはこちら

 

 今回のこちらでは、コロナ対策の一環として店内での飲食が不可となっていたため、目当ての品を注文して購入し、カウンターで受け取るだけにとどまりました。

 

 今回は土岐綾乃バージョンをチョイス。以前の富士山静岡空港店での6品目のなかには無かったキャラクターだったので、前回のコラボと今回のコラボの6種類の品には入れ替わりがあることに気付きました。
 前回の時は6品目のなかに大垣千明、犬山あおい、斉藤恵那のバージョンがあったのですが、今回はそれらが土岐綾乃、チクワ、富士山ロゴのバージョンになっていました。

 

 少し空腹になっていたので、ラテとあわせてチリドッグも購入し、プラザロコ向かいの休憩所にていただきました。土岐綾乃バージョン、うまし、でした。

 

 新金谷駅の駅舎は、夕陽をあびて綺麗に輝いていました。なんとなく撮りました。

 

 次の列車の時刻まで一時間余りも余裕があったため、暇つぶしを兼ねて向かいのプラザロコに再び入ってみました。

 

 すでにコラボキャンペーンの切符販売は終了していて、コーナーには人影がありませんでした。上図のキャラクターパネルが並ぶ空間も、静まり返っていました。

 

 この5人のパネルは、アニメ第3期がスタートして大井川キャンプ編が全国放送された後に、関連のコラボキャンペーンにて再び活用されるものと思われます。その時にはアニメ版のキャラクターパネルも追加されているだろうと予想されますが、そうなったら豪華な並びになるでしょう。

 

 トマすき弁当、大人気のようでこの日も完売でした。弁当自体も美味しいのですが、ファン的にはその5種類のゆるキャンデザイン包装紙も垂涎の品でありますから、コンプリートを目指して5個買った人も少なくなかったと聞きます。

 

 直売コーナーはまだ営業していて、私が居た時間帯にも数人の来客がありました。もともと地元の特産品や大井川沿線の土産物を売っているコーナーなので、一般観光客の利用もあるわけです。

 

 で、上図のTシャツを記念に購入しました。予定にはありませんでしたが、買ってしまったのであります。

 

 このあfろ氏描き下ろしの大井川鐡道限定の5人のデザインがあまりにも魅力的だったからでした。これはキャラクターパネルや関連商品の全てに使用されていますので、この絵を見ただけで「大井川鐡道のやつだ」となります。分かり易いですね。いい巡礼記念になりました。

 

 あと、普通に欲しかったのが、上図のヘッドマークタイプの販促POPでした。志摩リンと斉藤恵那の珍しい組み合わせであるうえに、背景がSLかわね号のC10形8号機です。鉄道ファンでもこれは欲しがるだろうな、と思います。  (続く)

 

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継続高校 GAZ-AA(フェイズエリカ仕様) 作ります!! その2

2023年05月17日 | ガルパン模型制作記

 ステップ7からステップ9までは車輪を組み立てます。ステップ10からステップ13まではシャーシーの各所の組み立てを進めます。今回のキットは劇中車そのままですので、ストレート組みとなりますから、組み立てガイドの指示にたがって作業しました。

 

 ステップ7から作る車輪のパーツです。今回のキットで一番驚いたのが、この車輪のタイヤゴム部分の上図のようなパーツ割りでした。一つのタイヤを7枚もの円環パーツで構成するという、他では見たことのない方式です。

 

 外側と内側のタイヤを組み立てて、間にホイールをはさんでくっつける、という方法で組み立てるのは、初めての経験でした。なんでこのような手間のかかるパーツ割にしているのか、最初はよく分かりませんでしたが、組み立ててみると、ある事に気付きました。

 

 上図のようにホイールを挟み込んで組み上げてみますと、7枚のパーツの重なりがタイヤの溝(トレッドパターン)をリアルに見せて独特の精密感をあらわしているのに気付きました。いかにもタイヤだ、というようなリアルな再現度でした。こういうところにも、ミニアートならばでの「細密感への執念」といったものが感じられます。

 

 ステップ10からシャーシー部分の組み立てに戻りました。エンジンを据え付けます。

 

 ステップ11で後輪の車軸を組み込みました。

 

 組み上がりました。エンジンからの駆動軸が後輪の軸部に繋がりました。後輪駆動のメカニズムがよく分かります。

 

 ステップ13の工程に進みました。他メーカー品ではエッチングパーツになるような細いパーツも多いのですが、ミニアートのはだいたいプラパーツになっています。折ったりしないように、持つのにも最新の注意を払いました。

 

 組み上がりました。パーツ割りもそうですが、出来上がりの状態も実車のそれと大して変わりません。実車と同じ部品構成によって実車同然の仕上がりを得られるようにする、というのがミニアートの基本方針なのかもしれません。

 

 ステップ14では予備タイヤを組み付けます。私の製作では塗装後に組み付けます。ステップ15からステップ17までは後輪を組み立てます。
 ステップ18では、全ての車輪を組み付けますが、ここでは仮組みしてチェックするだけにして、塗装後に取り付けます。

 

 ステップ14で取り付ける予備車輪は、塗装後の取り付けとしました。それで上図の関連パーツも塗装後の組み付けに回して保管しました。

 

 ステップ14が完了した状態です。

 

 ステップ15からは後輪を組み立てました。順番を間違えると混乱するので、作った順に並べて、これは前輪、こっちは後輪、と指さし確認しながら進めました。

 

 ステップ18に進みました。車輪は仮組みとして、あとのパーツを全て組み付けました。

 

 組み上がりました。とにかく実車の製造工程とほぼ一緒らしいので、作業も細かくて時間もかかって何かと大変でした。そんな有様が、ウクライナのミニアートというメーカーのプラモデルのスタンダードなのでした。  (続く)

 

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