2024年8月10日、上図の大和鉄道まつりに嫁さんと行ってきました。
会場は奈良市役所の南にある、上図の奈良県コンベンションセンターでした。近鉄西大寺駅から発着する上図左の青いバス「ぐるっとバス」を利用して会場横のバス停まで行きました。「ぐるっとバス」は奈良市内の主要観光地を結ぶ観光用の路線バスで、運賃が一回100円なのでリーズナブルです。
御覧の通りの立派な多目的施設です。奈良県最大の会議場・観光交流拠点として令和2年に完成したばかりです。京都市でいえば岡崎公園のみやこめっせに相当する建物です。
御覧のように建物とその前の広場が巨大な覆屋根におおわれており、雨天でも広場にてイベントが出来るようになっています。この日は奈良県の警察と消防の車両公開も行なわれていました。
玄関口の内側には大きな仏像のオブジェが立っています。「こういうのがある、奈良らしいですねー、これハリボテなのかな、中にライトが入ってるみたい、カッコいい。・・・この仏像、元のモデルとかあるんですか?」と嫁さん。
当然、元モデルがあります。私自身は仏教美術史が第一専攻でしたから、すぐに分かりましたが、嫁さんには「クイズです。元モデルはどこの寺の何という仏像でしょうか」と答えておきました。
受付で入場料1000円を支払って上図のチケットとチラシを貰いました。
会場に入りました。広いなあ、と思いました。昨年度は別のホールで開催したそうですが、広さは半分ぐらいしかなかったそうで、色々と窮屈で問題があったため、今年からはこの広い空間での開催となったそうです。
多くの出展ブースが並んでいました。鉄道事業者は近畿地方を中心に16、奈良の観光企業が4、個人出展および販売ブースが16、運転体験コーナーが2あって、子供連れや家族連れが目立っていました。
10時過ぎに入場しましたので、ステージでは既に鉄道ファン有名人たちによるトークショーが始まっていました。嫁さんが「ちょっと見て行きたい」と言うので空いている席に座ってしばらく聞いていました。
テレビやネット動画の鉄道系番組でもおなじみのホリプロの南田祐介さん(左)とSUPER BELL,Zの野月貴弘さん(右)。開会式からネタ全開で飛ばしまくっていました。
左から「ゆきのチャンネル」の斉藤雪乃さん、「Let’sトレ活!」の久野知美さん、元近鉄広報の福原としひろさん。いずれもネット動画ではしょっちゅう見かける有名人です。
ですが、私も嫁さんも去年から鉄道模型を始めて鉄道にも関心を向けたニワカですので、話している内容の、専門的な用語や車輌の名称などが全然分からなかったりしました。それで20分ほどで嫁さんが飽きてしまったようで、「出展ブースのほう、見て回りません?」と小声でささやいてきました。
それで二人で席を辞して、出展ブースのコーナーへと移りました。
われらの奈良交通のブース。奈良市に住んでいた頃は通学や通勤で毎日利用していました。観光バスのバスガイドの制服、最近にリニューアルされたようです。嫁さんは「シカのマークのバスですよね、京都でもよく見かける」と話していました。
京都市からは嵯峨野観光鉄道が出展していました。私はともかく、嫁さんは丹波出身で京都市にも長く住んでいるにもかかわらず、この嵯峨野観光鉄道の嵐山トロッコ列車には一度も乗ったことがないのだそうです。まあ、地元民はそんなものでしょうね・・・。
ですが、去年から鉄道にも興味を持ち出してNゲージにも熱中している嫁さんですから、一度は乗ってみたくなったようで、上図の撮影時には、左端の係の方にアクセスや乗り方、保津峡下りの船への乗り継ぎ方などを質問して教えて貰っていました。
どうやら、年内に嵯峨野観光鉄道の嵐山トロッコ列車に乗りに行くことになるようです。
天竜浜名湖鉄道のブースに行ってみましたが、ゆるキャン関連のグッズは一つもありませんでした。エヴァンゲリオン関連はあったので、どうやらメインの推しがそちらであるようです。右端に僅かに写っている嫁さんが「Nゲージとか売ってないかなあ」とのぞいていましたが、無かったようです。
子供たちが集まって騒いでいた、鉄道模型の運転体験コーナーです。東京の「NPOナナツホシ」と奈良の「りーべる鉄道倶楽部」の2団体がそれぞれのレイアウトを設けていました。
上図は「りーべる鉄道倶楽部」のレイアウトです。子供たちが列を作って有料の運転体験を楽しんでいました。子供たちの大半が車輌に触ろうとしたり、持ち上げようとしているので、3人の係員さんが監視および制止に大忙しでした。
小さな子供達向けには上図のプラレールのコーナーもありました。私も子供の頃にこれで遊びましたから懐かしいですが、今でもあまり変わっていないのには驚きました。
嫁さんが「これの会社がNゲージも作ってるんですよね?」と訊いていました。正確にはNゲージを販売するトミーテックが、プラレールを販売するタカラトミーの完全子会社である、という関係です。
嫁さんが鉄道事業者のブース巡りに行ったので、私は前回の奈良鉄道まつりでも会った奈良市の個人出展者「工房さくら鉄道」に挨拶に行き、上図の展示商品やレイアウトを見、話をしました。
その展示品のひとつ、奈良県民にはお馴染みの「ハセハイ」こと近鉄大阪線の長谷寺と榛原の間の築堤上線路のジオラマです。私が今後に制作を予定している大井川鐡道井川線の山岳内路線のジオラマの参考になるので、色々と見て製作のポイントなどを教えていただきました。
その後、大井川鐡道の駅のひとつを製作して貰えないかとの話をもちかけて、小一時間ほど「商談」をしました。「工房さくら鉄道」は特注鉄道ジオラマの製作販売もされておられるからです。その案内サイトはこちら。
互いに意見を交わした後、本線の青部駅あたりが良さそうだ、となって、後日に見積もりと設計図を作成して送ります、ということになりました。
他にも注文を受けているそうで、同時並行の形で色々製作中だそうで、日数がかかりますよ、との事でした。長くて二、三年はかかると思って下さい、との事でした。それで、来年の「大和鉄道まつり」で会って経過を確認しましょうか、と決まりました。
これで来年の奈良の鉄道まつり行きが確定しました。奈良に行く楽しみが鉄道模型のほうでもひとつ増えました。