気分はガルパン、、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く38 その20 「ファイナルです!!」

2022年09月20日 | 大洗巡礼記

 大洗駅の続きです。通路の奥の上図の案内図により、駅内の工事とはエレベーター設置工事であることが分かりました。駅前のロータリーが拡充整備されて利便性が向上したのに合わせて、駅構内での利便性の向上も図られるわけですね。鹿島臨海鉄道はガルパン効果のおかげで黒字になって車輌も新しくしていますが、駅設備のほうはまだだったのですね・・・。

 

 工事区域の仕切り壁の階段側には、マリーと西絹代が。最終章の第1話と第2話の対戦相手チームの隊長ですので、次は第3話の相手、継続高校のミカが加わるということですかね・・・?

 

 駅ホームへの階段にて。ここでも撮影していただくのは初めてのことでした。 (上図はTさん撮影)

 

 背後にはたまたま島田愛里寿のポスターが。十二単みたいな格好していますね・・・、て言うか、これ十二単だよね?なんか違うような感じがするのですが・・・。 (上図はTさん撮影)

 

 駐機線には新型車輌が2輌、その奥には従来の車輌が色々と。

 

 ガルパン車輌も居ました。2号車ですね。その後、15時5分に水戸行きの列車で大洗駅を発ちました。

 

 水戸駅には15時35分に着きました。二人とも同じ16時27分発の常磐線特急に乗る予定でしたので、それまでの待ち時間を水戸駅ビル内のサザコーヒーさんで過ごしました。ここでもホシノは大学教授モードで色々と語っていましたが、学生気分のTさんには、どのような「講義」として感じられたことでしょうか。

 ホシノは、職場の大学ではもっと専門的かつ意欲的な内容を語って学生連中とも熱いやり取りを交わしていますから、大洗での「講義」はどちらかというと一般教養とか雑学のほうに終始した気がします。 (上図はTさん撮影)

 

 このときいただいたココアラテです。

 

 16時20分頃に水戸駅のホームに移動しました。常磐線特急の発着ホームは、鹿島臨鉄のホームの向かいになっているので、このときは待機中のガルパン車輌4号車を見ることが出来ました。これで、見納めになるのだと思い、しばし感慨にふけりました。

 

 4号車の乗降ドアが閉まっている状態も、初めて見た気がします。ドア部分のラッビングはⅣ号戦車だったんですね・・・。

 

 常磐線特急に乗るのは同時刻ですが、席は別々になりますので、乗車前の待ち時間が最後の同道タイムとなりました。それで記念撮影をしました。ガルパン車輌4号をバックにして、ガルパン巡礼としての正式な記念撮影をしましたが・・・。

 

 共にマスクをしたままであったのに気付いて、ノーマスクでの撮影も提案し、上図の二枚目と相成りました。大学教授と学生、という感じで大洗の三日間を楽しく過ごしたラストのショットでした。Tさん、色々とお世話になりました。三日間の同道お疲れ様でした。有り難うございました。

 Tさんは岩手の方ですが、私は岩手県方面には全く行ったことが無いので、いずれ夏頃に岩手に行くので宜しく、という話もしました。しかし、コロナ第7派の感染拡大によって、その機会は来年以降に後送りとなりました。

 なお、今回の巡礼行動をもって、私自身のガルパン大洗への記録取材を兼ねた聖地巡礼は完結となります。つまりは今回第38回目の巡礼レポートが、大洗巡礼記のラスト・ファイナルであります。

 これまで読んで下さった皆様、長い間どうも有り難うございました。  (大洗巡礼記・完結)

 

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く38 その19 「大洗駅です!!」

2022年09月17日 | 大洗巡礼記

 ブロンズを辞して、最後はカノウヤに行きました。時間があったので休憩を兼ねて柴沼さんと雑談をし、大洗の近況などを伺いました。かつてのカノウヤ応援作戦にて、数人の有志が色々と寄託品を展示していた店内の上図の陳列ケースには、いまはAさんの寄託品フィギュア群とOさんの缶バッジ群だけが残されていました。

 時間が近づいたので挨拶して退出し、鳥孝の店先で雨が強まったのでしばらく雨宿りをしました。どしゃ降りになってきたので、このまま歩いていくと二人ともびしょ濡れになりかねないと思い、タクシーを呼ぶことを提案しました。Tさんがスマホで大洗地域のタクシー会社をあたり、依頼した車がやってきたので、それで一気に大洗駅まで戻りました。それでも荷物類がかなり濡れてしまい、特に私の紙手提袋が限界に達して破れ落ちてしまいました。

 

 大洗駅のとなりのうみまちテラスのカフェで一休みでも、と考えたのですが、あいにく閉店になっていました。オープンから一年も経ってない筈なのに、と驚きました。後日、このカフェの経営者が事件を起こした旨を知り、それで閉店になったのかと納得しました。その後は新たに店舗が入れ替わるらしい、とも聞きましたが、詳しい経緯はまだ知りません。

 

 とりあえず、うみまちテラスの売店でも土産を買いました。Tさんは記念に幾つか買っていたようですが、私は雨に濡れて破れてしまった紙手提袋の代わりに布製の大洗トートバッグを買い、荷物や土産品をそれに入れ替えました。このトートバッグは大きさの割に容量があるので、いまも通勤や外出の際に大きな荷物がある場合に使用しています。

 

 うみまちテラスから隣の大洗駅舎に移動しました。駅舎内の隅のガルパンコーナーを外から見ました。

 

 駅舎内に進んでガルパンコーナーを一瞥しました。最近の大洗においては、公共交通機関や役場関係などの公共施設におけるガルパンの扱いが縮小されて最低限のディスプレイにとどめられていると聞きますが、その程度で良いと思います。ポスター一枚でも十分に宣伝効果があるほどにガルパンの聖地であることは知れ渡っていますから。ブーム自体はもうピークを過ぎて久しく、最終章シリーズの進捗も遅々として飽きられつつあり、巡礼者も以前に比べればぐっと減っているので、次第に自然にガルパン以前の大洗に戻ってゆくのでしょう。

 

 改札口にて。大洗には今回で38回目の訪問となりましたが、大洗駅の改札口で撮影していただいたのは今回が初めての事でした。いい記念になります。  (上図はTさん撮影)

 

 駅構内の連絡通路空間は施設工事のために半分になっていました。

 

 その工事区間の臨時区画壁に、おなじみの駅員制服のあんこうチームのパネルが貼りつけてありましたが、いかにもやっつけ処理の雑な貼り付けでした。丁寧に貼っても外れたりするからでしょうか。
 これは西住みほ。運転士っぽい雰囲気です。

 

 秋山優花里。改札担当ですかね。

 

 武部沙織。駅内での手旗信号の作業姿でしょうか。

 

 冷泉麻子。車掌でしょうか。5人で一番小柄、そして寡黙かつ鋭利なところは、ゆるキャンの志摩リンを思わせます。

 

 五十鈴華。生徒会長ですから、駅では間違いなく駅長ですな・・・。駅長でなければ助役でしょうな。  (続く)

 

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く38 その18 「ブロンズです!!」

2022年09月12日 | 大洗巡礼記

 月の井にてTさんの買い物が済んだ後は、近くのブロンズに行きました。Tさんがブロンズでの食事を希望していたため、今回の大洗滞在最後の昼食を、と決めてあったからです。強かった雨風もいったん小降りになっていた中を、店先へと進みました。 (上図はTさん撮影)  

 

 ブロンズの位置は、大洗町役場のすぐ近くです。上図のように背景に大洗町役場が写っていますが、ガルパン劇場版の聖地の一つでもあります。たまたま撮っていただきましたが、大洗町役場を背景にした自身の写真というのは、初めてじゃないかと思います。 (上図はTさん撮影)

 

 雨風が強かったこともあってか、ペパロニのパネルも店内に「避難」していました。これも初期のデザインとは異なり、まだ新しい感じですので、最終章スタートの頃に新調されたものでしょうか。大洗のガルパンパネルも今では2代目、3代目となっているようで、2013年の初期のパネルが期間限定の予定であったのが嘘のようです。延長が重なっていつしか常置となり、とうとう9年を経過しています。こんなに長く続くとは、大洗の方々も予想しなかったでしょう。

 

 店内に入りました。相変わらずのギッシリ空間です。ガルパン要素の数々に包まれるというか、ガルパンの圧に気押されるというか、そんな雰囲気のままです。ガルパンで飾り立ててる店舗が多い大洗でも、一、二位を争うカオス空間です。ここに匹敵するのは、ウスヤさんぐらいでしょうか。

 

 模型寄贈品類の展示コーナーも相変わらずの重層、集中ぶりです。軍艦島の高層建築群のような、一種の集合体の独特のムードが奇妙な迫力をともなって見る者に迫ってきます。そのためか、模型の一つひとつのイメージはあまり明確に捉えられないまま、単に「沢山の模型」という一枚の絵画のような、景色のような感じで記憶に残ります。
 なので、どんな模型があるのかと問われれば、上図の写真でも無い限り、なかなか答えられません。ただ、アンツィオ高校関連が大半を占める、と答えるのがせいぜいでしょうか。

 

 で、この日は上図のアイスをいただきました。あまり空腹ではなかったからです。

 

 アイスをいただきつつも、壁や天井にびっしりと貼られたガルパン巡礼の名刺の数々に視線を走らせるホシノでした。自身もこのお店にガルパン名刺を渡しているのですが、それがいつの事であったか、どんなデザインの名刺であったかも記憶が定かではなくなっていました。そのことに愕然としつつも、自分が大洗を巡ってきた2013年以来の長い歳月を振り返ったことでした。 (上図はTさん撮影)

 

 Tさんは、念願の鉄板ナポリタンを注文して嬉しそうでした。大洗へ来たなら絶対にコレを食べるぞ、という気迫すら感じましたが、ガルパン巡礼者の全員が必ずここのパスタは定番コースとして外しませんから、Tさんもまたその道を進んでゆくのでありました。俗に大洗の「過食道」などと呼ばれますが、私自身は一度体を壊して入院しましたから、食べ過ぎは避けるように心がけています。

 

 昼食を終えて退出する時になって、Tさんが私のガルパン名刺を玄関口の内側の上面に素早く見つけてくれました。私自身はいくら探してもなかなか見つからないので諦めかけていた矢先でした。

 そういえば、Tさんは精算時に女将の打田さんに、私の名刺の所在を問い合せていたようで、その後打田さんも出てきて一度探して下さいましたが、どんな名刺であるかを私自身が忘れてしまっていましたから、答えようがありませんでした。そうして最後になって、「あっ、ありましたありました!」とTさんが低く叫んだのでした。流石はTさん、漢ですなあ・・・。

 そして見た名刺は、私の思っていたのとは全く違う、ガルパン名刺以前の古いデザインのそれでした。ガルパンに出会う前の2010年頃に作ったものでした。なんだ、これだったのか、とやっと思い出しました。ガルパンに出会ってから作った名刺は覚えている限りでは4種類ですが、それよりももっと前の名刺でした。いまは私の手元にも残っていないので、完全に忘れていたものでした。
 ともあれ、Tさんのお蔭で、昔の自分に出会えた気がしました。  (続く) (上図はTさん撮影)

 

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く38 その17 「ガルパンフィギュアと月の井です!!」

2022年09月08日 | 大洗巡礼記

 大洗ガルパンギャラリーの続きです。販売コーナーの奥まった目立たない陳列ケース内に上図のようにガルパンフィギュア類が並んでいるのを見かけて撮影しました。こういうのは昔は買いまくっていたのですが、ガルパン物欲が薄れてプラモデルだけにまとまった現在では、撮影出来るだけで満足です。

 

 これらのフィギュアも、とうとう買えないままに終わったなあ・・・。キューボッシュシリーズは欲しかった品の一つだったんだけどなあ・・・。

 

 様々な感慨を胸にフィギュア類を順に撮影してゆくホシノでした。  (上図はTさん撮影)

 

 上図のTさん撮影時に私が撮っていたのが、この三人でした。

 

 その次に撮ったのが、このあんこう踊りバージョンの一群でした。

 

 陳列は一番下まであるので、床に這いつくばらないと撮れない状態でしたが、腹這いでの撮影は豊郷小学校校舎内のけいおんフィギュアだけで充分でした。

 

 その後は横風をともなう強い雨の中を二人で黙々と歩き、途中から水浜線の軌道跡の道に入ったので、軌道跡の痕跡を探しつつ進みました。ある民家の庭先に妙な鉄柱の残骸を一瞥し、おや、と振り向いて近づいて観察したりしましたが、同道のTさんには、何をやっているのか分からなかったことでしょう。それで簡単に水浜線の軌道跡について説明しておきました。
 そうして上図の月の井さんに入りました。Tさんがお土産の酒を購入する予定だったからです。

 

 豊富な商品群を見回しつつ、品定めをするTさん。

 

 品を決めて購入するTさん。蝶野亜美ならば「土産なんてバーっと探してダーッと決めてドーンと買えばいいんだから」とざっくりと陽気に言うかもしれませんが、真面目なTさんは真剣に「一撃必殺」「百発百中」の心意気で購入していたようです。  (続く)

 

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く38 その16 「ガルパングッズ色々です!!」

2022年09月04日 | 大洗巡礼記

 大洗ガルパンギャラリー販売コーナーの続きです。相変わらずの豊富な陳列量ですが、入店するガルパン巡礼者の購入動向は一部の人気商品に集中しがちだと聞きます。よくあるパターンで、人気商品以外はデッドストック予備軍になってゆくわけですので、小売業においては一般的に「死筋排除」として定番停止、廃盤、値下げ処分による在庫一掃を図ります。それによって売場の在庫の適正化をすすめて回転数を上げてゆくわけです。

 

 私の前の勤務先も小売業で、私自身が商品販売の統括職である本部長職を務めましたからよく分かるのですが、ここガルパンギャラリーの販売コーナーは全体的に供給過剰気味だなと思います。山積み、ギッシリの品がけっこう多いです。にもかかわらず、「死筋排除」の手段をとらないようなので、値下げ処分もあまりやっていないようです。各メーカーから仕入れたガルパングッズ類ですから、定価で売り切らないと元が取れないのでしょう。

 

 売れる商品だけに限れば良いのですが、ここではガルパン関連商品ならば何でもかんでも入れています。というか、各メーカーが作るガルパン関連商品がどうしてもここには集まってくる構図があるようです。来客層のほぼ全てがガルパンファンですから、販売効率も当然ながら高いと見込まれるからです。
 それで、ピンからキリまで、中には売れそうにもない商品が混じりますが、それらを「死筋排除」の手段で取り除いてゆくという流れはここには存在しないようです。売れるまで、長くかかっても置いておくようです。

 

 逆に、在庫がもう無くなっているのに商品が陳列されているケースもあります。一種のサンプル展示ですが、人気のあるフィギュア製品などに多いそうです。周知のようにガルパンのフィギュア類は高価品が多いですが、それでもファンは買う、買ってしまうのです。私自身も以前は色々買っていましたから、その気持ちはよく分かります。そうして人気商品はあっという間に瞬殺となり、買えずに悔しい思いをしたことも一度や二度ではありませんでした。

 

 こちらのミニフィギュア商品もちょっと供給過剰気味ですね。模型店や量販店の店頭でもこの商品は山積みになっているのを見かけます。あまり売れていないのでしょう。ピットロードさんの優れた造形センスが光る良い品であるのに、残念なことです。ガルパンファンの若年化が進めば進むほど、経済力も下がるので、この種の値が張る品には手が出せなくなってゆくのでしょう。

 

 これらのガルパン帽子類、大洗でもあんまり被っている人を見かけません。イベント時に被るぐらいなのでしょうか。それよりも曲松商店街のみとやさんで作ってもらえるガルパンワッペンの帽子のほうが人気があるそうです。かくいう私自身もガルパンの帽子は全てみとやさんで調達していますので、時々売り切れになっているぐらいの人気が今でもあるというのはよく分かります。

 

 これらのポスター類、複製品を商品化して売ればいいのにな・・・。これ欲しい人はいっぱい居る筈です。

 

 同道のTさんは色々と購入していたようです。何を買っていたのかは聞きませんでしたが、金額に換算すると私の10倍ぐらいは買いまくっていたような雰囲気でした。荷物もコンスタントに増えていたようで、ザックがいつしかパンパンになっていました。私も大洗へ行き始めた初期は同じでしたな・・・。

 

 ドラマCDも並んでいましたが、私自身はこれらを一度も購入した事がなく、聴いた機会もありませんでした。思えば不思議な事でした。ピーク期には色々買いまくっていたのですが、それでも買えなかった品なのかもしれません。
 なにしろ、ピーク期にはプラモデルと合わせたらものすごい散財になっていて、普通のサラリーマンなら給与全部はたいて赤字続きになっていたレベルでした。買いまくったそれらの品々を「断捨離」して売却処分した際の総計が約80万円でしたから、購入時の総額は単純計算で300万円ぐらいだったでしょう。それに大洗への旅行費用を合わせたら、相当な出費だったのは間違いありません。毎月大洗へ通っていた時期には、月に20万ぐらいは使っていたでしょう。

 ですが、私の場合は、ガルパン関連の出費および大洗への聖地巡礼の費用はすべて株配当や投資信託分配や外貨預金為替差益などの不労所得分でまかなっていて、給与所得からは一切引いていなかったので、悲惨な破産には至りませんでした。投資による資産形成を就職してから地道に継続していた成果が表れた形ですので、若いころから少しずつ資産形成を行なうというのは、本当に重要なんだと改めて実感しています。

 面白い事に、ガルパンブーム初期の常連巡礼者のなかには、私のように費用を不労所得分でまかなっていた方が何人か居ました。巡礼の初期に私が知り合って同道したり、同じ宿に泊まって語らったりした方々は、多くが不労所得分だけでガルパンと大洗を楽しんでいたのでした。そして私よりもお金持ちの方が多かった、という印象でした。アニメ聖地巡礼やグッズ類の購入は、やっぱり経済力の裏打ちがないとなかなか出来ないものだ、と思います。 (続く)

 

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く38 その15 「ガルパン関連品の数々です!!」

2022年08月28日 | 大洗巡礼記

 ガルパンギャラリーの続きです。それぞれの土産物の購入ついでに見物も楽しみました。私は一つ買えば大満足ですが、Tさんは色々と欲しいものがあったようで、複数の品物を購入していました。大洗へはまだ三度目で、次の機会はいつくるか分からないようなので、チャンスは最大限に活かして買えるだけ買った、といったところでしょう。

 

 コーナーの一角で見かけた撮影プリントボックス。ガルパンに関しては何でもかんでも「道」を付けてしまいますね。写真道ですか・・・。私自身もかつてはライカやニコンやキャノンカメラをいつもぶら下げて景色などを撮って楽しんでいた時期がありましたが、道と言えるほどに深くは極めていませんでした。下手の横好き、に過ぎませんでした。

 

 なんだこれは・・・。ボコのスーツ・・・。これを着てボコになりきって下さい、ということのようですが、恥ずかしいのでやりません。一度着たら、人格が破綻してしまいますから・・・。

 

 こちらのガルパンプラモデル作品の陳列展示は、大変に興味がありました。上図の展示品群のなかには、初めてみる作品も含まれていました。以前に見た作品でも、見てるだけで楽しいのに、初めて見る作品は、もっと楽しくて興味深いものでした。

 

 ガッツリとケースにひっついて、作品を穴があくほどに凝視し続けるホシノ。自身がまだ作った事のない車種があれば尚更の事でした。上図の時はT-28重戦車の作例を上から下から、そして横からも眺めつづけていたと思います。 (上図はTさん撮影)

 

 こちらのガルパンプラモデル展示ケースは、ガルパンギャラリーの創設期からありました。度重なる移転であちこちに移動していた中でも常に置かれていたそうです。プラモデル作品展示の最小限の単位であったのでしょう。
 その向こうには、しばらく撤去されていてお目にかかれなかった公式缶バッジの陳列展示が復活していました。

 

 大洗の各店舗や各宿泊施設などのコラボ特典品の展示を眺めるホシノ。このグッズは泊まったときの特典だったなあ、この品はあのお店のイベントで配布していたなあ、などと順に懐かしささえ覚えつつ見てゆきました。初めて見る品も幾つかありましたが、大半のガルパン関連品はその初出年次、配付状況などを知っていますから、並んでいるのを見るだけで大洗への巡礼の自分史が明確にイメージされてくるのでした。殆どの品が、今ではもう入手不可能になっていると聞いていますから、これらは大洗のガルパンブームの歴史そのものだな、と思いました。

 

 ガルパンギャラリーの展示品は、原則として公式および大洗町商工会の関連物に限られていますが、それだけでも大変な数になっています。ガルパンが始まってから10年になろうとしていますから、そのぶん蓄積も凄いわけですが、販売グッズ類のほうも膨大な種類と数量に膨れ上がっています。最終章シリーズでしばらく盛り上がる時期が、おそらくは最後のピークになるのでしょうか。

 

 とにかく、ものすごい数ですが、これらを全部買ってコレクションしている方は、果たして居られるのでしょうか・・・。  (続く)

 

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く38 その14 「ガルパンどろソースとギャラリーです!!」

2022年08月24日 | 大洗巡礼記

 6月6日、大洗滞在三日目は朝から天候が崩れつつありました。時折小雨もちらつきましたが、この日の夕方にはTさんも私も帰途につくので、予定はTさんの希望していた二ヶ所を中心にコンパクトに回ることにしました。
 宿の「浜の湯」での朝食は、いつもならば一階の囲炉裏付きテーブルで頂いていましたが、今回はコロナ対策ということで、二階の私たちの部屋の向かいの部屋にていただきました。

 

 Tさんが食膳の準備をして下さいました。この三日間、殆ど大学教授と学生のような関係で語らいを重ねていましたから、三日目ともなればTさんも慣れてきて、どこかの大学のゼミの学生のような立ち振る舞いになっていました。その後、並んで美味しくいただきました。
 その後は部屋に戻り、まったりと語らいつつ過ごしていたと思います。

 

 宿には10時までゆっくり滞在していました。外が雨だったのもあり、行くべき場所が最低でも三ヶ所しかないので時間的には余裕があったためでした。
 上図はチェックアウト時に玄関付近で見た、この宿の戦車パネルです。以前はテレビ版のマチルダⅡでしたが、これは二代目の最終章の図柄になっていました。

 

 チェックアウトの精算時に手続きを待つTさん。大洗の宿ではたいていガルパンの寄贈品類が玄関コーナーに並んだりしますが、ここ「浜の湯」では二階の廊下空間に集約されているため、玄関にあったのはオレンジペコのクリアファイルのみでした。

 

 雨の中、気さくなオーナーさんが傘を提供してくれ、玄関先に出て私たちを見送って下さいました。私自身はこの宿に五回ぐらいお世話になっていて、話もよくしていたので、日本将棋連盟の大洗支部でもある事やガルパンブームへの取り組みなども色々伺った記憶がありますが、とにかく楽しい方です。数ある大洗の宿泊施設のなかで、店主と気楽に話が出来る所は滅多に無いので、なおさらこの宿は印象に残ります。 (上図はTさん撮影)

 

 宿からすぐのまいわい市場に行って、昨日見ておいた土産物をそれぞれに購入しました。そのついでに昨日見かけたどろソースのコーナーに行ってみると、御覧のとおりしっかりと補充されて充実の在庫量が陳列されていました。

 

 見ていて気付いたのですが、関西で出回っているのと違ってこれはガルパンとのコラボデザインになっていました。図柄も2種類ありました。ガルパン商品になっているのであれば、ガルパン巡礼者がドンドン買って売り切れになるのが当たり前、というのはよく分かります。製造元のオリバーソースさんもうまいこと仕掛けてますね・・・。

 

 まいわい市場での買物の後、ガルパンギャラリーに立ち寄りました。ここでTさんが買いたいものがあるようでしたので、私も何か記念に買ってゆこうかと考えました。

 

 相変わらずのガルパン要素満載の外回りです。

 

 雨中の月曜日の午前中なので、店内は閑散としていました。大洗はいつもイベント時や土日に賑わうので、平日はだいたいこんな感じが普通だと思います。  (続く)

 

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く38 その13 「かじまと水浜線跡公園です!!」

2022年08月20日 | 大洗巡礼記

 ゆっくら健康館の二階にある、食事処「ゆっくら亭かじま」です。曲松商店街の近くにあるホシノの海産物惣菜店「かじま」と同じ系列のお店で、もちろん大洗港の近くにある「港食堂かにと海鮮丼かじま」とも同じ会社の経営です。「港食堂かにと海鮮丼かじま」へは以前に行ったことがありますが、こちらの食事処はメニュー的には別種になっているようです。

 

 この日のおすすめメニュー。

 

 営業時間と定休日の案内。ゆっくら健康館の営業日とリンクしているようです。

 

 で、ここでの夕食は海老フライ定食にしました。

 

 Tさんも同じ品をチョイスしていました。揃って美味しくいただきました。 (上図はTさん撮影)

 

 この時に私が撮った写真。典型的なガルパンファンの服装のTさん。米軍海兵隊みたいな迷彩シャツ姿は後ろから見たら自衛官のように見えますが、左胸のウサギさんマークがガルパンファンであることを示す勲章のように輝いています。そうかTさんはウサギさんチーム推しだったのか・・・。

 

 食後はまいわい市場へ立ち寄りました。お互いに大洗の土産物を買う予定があったので、その下見と言うか品定めの積りでした。営業終了時間ギリギリでしたので、ササッと見て回りました。

 

 たまたま目についた品切れ告知POPは、あのガルパンどろソースの人気ぶりを物語っていました。神戸のメーカーの品で京都でも普通に売っているどろソースですが、関西ではかなり好き嫌いが分かれます。私はあまり好きではないので縁はありませんが、嫁さんも「これ辛すぎるからちょっと・・・」と敬遠していました。京都では当地ブランドのソースが幾つもあってそちらの人気が凄いので、どろソースの印象はもともと薄いようです。

 ですが、本来なら関東地区には流通していなかったにもかかわらず、一部のガルパンファンの間で流行って口コミで拡がり、ついにはまいわい市場や大洗のスーパーでも扱うまでになりました。いつも売切れていると聞きましたが、本当にそうだったので驚きました。あの辛味が大好きな人も少なくないんですね・・・。

 

 宿に帰る途中で、上図の新しい公園のような場所を見ました。歩道に線路の図案がマーキングされているので、ああ水浜線の跡地を記念し顕彰するメモリアルパークのミニ版か、と気付きました。大貫駅の駅舎を模した東屋の近くで撮影をするホシノでした。 (上図はTさん撮影)

 

 この時撮った写真。駅舎と線路をイメージした修景のようですが、ホーム部分と線路の位置関係が逆になっているような感じでした。実際の水浜線の軌道跡とも一致していませんから、これは単なるイメージマーキングの線路だな、と悟りました。駅舎も、大貫商店街の街路に交差していた実際の大貫駅の位置よりずっと海寄りになっていますから、これも単なるイメージ展示の一種であるようです。

 

 ですが、一度は大洗町域の水浜線軌道跡や関連遺跡を全て探査し踏破したことがある身としては、久しぶりに目に見える形になった水浜線の「記憶」の姿に、感慨深いものがありました。

 

 それで、しばらく佇んで写真も何枚か撮り、かつての水浜電車の姿を想像したりしました。Tさんにも軌道跡であることを簡単に説明しましたが、もともとこの種の遺跡にはあまり縁が無かったTさんであったのか、あまりピンと来ない様子でした。  (続く)  (上図はTさん撮影)  

 

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く38 その12 「栗崎屋とゆっくら温泉です!!」

2022年08月16日 | 大洗巡礼記

 14時頃に大洗模型展示会の会場を辞して、遅めの昼食に出かけました。Tさんのリクエストに戦車寿司があったので、それを提供している栗崎屋へ向かいました。その途中で大洗郵便局の前を通りました。上図のガルパンポストは健在でした。もう二、三年ぐらい経っているはずですが、あんこうチームのラッピングは全然退色も劣化もしていませんでした。

 

 ポストの正面を除く三面にあんこうチームの5人を配してあります。左側面は御覧のとおり五十鈴華と秋山優花里です。

 

 そして背面に西住みほ。Tさんはおそらく初めて見るガルパンポストだったかと思います。その後、大貫郵便局の前も通りましたから、その前のガルパンポストのサメさんチームも見ました。

 

 栗崎屋には14時20分頃に着きました。以前は店先にティーガーⅠのパネルがありましたが、退色劣化が進んだためか、店内通路の横に置かれていました。それを横目に館内通路を左折して店内への玄関をくぐりました。それから一時間ほど昼食および休憩で過ごしました。

 

 この日の昼食の寿司。手前の長い板の15貫盛りが私の、向こう側の戦車寿司がTさんの注文品でした。早速双方の寿司を撮影するTさんでした。

 

 ほう、戦車寿司は相変わらずのディティールだな、と一瞥するホシノ。以前にも何度か同道者とここに入っていますが、戦車寿司はたいてい同道者が食べていました。ホシノは何故か戦車寿司を一度も食べた事がないのです。 (上図はTさん撮影)

 

 Tさんにお願いして戦車寿司を撮らせてもらいました。このボリュームの凄さは、見ただけで腹いっぱいになってしまいますね・・・。私がチョイスした15貫盛りよりも多そうな感じでした。

 

 昼食後はTさんを先頭にして大貫商店街の街路を進み、上図に見える梅原屋に立ち寄り、ガルパン衣料品を色々購入しました。梅原屋のオリジナルガルパン衣料品は、Tさんも是非買いたいと話していて、私よりも多く買っていました。なので、購入特典の缶バッジも記念の意味で全部Tさんに進呈しました。

 その後、この日の宿である「浜の湯」に行き、部屋に荷物だけ置かせてもらって、再び外出しました。行先は「ゆっくら健康館」でした。そこの「ゆっくら温泉」こと大洗温泉風呂と食事処「かじま」を利用するためでした。Tさんはまだ大洗行きの回数が浅いため、今回はなるべくTさんが初めて行く場所を選んだわけでした。「ゆっくら健康館」の大洗温泉風呂はアニメにも登場するので、聖地巡礼も兼ねていました。

 

 で、入浴してこの日の汗を流してまったりとしました。もともと地元の方の利用が多い施設なので、この日もかなり混んでいたと思います。

 

 さっぱりしたところで、館内の食事処「かじま」に行きました。宿の「浜の湯」には朝食付き1泊で入ったため、夕食をこちらでいただきましょう、と私が提案したからです。上図奥の「かじま」入り口でメニューを見ているTさんはもちろん、私もここに入るのは初めてでした。  (続く)

 

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く38 その11 「ガルパン模型作品の数々です!!」

2022年08月12日 | 大洗巡礼記

 大洗模型展示会の続きのラストです。上図はティーガーⅡのフルインテリアキット作品ですが、1/35ではなくて、その倍以上のサイズがあって迫力充分でした。ティーガーⅡのフルインテリアキットといえば、大きいものはトランぺッターの1/16スケールの製品が知られます。たぶん、その作品なのだろうな、と感心しつつしばらく眺めていました。自身の制作の参考になる、と思って細部まで観察しました。

 というのは、私自身のガルパン車輌製作も2022年6月時点で予定数の約80パーセントに達して、未製作の分も今年のペースで作り続けていれば、来年には大体仕上がるものと見込まれており、それと並行してフルインテリアキットに色々チャレンジしてみたい、という気持があるからです。
 インテリアキットというのは国内外のメーカーから多くが出ていますが、大半はエンジンが省かれています。エンジンも含めて完全に再現されたフルインテリアキットは、まだここ数年でも数えるほどしか出ておらず、いま市場に出回っているのはここ2、3年の間に開発された新製品ばかりです。なので、先行作例もあまり見かけず、模型雑誌などてもフルインテリアキット制作のノウハウを紹介した記事はまだ見た事がありません。

 なので、私の製作においてもフルインテリアキットというのは試行錯誤の連続で、模索の途上にあります。既に軽戦車クラスは幾つか作っていますが、1個を作る度に色々悩んだり失敗したりしています。エンジンが省かれているキットを、エンジンも補完して作るという作業も2度ほど経験しました。実車に乗った方の教示によってその車輌の内部を完全再現したケースもあります。ですが、経験値がそれらによって上がったという実感は無く、塗装しながらの組み立ての段取りもまだ慣れなくて、色々と無駄な工程を繰り返してしまいます。

 だから、中戦車以上のクラスになると、まだきちんと完成させたものが1輌もありません。これからです。それを察してか、サークル仲間や交流仲間のモケジョさんから幾つかのフルインテリアキットをプレゼントされています。しかし、それらを作れるほどの技量はまだついておらず、課題は頭を抱えるほどに山積みです。

 

 例えば上図のような、インテリアを見るための車体の分割というのも、どうやって行なえばよいのか、パーツの分割配分をどのように按配すれば隙間なく組み立てられ、また楽に分解出来るのか、といった事柄がよく分かっていません。大体は作品にぶつかって体験し試行錯誤するプロセスの上で見えてきて、それの積み重ねで会得するものであるのだろう、と思いますが、しかしその道のりは、いまの自分には途轍もなく長く、遠く、辛いものに感じられています。

 ですが、確実なのは、それらを乗り越えた頃には、私の「戦争」は間違いなく終焉に向かうということです。そのあとの「平和」を夢見て、ただ精進努力し研鑚邁進するしかありません。

 

 会場で久しぶりに会ったガルパン仲間のSさんと一緒に観賞していたなかで、Sさんが特に褒めていたのが上図のフィギュア作品でした。何故かと言うと、Sさんはツイッター上にも作品を色々挙げているガルパン絵師の一人であるのですが、その画風やタッチは、上図のフィギュア作品のようなリアル系に属するからです。親近感を持っておられるのだろうな、と感じました。同道のTさんを紹介しましたところ、Tさんも絵は色々描かれる方なので、なにか話が盛り上がっていたようです。

 

 ぐるりと会場を時計回りに一巡して最後のコーナーが、恐るべき継続高校ウイスコ舟艇の男こと、Hさんの作品展示で占められていました。劇中シーンを色々と再現することに関しては今回の出品者のなかではトップクラスの技量と創意工夫のアイデアを持っておられるHさんですが、ちょうど御本人を見かけましたので、挨拶して作品の説明を受けたりしました。上図のジオラマは、親善試合に負けての罰ゲームのアレですね。あんこう踊りですね。

 

 こちらのジオラマに関しては、右のフィールドキッチンが名札にはミニアートのKP-42とあるのが気になりました。外観はどうみてもKP-43に見えました。KP-42は丸い鍋ですが、KP-43は鍋を方形の外枠で覆ってあるからです。KP-43のキットはマケットから出ていますが、いまでは希少品で入手困難であるため、HさんなりにKP-42をベースにKP-43へ改造したのでしょう。
 ところで、RF-8の斜め後ろ、フィールドキッチンの奥のスペースが空いてますが、そこには劇中ではレンガ建物の壁が見えたように記憶していますが・・・。RF-8の邪魔になるから省いたのてしょうか。

 

 これらのフィギュアも全てHさんの作品です。私が「もしかして、これまでの作品ほとんど全部を持ってきたんですか」と訊くと、そうだ、と頷きました。10円玉銅貨色の車が運転席以外は一杯になったそうですが、久しぶりの大洗での模型展示会ですからHさんなりに完全燃焼モードで気合を入れて出品したのでしょう。

 

 Hさんのガレージキット作品は、ほとんどが市販品ではなく、ワンフェスなどでの限定購入品であるそうです。確かに見た事のないキャラクターフィギュアが殆どで、しかもスケールサイズがまちまちでした。原型の作者ごとにスケールサイズを決めているからでしょう。こういう品々は、例えばガルパンキャラクターといった分類というかカテゴリーでサイズを統一して開発する、といった流れは不可能であるのでしょうか。

 

 Hさんのコーナーの隣の、別の方の作品に、そのガレージキット製品の原型なのか試作品なのかわかませんが、塗装前の状態のものがありました。こちらはTさんが色々と話を聞いていたように記憶しています。名札を見て、作者がどうやら同じ京都の方のようだと気付きましたが、その名前に心当たりはありませんでした。

 私の場合、ガルパン模型関連の仲間はサークルと交流サークルのそれに限られ、しかも嫁さんの所属サークルを介して関西地区の幾つかのモケジョさんのサークルやチームとも交流があるため、ガルパン関連の模型有志に関しても知り合いは女性のほうが圧倒的多数を占める、という特殊事情があります。だから同時期に開催された模型女子の合同内覧展示会に特別出品を依頼されたりするわけで、過去にはガルパン模型の講師を頼まれたことも一、二度ではありません。
 なので、今回の大洗模型展示会にも京都を含めた関西からの方々は何人か居られたのでしょうが、その全員を知りませんでした。もともと交流をあまりしない方々のようなので、話どころか、会わずじまいとなりました。

 

 再びHさんのコーナーに戻りました。上図は、戦車道連盟の試合結果確認機、銀河です。フランシスですが、何型だろう・・・。11型かな、16型かな?先鋭的前衛芸術モデラーのHさんのことだし、ヤギウダっぽい機首の電探もあるし、夜戦の21型?・・・でも、斜銃がどこにも付いてないので違うのかな?
 銀河といえば、個人的には松本零士さんの戦場まんがシリーズの何話だったか忘れましたが、サイパン島の米軍飛行場を爆撃して、どこからかやってきた雷電の戦闘機隊に護られて、無事に帰還するという話がいまだに印象に残っています・・・。

 

 パッと見た最初は、夜戦の月光かと思ったのですが、塗装が海軍じゃなくて陸軍のカラーなので、二式複戦の屠龍だと気付きました。滝沢聖峰さんの「迎撃戦闘機隊」に出てきますね。ニックですね。最終章が初登場だったかな。
 この屠龍のエンジンとプロペラが大洗の沖合から引き揚げられて那珂湊運動公園の近くに保存されていますが、これがガルパンに屠龍が出ていることの契機でしょうか・・・?

 

 こちらは親善試合後の大洗女子学園チーム5輌の移送シーンの再現作品です。しかも2種のスケールでそれぞれ同じように再現するというのが面白いです。こういう変化球スタイルの再現製作がHさんは得意なようですね。私には絶対に真似できない領域の芸当です。何よりも、これだけの長さと量がある作品を収納出来るスペースがウチにはありません。逆に言うと、こういう作品を作れるほどに、Hさんの家は広いのでしょう・・・。

 このコーナーの見学がラストでした。Sさんは既に先に退出されており、それに続くような形で、NさんとHさんに挨拶して会場を後にしました。  (続く)

 

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く38 その10 「伯爵高校とコアラの森学園です!!」

2022年08月08日 | 大洗巡礼記

 大洗模型展示会の続きです。会場を再度回った際に、展示を見物に来ていた旧知のSさんと出会い、そのまま一緒に話しつつ見ていきましたが、その時に目についたのが上図の作品でした。あんこうチームⅣ号戦車の武装というか搭載砲弾などを沢山並べて可視化していました。よく戦闘機などの武装一覧の画がネット等で見られますが、それのガルパン戦車版といったところでしょうか。

 資料によると、Ⅳ号戦車の主砲弾の装備数は少なくて70発、多くて120発であるそうです。上図の作品に見える砲弾は、弾薬箱に詰められる分もあわせて70発ぐらいでしたから、最小装備数を表現してあるようです。主砲弾の弾薬箱よりも小さな箱は、車載機銃弾のものでしょうか。面白いというより、戦車の火力の数量がよく分かって興味深かったです。

 

 知波単学園チームの特二式内火艇です。公式のキービジュアルのイラスト画を立体化してありましたが、それよりも内部のインテリアは再現してあるのかどうかが気になりました。私自身が、帝国海軍特別陸戦隊の少尉でカミの艇長だった方のアドバイスをいただいて内部のインテリアを作った経緯がありますので、他の方のカミの作品を見ると、その内部インテリアが気になってしまいます。と言うか、他の方のカミのインテリアの作品を見てみたいです。

 あと、帝国海軍特別陸戦隊の少尉でカミの艇長だった方の話では、戦時中にパラオにて作戦行動していた時期に、戦訓により対空兵装を強化すべく砲塔を改造して37ミリ砲を撤去し、25ミリ単装機銃に交換したそうです。その状態も作ってみたら、と言われて、かつてピットロードから販売されていた25ミリ単装機銃のキットも中古品を探して購入しましたが、まだ製作には至っていません。

 

 カモさんチームのこのジオラマ、最終章のあのシーンの再現のようですが、B1bisの転輪が劇中車の状態に合わせてあったかどうかの記憶がありません。画像もこの1枚だけで、転輪部分が見えません。大洗でも他地域でもカモさんチームB1bisの作例は時折見かけますが、転輪を4個ずつのカバーでくくって劇中車の姿に合わせる改造をちゃんと施されている作品は、まず見た事がありません。あれば、記憶に残る筈なので、上図の作品もどうだったかなあ・・・、と首を傾げています。

 B1bisの転輪が劇中車の状態に合わせて改造してある作品は、ネット上でも稀にしか見かけません。下手の横好きの私でも改造出来ましたから、そんなに難しい改造ではないと思いますが・・・。やっぱり戦車を劇中車に近づける努力をされている方が少ない、ということでしょうか。

 

 おおっ、と吸い寄せられるように暫し見入った、上図の伯爵高校チームのマレシャル駆逐戦車です。これの1/35スケールキットは未だに出ていないと聞きますので、これは自作スクラッチであるようです。コミック「樅の木と鉄の羽の魔女」に登場している戦車のひとつですが、出てきて間もなく撃破されてしまいましたので、印象としてはあまり明確なものが残りませんでした。それで、上図の作品を見ることによって初めて印象に残った、という感じでした。

 

 私自身も伯爵高校チームの車輌には興味があって、所属車輌を幾つか製作しています。その流れでゆくとこの10号車のマレシャル駆逐戦車にもチャレンジすることになるものと見込まれますが、現時点では上図の作品に接してもモチベーションが得られませんでした。なぜなのかはよく分かりませんが、ただ言えることは、私が適応キットの無い車輌を作っている時は、後先も考えずにノリと勢いだけで進んでいる、というのが実態です。

 なので、マレシャル駆逐戦車に関しても、ノリと勢いだけで無謀に猛進するに至るような何らかの契機がないと、なかなか取り組めないだろうな、と思います。果たしてその契機は今後得られるのでしょうか。

 

 こちらは、これまた1/35スケールの適応キットがガレージキット以外に存在しない、コアラの森学園チームのセンチネルAC1中戦車です。隣にはコアラ隊長を抱く蕨副隊長のフィギュアもありました。

 

 コアラの森学園チームのセンチネルAC1中戦車は、前回の巡礼でHさんに常陸大子のコンビニ小西屋に案内していただいた際にも作品を見かけました。そちらもガレージキットでしたが、こちらもガレージキットのようです。

 

 しかし、どうもこちらの作品は常陸大子のコンビニ小西屋の展示品とは異なるキットのように見えました。表現や仕上げの方法が作者毎に異なるから違って見えるのか、それとも実際に違うガレージキット製品であったのかは、確かめようがありませんでした。

 ただ、個人的には、出来たら製品入手して作ってみたいガルパン戦車の一つです。なぜかというと、ガルパンのアニメ本編に登場する高校戦車道の16チームのうちで、全く車輌を再現製作していないチームがコアラの森学園のみであるからです。

 

 これには作品の名札がありませんでしたが、上図のように台に博物館の展示メモのような本格的なプレートが打ってありました。英語の説明文を一通り読みましたが、使用ガレージキットのメーカー名までは書かれていませんでした。国産品であれば「ひつじ模型製作所」製、海外品であれば、クロムウェルかコマンダー製でしょうか。

 

 現時点では私自身が、センチネルAC1中戦車のガレージキットの入手方法に関して何も情報を持っていないため、模型サークルの仲間にも、何か情報があれば御教示を、と触れ回っており、問い合せメールも回してもらっています。

 その甲斐あって、先週にAFV部会の先輩のMさんより連絡をいただきました。秋になったら再度ガレージキットの積み在庫を整理処分する予定だが、物置にずっと入れっぱなしなので何があるか分からない、ただ、センチネルは確か2個あった筈、整理作業の時に手伝ってくれたら、あげますよ、との事でした。
 Mさんには以前にもヴィッカースT-15軽戦車(ワッフル学院チーム)やモーリスLRC Mk-1(聖グロリアーナ女学院チーム)のガレージキットをそれぞれ1000円で譲っていただいた経緯がありますので、センチネルAC1も同じように1000円で譲って貰えるものと楽しみにしています。

 

 ともあれ、現時点で個人的には興味をもっている伯爵高校チームとコアラの森学園チーム、この2チームの所属車輌の作品を見て情報を得ることが出来たのは一つの収穫でした。マレシャル駆逐戦車はまだ分かりませんが、センチネルAC1中戦車はいずれ作ることになると思われるからです。

 上図は再度見て回ったうちのフィギュア群のひとつですが、出品者の多数がガルパンキャラクターの中に別のアニメキャラクターを必ず1体は紛れ込ませているのが面白かったです。そういうのが流行りなんでしょうか。ちなみに上図の範囲では上段の継続高校チームの右に1体の別のアニメキャラクターが居ました。ウマ娘のようなので、Tさんに聞いたら、ライスシャワーだと教えてくれました。  (続く)

 

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く38 その9 「ウマ娘と各務原なでしこです!!」

2022年07月30日 | 大洗巡礼記

 大洗模型展示会の続きです。上図はウマ娘のフィギュア群ですが、同道のTさんがこれのファンで競馬も楽しんでいるので詳しいのだろうと思い、それぞれの名前を聞きました。Tさんは即座に全てのキャラクターの名前を教えてくれましたが、午年生まれのくせに馬に全く縁が無い私には、ゴールドシップ、トウカイテイオーぐらいしか聞いた名前がありませんでした。
 それよりも、これらがガレージキットであるということのほうが驚きでした。ガレージキットのフィギュアってこんなに綺麗に作れるものなのか、と感心しました。

 

 ガレージキットのフィギュアは、上図のようにガルパンキャラクターのほうも沢山ありました。これらは前回の巡礼時に常陸大子や大洗へ同道していただいた愛知のHさんの作品ですので、作者の解説を拝聴しようと周囲を探しました。しかし、肝心のHさんの姿が見えなかったため、もしかして作品だけ送っての出展なのか、と思いました。

 

 それでとりあえずHさんの作品を一通り見て回りましたが、かなりの数がありました。飛行機も劇場版の登場機種などが幾つかあって面白かったですが、個人的にはこの黒森峰女学園チームヤークトパンターがいいなと思いました。

 

 会場の入り口の側に戻ってきました。展示スペースを一巡した形ですが、幾つかの展示品の前にて立ち止まったまま雑談している人が相当数居たために、その箇所の展示品は全然見れないままでした。それで、Tさんに「それぞれ自由に見ましょう」と声をかけておき、展示会場をもう一度一巡して、見ていない作品を鑑賞してゆくことにしました。

 

 全体的に展示の方法がバラバラなので、見る方もそれなりに大変でした。見るのに苦労すると、その作品の印象も記憶も残りにくくなりますから、ただ並べただけの展示ではなくて、見やすくて楽しめるような展示スタイルというものを主催側もしくは出品者が相談するなどして煮詰めていただきたかったと思います。

 

 これは、あの継続高校チームのゆかいな仲間たちですな・・・。ヨウコもちゃんと居ますね。Kの帽子かぶっていますが、これがチームの制帽なんでしょうか。するとミカのチューリップハットは単なる仮装・・・?

 

 このヨウコはガレージキットであるようです。フィギュアのガレージキット製品はまったく作った経験が無いので、どのようなものなのか見当もつきません。ボークスのキャラグミンとかを買って練習してみましょうかね・・・。

 

 ガレージキット作品の中では個人的に一番だと思った、各務原なでしこ。しっかりカレーヌードルの上に鎮座していてそこだけが濃厚にゆるキャンモードの世界になっておりました。まったく最高じゃないですか、これは。
 で、志摩リンはどこに・・・?と探しましたが見当たりませんでした。きっと高ボッチ高原あたりへ出かけているのでしょう。

 

 この時点でもまだ出展されていない作品があるらしく、テーブルの各所に空きスペースが見られました。そういう空きスペースはまとめて移して、出品されている作品群を一列に並べておくと、みる方ももっと楽でした。

 

 梅原屋のNさんの伝説的神業テクニックが輝く、ニューヨーク・サザビーズ・スペシャルオークションレベルの芸術的ジオラマ作品を見た後ですから、それを超える優れた作品を探してもなかなか見当たりませんでした。少し疲れを感じてきた時に、おや、と目をひく作品がありました。  (続く)

 

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く38 その8 「あの芸術的作品です!!」

2022年07月27日 | 大洗巡礼記

 大洗模型展示会の続きです。展示会場の奥の隅、入り口から見ると右側の奥の隅にあるコーナーまで回りました。上図のような、明らかにそれまでの展示品群とは何かが違うレベルの、見応えある作品が並んでいました。上図の左端にポルシェティーガーのフルインテリア仕上げも陳列されており、その木目細かな作りこみにも目を見張るものがありました。名札にて作者名を見たら、以前に拙ブログにてティーガーⅠの製作レポートなどを綴っていた頃にコメント欄に色々と教示を下さった方のハンドルネームがありました。

 それで、会場で会った梅原屋のNさんに教えて貰って、その方のところへ御礼の挨拶に行きました。ですが、先方は私の事は忘れていたようで、大した話も出来ずに終わりました。その後、昨日にM.S.modelsさんより預かったカメラのパーツらしき落し物を、持ち主の方を探して渡しました。この方は立派なカメラを持って作品群を順番に撮影することに没頭していたようで、こちらも挨拶程度で大した話は出来ないままでした。
 それで、どうも大洗模型展示会に参加するガルパンモデラーさんというのは、忙しい方か、あまり話さないか、交流意識が希薄な方が多いようだな、と感じました。毎日のようにメールや電話をかけてくるサークルのガルパン仲間およびモケジョさん達とはえらい違いです。

 同時に、思い当ることもありました。同じ6月に神戸で開催された模型女子合同内覧展示会に参加した複数のサークルのモケジョさんの方々と飲み会で話したのですが、彼女たちは、ガルパンモデラー層に関して一様に批判的なスタンスを示していました。SNSで発信しても無反応、コメント入れても返事がない、交流意識が希薄な方が多い、というような共通認識をもっていたなあ、と思い出しました。
 さらにはガルパンファンに関して否定的な意見や批判めいた見解も少なくありませんでした。なかには何があったのか、敵意むき出しの方もおられて、話を聞くと、大洗へ行った時にやたらと絡まれて説教されたり、パネル設置店舗への戦車プラモの寄贈をしつこく勧められたり、要らない缶バッジやらグッズらの説明を延々と聞かされて閉口した、といった述懐が並ぶのでした。全てが大洗ではよくあるハプニングなので、私も何とも言いようがありませんでした。

 

 さて、会場で梅原屋のNさんに会いましたが、その芸術的作品も当然のことのように出展されていました。これは確か吉本プラモデル部のコンテストに出した作品ですよね、と訊くと大きく頷きました。一時期は梅原屋の展示コーナーにも置いてありましたから、多分これを見るのは二度目か三度目でした。

 

 早速にNさんのジオラマ作品を撮影するホシノでした。梅原屋の展示コーナーに置いてあった時期には、もう少し高い位置にあったので、こうやって見下ろして、全体を俯瞰するのは今回が初めてでした。見る角度によって展示品からの情報量が変化するので、博物館や美術館などでは展示品の位置や高さに細心の注意が払われます。 (上図はTさん撮影)

 

 今回の大洗での展示会にもこれを出品したのは、たぶんNさんにとっては一番の大作で自信作でもあったからでしょう。レオナルド・ダビンチも真っ青の究極的芸術ジオラマです。葛飾北斎がひっくり返り、棟方志功が失神し、岡本太郎が茫然自失となったんじゃないか、と思ってしまうほどの洗練度と完成度の高さです。

 なにしろこれは、作品ではなくて芸術ですから当然でしょうが、現代日本にもこうした優れた領域の創造芸術があるわけです。模型やプラモデルをいつまでも子供のオモチャ扱いにしていてはいけないのです。文化庁は、一度こういう作品をきちんと見て評価して、文化財の概念にプラモデルやフィギュアの優れた作品を追加するべきなのだ、と本気で思います。しかし、いまの文化庁長官は造形分野とは縁が薄い音楽分野の重鎮ですから・・・。

 

 作品見物の際にNさんが改めて見どころを説明してくれたのですが、上図のトレーラーの運転席からドアを開けて降りようとしているサングラスの男が、大洗応援大使やいばらき大使などを務めたプロレスラーの蝶野正洋さん、ということでした。えっ、そうだったのですか・・・。

 私は以前からこのサングラスの男には気付いていましたが、ゴツイ雰囲気から「沈黙」シリーズのスティーヴン・セガールだろうと思っていました・・・。ジオラマ作品の随所にユーモアやギャグをさりげなく織り込むNさんのことですから、さりげなく映画ネタを仕込んできても違和感がありませんので・・・。
 このサングラスの男、降り立ってあんこうチームの前に威圧感たっぷりに立ちはだかり、「オッパイには気をつけろよ」とか言いそう・・・。

 

 同道のTさんも熱心に見ていたようでした。最近にガルパンのⅣ号戦車を珍しい動機にて初めて作ったそうですが、ガルパンプラモデルがそれ一つで終わりになることは無いようです。こうした芸術的作品を見ておくことで、次の製作へのモチベーションも得られるし、参考になる情報が豊富に得られると思います。

 

 私自身は、ジオラマの背景になっている上図のレンガ倉庫の壁体のほうにも、感慨深いものがありました。以前に「大森」で食事しながらレンガ壁の作り方を教えて貰って、自分でも試みて、思ったものが出来なかったのでなおも試行錯誤した経緯があります。その延長上にて現在の戦車工場の建物の建設に至ってレンガ壁面を独自の方法で再現することに行き着いた思い出があり、全てはこのNさんのレンガ壁表現がヒントになっているからです。

 

 Nさんのフルインテリアの作品は、上図の黒森峰女学園エレファントがありました。最新作のカバさんチームⅢ号突撃砲もありました。今回の大洗展示会にてフルインテリア作品は、他には先ほどのポルシェティーガーしか無かったように思います。フルインテリア作品は、作るのがとても大変だし手間も費用もかかるので、歴戦のガルパンモデラーでもなかなかチャレンジすることが無いようです。

 

 驚異的な芸術的ジオラマ作品を見た後では、このような劇中シーン再現の作品などは、ただの縮尺模型に見えてしまいがちです。ですが、この場面はガルパンのアニメでは唯一の、3つのチームの日本軍戦車の揃い踏みシーンですから、貴重であることは確かです。大洗町役場玄関の一部だけでもあわせて再現すれば、もっと見栄えがしたでしょう。

 

 ああ、聖グロリアーナ女学院のクルセイダー・・・。私の製作では全然手つかずのままです。いつになったら機会が訪れるのでしょうか・・・。  (続く)

 

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く38 その7 「ガルパン模型の数々です!!」

2022年07月17日 | 大洗巡礼記

 大洗模型展示会の続きです。今回の展示品を大別するとガルパンのキャラクターと戦車に分かれ、ごく一部にガルパン以外の展示品が混じっている、という感じでした。例えば上図の雛壇の展示品では、13体のキャラクターフィギュアが陳列されていましたが、上から二段目の左端の1体のみがガルパン以外のアニメキャラクターのように見えました。何のキャラクターであるかは、作品別の説明札が付いてなかったので分かりませんでした。

 

 プラウダ高校チームのカチューシャが寝ていたアレです。いちおうトランぺッターのキットは確保してありますが、買ってから5年が経つのに未だに作る機会がありません。コミック版の作中車に模型的に魅力がある車輌が多いので、そちらをドンドン作っていますので・・・。

 

 このような、大洗女子学園チームの全車輌を揃えた展示が複数ありました。聞く所によれば、ガルパンファンがプラモデルにも挑戦してまず目指すのが大洗女子学園チームの全車輌の製作であり、しかもそれを達成出来ずに挫折して終わってしまうケースが大半であるそうです。半分ぐらい作るのはまだマシな方で、2、3両作って「もういいや」となったり電池が切れたりするのだそうです。

 

 劇中シーンの再現、という形の作品も多かったです。これは最終章第2話の有名なシーンですが、こういった有名なシーンをそのまま再現している作品と、それに何らかのアドリブや工夫を加えて意外性を加味した作品とがあり、私自身は後者の作例があるかと期待していたのですが、その趣の作品は一つも見当たりませんでした。創意工夫のインスピレーション溢れる発想力の豊かな方が、あの梅原屋の御大以外にいらっしゃらなかったのでしょう。

 

 こちらは最終章第3話に登場した継続高校チームのT-26軽戦車。これがチームの大半を構成していたのには少しガッカリしました。コミック版の「フェイズエリカ」のように多彩な戦車群を繰り出してくるのかなと楽しみにしていたのですが、BT-42の他にはこのT-26軽戦車、そして外観未確認ではありますがヨウコのⅢ号突撃砲、と3種類しか出ていないようです。頭にアンテナみたいなのを付けた奇抜なあのお方と、その搭乗車T-34/76は出ないのか、と残念に思います。

 

 このような、プラッツ発の1/35スケールのキャラクターフィギュアと組み合わせた作品もかなりありました。

 

 特に上図のようなⅣ号戦車とあんこうチームの組み合わせは他にも幾つか見かけました。ガルパン模型の定番だからでしょう。逆に言えば、折角の展示会に似たような作品が集まってくる傾向というのがあって、それが展示会の陳列内容において変化が乏しくなりがちな原因の一つにもなっていると思います。


 博物館や美術館の一般的な展示では、こういった「似たカテゴリーの展示品」は極力避けるのが基本です。そのために陳列品選考の段階で似たような品は入れません。それによって展示品の一つ一つにそれぞれの「カテゴリー」や「特性」をシンボライズさせ、展示品の魅力を最大限に引き立てるわけです。

 そのことを知っていたのかどうか分かりませんが、同時期に神戸で開催されていた関西地区のモケジョさんたちの合同内覧展示会では、事前に出品候補の選考会が行われて、似たような作品は陳列候補から落とされていたと聞きました。似たようなのが並ぶと個々の作品のアピール力が薄れるから、陳列がマンネリ気味になるから、というのが理由だったそうですが、応募数が3000以上であったためにスペースの関係で絞る必要があった、という事情も介在したようです。


 対して、こちらの大洗での展示会は選考とか選別とかは一切無くて、出品者が出したいものを出している、という形式でした。そのためか、全体的に見渡すと雑然として統一感が無いのも当たり前で、内容的に似たり寄ったりになっていたのはある意味仕方のないことだったと思います。主催側が自由自在をメインとして、何らかの基本方針やコンセプトを設けることはしていなかった、というのを主催のにせおじ氏に直接に伺って納得した次第です。

 

 出品者が出したいものを出している、という形式の展示会ですから、上図のように出品者が自由自在に制作した作品が幾らでもありました。それ自体は別に悪く無いのですが、自由自在すぎて何の作品かよく分からないのがあったりして、一見すると珍品奇品コンテストの出展品に見えてしまうのでした。
 しかも上図の作品には説明札がありませんでしたから、どのようなポジションの作品なのかが分からず、派手なブルーの車体色や三つ葉葵の御紋には何かのイメージやメッセージが秘められているのかな、と首を傾げたくもなりました。古風な表現でいうと「判じ物」の類でした。 (続く) 

 

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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く38 その6 「大洗模型展示会です!!」

2022年07月04日 | 大洗巡礼記

 6月5日の午前10時過ぎに、宿の「さかなや隠居」を出て上図の「肴屋本店」前の道を進みました。その向かいの駐車スペースで、秋山優花里誕(6月6日)および武部沙織誕(6月22日)の記念クリアファイルを特別に販売すると聞きましたので、Tさんが早速買いに行きました。

 

 Tさんが買ってきた秋山優花里誕(6月6日)および武部沙織誕(6月22日)の記念クリアファイルを見せてもらいました。ポストカードも特典として付いていたようです。
 私自身は、この種のグッズ類は卒業して自身のコレクションも「断捨離」して久しいので、見るだけで充分でした。Tさんはまだ大洗行きも3回目ですから、記念品やグッズ類は色々と欲しい筈で、他でも幾つかの品を購入していたようです。

 

 この日のメインは二年ぶりに開催された、大洗模型展示会の見学でした。会場の大洗中央公民館は、現在は「トヨペットスマイルホール大洗」と称していますが、その大会議室で10時から開かれるということで、それに合わせて行ったわけでした。入口は役場の向かいの中央階段をあがって左手にあり、その出入口脇のガラス戸に展示会の案内チラシが貼ってあって会場位置を示していました。

 そのチラシを、さっそくタブレットにて撮影するTさん。私も同じように撮ろうとしたのですが、ガラスの反射光で画面が白っぽくなってうまくいきませんでした。Tさんはうまく撮れたのでしょうか。

 

 入口を入ると、正面に上図のガルパン寝そべりぬいぐるみが置いてありました。カチューシャとアンチョビと島田愛里寿の3体を重ねてあり、その横に消毒用アルコール剤の台が設けられてありました。これが無人受付のようでした。

 

 ガラス戸に貼ってあったのと同じ案内チラシです。御覧の通り、6月5日のみの開催でした。大洗模型展示会は、大洗に移住した有志を中心に複数が集まって主催役を共同で務めていたようですが、統括責任者が誰なのかは直前まで分からず、さらに案内サイトは無く、ツイップラに概要と募集要項が示されるのみ、という簡易かつ必要最低限のアナウンスがなされていたのみでした。
 今回でまだ第二回目なので、まだ色々と課題を抱えたままの未熟な内輪のイベント、という状態であるようでした。見学は無料で、サービスはありませんでした。出品者はツイップラのリストによれば49人であったそうで、出品数は約300点と聞きましたが実見した限りではもっとあったように思います。

 奇しくも同じ6月に関西地区のモケジョさんたちの合同内覧展示会があって、その主催が交流仲間のモケジョさんたちのサークルであった関係で、そのメンバーでもある嫁さんにも頼まれて、ガルパンのリボンの武者の軽戦車20輌を特別出品しました。
 その内覧展示会は女性限定の内輪の催しであるにもかかわらず、半年前から案内サイトを立ち上げて告知を行ない、参加する24のサークルと33人の個人出品者は事前の説明会と交流会、展示会に向けての協議会を行うと言った念の入れようでした。会場も有名結婚式場の多目的ホールを利用して軽食飲み物ケーキ類のサービス付き、したがって見学は有料となっていました。平成16年より隔年開催され、今回で第10回目、会期も約1ヵ月、出品数は1500点を超えたそうです。色々な意味で大洗模型展示会とは対照的であって、比較考察の対象としても興味深いものがありました。

 

 会場内はこのように長いテーブルを大会議室の周縁に回し、真ん中に二列に並べて展示スペースを設けてあり、それを出品者ごとに割り振ってそれぞれのディスプレイを自在に任せている、といったスタイルでした。公民館などの公共施設を借りて行われる一般的な模型展示会のそれでした。

 

 展示品はこのようにテーブル上に自由に配置され、大部分が保護カバー類もなくてむき出しのままでした。触ろうと思えば触れる、カメラをギリギリまで近づけて撮影出来る、顔を近づけてじっくりと見られる、といった状態でした。ホコリも舞って作品に付くだろうのに、大丈夫なのか、と思いました。一部の壊れやすそうな展示品のみが保護ケースに入れられてありました。

 

 展示状況は出品者ごとに自在に設定出来るそうで、このように大きな雛壇を設けて、展示品を立ち見の視線の高さに置いて見やすく、楽しめるように配慮したところもありました。

 上図の雛壇は黒がベースの背景色なので、展示品が浮き出て見え、より鑑賞しやすくなっていました。博物館などの基本展示方法とほぼ同じで、縦長の展示品には有効な方法ですから、フィギュアの展示陳列法としては最適でした。この出品者はよく分かっていらっしゃるな、と思いました。作品紹介メモも、読みやすいように雛壇の前面に縦に貼ってあるのが良かったです。机の上に横に置いてあるのは、場所によっては読みにくいからです。

 

 さきの黒ベースの雛壇展示と対照的だったのが、こちらのテーブル上のアクリル台座上のフィギュア展示でした。御覧のように会場の照明がアクリル台座上に反射して、角度によっては目が眩みます。撮影時にもカメラ画面が白っぽくなるアングルを避けないといけなくなります。カメラによっては明るい反射光に反応してしまい、肝心の展示品そのものは暗く写ってしまいがちです。しかも蛍光灯に背を向けている状態でしたから、もともと暗くなりがちでした。

 博物館展示で最もやってはいけないのが、このような、台座を透明な素材や鏡のように光を反射しやすい材で造ることです。しかし、あえてこの形でやるとすれば、上からの乱反射をシャットする下からのスポットライト照射が必須となります。博物館にて人形や彫刻や仏像を展示する場合は最低でも下の二ヶ所からライトを照らすのが原則ですが、上図のフィギュア作品でも同様に下からミニライト等で照らしたほうが、作品つまり園みどり子、近藤妙子の出来と魅力がより鮮やかに感じられた筈です。

 

 アクリル台座上に立つ園みどり子、近藤妙子とは異なって、こちらの武部沙織は下に反射素材が無かったため、上からの蛍光灯の光によって明るく見えました。デジカメでの撮影時にも画面が白っぽくならず、ナチュラルな採光状況でピントが自然に合いましたので、上図のように自然体で撮れました。斜め前からのスポットライトがあれば、さらに武部沙織のチャームポイントが引き立ったことでしょう。

 モケジョさんたちの内覧展示会では、殆どの作品にスポットライトが付けられていたそうですが、それは結婚式場の多目的ホールを利用したために電源およびライトが豊富に確保出来たから、という面もあったと思います。
 こちらの大洗での展示会においては、公民館施設であるためにふんだんに電源を利用して多数の照明を設けるということが、費用のうえからも難しかったのかもしれませんが、より良く観て楽しめる展示会を目指すのであれば、照明の確保は課題の一つになることでしょう。  (続く)

 

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