あぁ、生きた証

日記、献血放浪記、気がついたり考えたりしたこと、地元清水エスパルスについて書いてます。

先週を振り返って、そして今週

2016-11-19 | 雑記・日記
先週、月曜日14時半に退社して祖母の葬儀へと向かったが、職場では担当者が自分一人しかおらず、
まさに1週間分の溜まりに溜まった仕事を片付ける日々となった。


先週は、職場からかかってくる電話にはいつでも出られるようにしていたが、それ以外は
仕事のことを全く考えていなかったこともあり、本当に時間がゆっくり流れていたなぁと改めて感じた。
(久しぶりにこれだけの時間を仕事から離れられたというのは貴重だった。)


小学生時代から感じていたこと、そして今回一週間過ごして感じたことを備忘録的に綴ってみようと思う。


小学生時代、当時夏休みは7/21くらいから始まったかと記憶しているが、おそらく25日には行っていた。
母親の姉妹には自分と年が変わらない従兄弟がいたが、休みになって家にいてもうるさくて迷惑がってか
親たちは皆祖母の家に子供達だけを送り込んでいた。

祖母の家はものすごく田舎。
とにかく店や娯楽施設がない。ただ従兄弟が集まっているので遊び相手には事欠かない。


とはいえ、夏休みなので課題も沢山出されていて、祖母の家はいわゆる古くからある農家の大きな家で、
窓を開ければ、風通しは良かったものの、エアコンなどは当然なく、夏は日が昇りきる前までは涼しかった。

朝食を済ませ、比較的早い時間は課題に取り組むようにしていた。


しかし、机と椅子があるわけではなく、畳にうつ伏せの体勢でノートを広げて勉強するのだが、
そんな無理な体勢では当然長い時間続くはずもなく、9時過ぎには飽きていた。
(1時間持たない)

その後は、タモ網を持ってセミを取りに行ったり、外で遊んだり、お昼になったら家に帰ってきて昼食。
そして午後(13時過ぎ)からは海へ行き海水浴(家から徒歩で10分くらいで海のロケーション)、
だいたい15時半過ぎくらいに母親がおやつのパンを持って海水浴場に現れ、パンを食べてから家に帰る。
(母親が来ると帰る合図でもある。)

海から近く小学生ということもあり、道中は海パンにサンダル、頭には水中メガネの格好。

家に戻ると風呂に入って海水を洗い流す。
その後、夕方(17時過ぎ)からは釣り。

主にイワシとアジを釣っていたが、餌がなくなった頃帰宅。

夕飯を食べ、もう一度風呂に入って、だいたい21時〜22時頃就寝。


そんな毎日を過ごしていて、お盆の頃になると親たちもやってきて、さらに賑やかになるがその後は
帰宅する人たちも出てきて、徐々に祖母の家から溢れる子供達の賑やかな声は小さくなっていった。

20日頃に登校日があったので、それに合わせて静岡に帰るか、その日をぶっちぎると9月1日の始業式に
合わせて戻っていた。

そんなこともあり、自分たちの家族が帰るのは一番遅かったことが多かった。


朝から晩まで賑やかな日々を過ごし来ただけあって、いざ静岡に帰る日の寂しいことと言ったら・・・。


もちろん大好きだった祖母としばしお別れをしなくてはならないのも寂しかったが、今改めて感じるのは
当時なぜそこまで寂しいと感じたのかといえば、「賑やかな日々」から離れることを余儀なくされる他ならなかった。

何もない田舎だったが、子供の想像力と物がなくても楽しむ創意工夫力は大したものだと我ながら感心する。




あの頃から、数十年後の今回。

あの当時より輪をかけて何もなくなった寂れた田舎町だった。
従兄弟とも顔を合わせ、当時を懐かしむ話もしたが、賑やかとはまた違う感じだった。


実際、一緒にいた時間も24時間に満たなかった。


ただ、何だろう。
やはり帰る時は、小学生時代に祖母の家を離れる時に感じたあの「物悲しさ、寂しさ」に近い感覚に襲われた。



「祖母とのお別れ」だったかもしれないし、「もうこの町に来ることももうない」と思ったからかもしれない。


あくまで感覚のことなので、もしかしたら明確な答えなんてそもそもないのかもしれないけど、
それでも5日に満たない滞在期間(そりゃあ夏休みの40日と比較したらごく僅か)にもかかわらず、
物凄く濃い感じの時間だったように感じで、その分、もしかしたら何か本能の部分に訴えかけてくるところが
この町の景色に家の様子にあったのかもしれない。


ただ、来月、四十九日の法要に(日程では確かに体の負担は大きいが)行くことに決めた。
(12月のクリスマスの時の3連休)


木曜日、仕事を終えてから支度して出発になるのだが、次の日の13時から法要が行われることもあり、
出発時間は遅くとも限られてきてしまう。

おそらく20時台には出発しなくてはならないだろう。
(それでも到着するのは翌日の8時、9時頃になるだろう)


また土曜日の晩には向こうを発ち、日曜日の朝静岡に帰宅。
まぁ1日に満たないけど、体を休めて月曜日から仕事へ行くようになるのだろう。

今の時点ならば、まだまだ時間がある。
あれこれ準備しておいて、向こうで自由に出来る限られた時間をいかに使うかも計画しておく必要がある。
コメント
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