あぁ、生きた証

日記、献血放浪記、気がついたり考えたりしたこと、地元清水エスパルスについて書いてます。

最終日

2016-11-11 | 雑記・日記
振り返ると月曜日からずっとバタバタしていた感じで、あまり曜日感覚も無くなっていたが、
祖母の家にいるのも今日が最終日。


午前中、ちょっと不思議なことが起こった。

近親者や身近な人が亡くなった場合に不思議な体験をするケースは昔からよくあるようだが、
今日は布団を片付けるため、押入れにしまう前に外に干しておこうということになった。

併せて、この後しばらくの間は誰もいない家になってしまうので、朝から掃除をしていた。
まぁそんなこともあり戸は開いていた。


すると、台所の方からカサカサと音がする。
風か何かかなと思い対して気にもしてなかったが、それでもカサカサ音がしている。


なんだろう?と音がする方に目を向けると、なんと鳥が紛れ込んでいた。

小学生の頃から幾度となく祖母の家に来ていて、戸が1日中全開のケースはよくあったが、
何かが紛れて家に入ってくることはまずなかった。


これって、もしかして祖母が・・・


まぁ、こういうタイミングなので、こじつけと言われても仕方がないようにも見えるが、
今までなかっただけに不思議な感じだった。


(紛れ込んだ鳥。家の中を飛び回って、風呂場へと行った。いつの間にか居なくなっていた。)




話を戻して、昨日から多少のんびりしたところがあったが、自分としては懐かしさに浸りながら
この町を散策して、できたらスマホのカメラに収めておきたい、昨日、一昨日とちょっとしか散策する時間を
取れなかったので、今日は何が何でも回りたいと思っていた。


「何が何でも」というのは、まぁ祖母も亡くなり、この家はこれで完全に空家となり、
こうなると、親族の大半が県外に住でいるので、なかなか訪れる人もいないだろう、そして自分も
今回こういう状況だからこそ、平日に休みを取ってくることができたが、この先、墓参りと行っても
そう簡単に来ることもないだろう、そうなるともしかしたらこれが事実上最後の訪問なのかも知れない。

となると、自分に残された時間は今日の夕方(明るい時)まで。


しかし、いろんな事情もあって実際時間ができたのは16時過ぎになってからだった。
山口は静岡より大きく西に位置するけど、しかし暗くなるのは早い。

おそらくこの時間からだと1時間半くらいしか時間はないだろう。


急ぎ足で家をでる。
よく泳ぎに行った海水浴場、神社、港と色々歩いて回る。

いずれの場所も30年ぶりくらいの訪問だったが、残念ながら変化は廃れてる方へだった。


日も落ちてきたので、写真を撮るのも厳しく感じてきたので、本当はもう少し撮りたかったが、
ここでやめることにして祖母の家に戻った。


家に戻ると帰る支度を始めた。
車に荷物を詰め込み、19時頃に祖母の家を後にした。


街灯が殆どない真っ暗な田舎町。
実際、どれくらいの人が住んでいるのだろうか?



ふと、頭を改めてよぎったのは、
もうこの町に来ることもないんだろうなぁ・・・と。


そう思うと、何とも物悲しい気持ちになりながらアクセルを踏み込んだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする