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歯自体をむしばんでいくむし歯に対し、歯周病は「歯を支える組織」を脅かす病気です

2017-01-24 16:05:19 | 日記
日本の国民病「歯周病」は、日本人のおよそ8割がかかっている、またはその予備軍と言われています。歯周病とは、プラーク(歯垢)に棲む歯周病菌が毒素を出し、歯ぐきに炎症を起こすことからはじまり、次第に歯を支える骨を溶かします。放置すると最後には、歯が抜け落ちてしまいます。
歯科器具
歯肉炎
歯周ポケット(歯と歯ぐきの間)に、歯周病菌の塊であるプラークがこびりつきます。歯ぐきが赤く炎症を起こしております。

軽度歯周炎
プラークが歯石化し、歯周ポケットが深くなります。次第に、歯を支える顎の骨が溶かされはじめます。

重度歯周炎
歯を支える顎の骨が大きく溶かされ、自覚できるほど歯がグラグラします。膿が出ることもあり、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。

歯周病の影響は口腔内のみに留まらず、糖尿病や心臓病などの全身疾患なども引き起こすと言われています。歯周病菌がお口の中から体内をめぐることで、次のようなさまざまな全身疾患を引き起こすことがあるのです。

糖尿病
歯周病にかかっていると、糖尿病にかかりやすくなります。また、逆に糖尿病の方が歯周病にかかると、さらに糖尿病を悪化させてしまうこともあります。

心臓病
歯周病菌による炎症から血栓ができると、動脈硬化が起きやすくなり、それによって心筋梗塞(しんきんこうそく)や狭心症(きょうしんしょう)を招くことがあります。ほかにも細菌性内膜炎になるケースもあります。
ハンドピース
肺炎
肺に歯周病菌が感染すると、肺炎を引き起こすことがあります。

歯周病は、口腔内だけの病気に留まりません。口腔内、そして全身の健康を守るために、歯周病治療はとても重要です。このような悪影響を生まないために、しっかり歯周病治療を受けましょう。

痛くなくても歯科医院に通う習慣をつけましょう

2017-01-24 15:49:51 | 日記
歯科医院に行くのは「歯が痛くなってから」という方がほとんどではないでしょうか。しかし、それでは遅いのです。虫歯や歯周病などのお口のトラブルはその仕組みがわかっているため「予防」できる病気です。病気にかかってしまい、歯や歯周組織にダメージを与えてしまってから「治療」するより、病気を未然に防ぐほうが、より長くお口の健康につながります。
歯科材料
初期段階の虫歯なら再石灰化で治すことが可能です
歯の表面は食事のたびに「脱灰(だっかい)」と「再石灰化」をくり返しています。「脱灰」とは虫歯菌により酸性化した口腔内で、歯の成分であるリン酸やカルシウムが溶け出すことです。しばらくすると唾液の働きにより酸性に傾いていた口腔内が中性に傾くと溶かされていた成分が歯に戻ります。この作用を「再石灰化」といいます。

つまり「脱灰」と「再石灰化」のバランスが取れていれば問題はありませんが、そのバランスがくずれ再石灰化が追いつかなくなると虫歯が進行するのです。ごく初期の虫歯である「脱灰」は「再石灰化」を促すことで治すことができます。この再石灰化を促すのに有効なのが、フッ素塗布や正しいブラッシングです。

フッ素塗布
フッ素には、「脱灰」の抑制や「再石灰化」の促進、歯質の強化、口腔内の細菌抑制などさまざま効果があります。たとえば、フッ素を定期的に歯面に塗布することは虫歯予防につながります。
ハンドピース
ブラッシング指導
フッ素塗布は歯質強化に有効な手段ですが、それだけに頼ることはできません。欠かせないのは毎日のお口のブラッシングです。きちんと磨いているつもりでも似たような部分が虫歯になっていませんか? それはブラッシング方法にクセがあり、汚れがきちんと落ちていないからかもしれません。