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歯や歯茎などお口中もお肌や髪の毛と同様にメンテナンスが必要です

2017-01-10 15:51:19 | 日記
お口の中を定期的にメンテナンスする習慣で口腔環境を整え、強さと美しさを兼ね備えた歯と歯茎を目指しましょう。

一度削った歯は、二度と元には戻らない
永久歯はその名の通り、一度失うと二度と生えてくることはありません。同じように「歯」自体も傷ついたり欠けたりすれば、元に戻ることはないのです。これは歯の治療についても同様で、削る必要がないのであれば、なるべく削らない方が得策です。細菌は非常に微細なため、治療時にどんなにキッチリと詰め物を施しても、極わずかな隙間をすり抜け歯の奥に入っていってしまいます。そのため一度治療した歯は、虫歯を再発するリスクが非常に高いと言えるのです。お口の中の病気に対抗するには、「治療」よりも「予防」の方が重要です。 
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予防って何をすれば良いのでしょうか?
お口の病気を未然に防ぐ方法は意外に簡単。その方法は半年に一度の間隔で、歯医者さんにお口のお掃除をしてもらうだけ。歯科治療の先進地域でもある欧米では、この歯科検診が定着したことで、高齢の方々の歯の残存数が飛躍的に増加したとのデータが報告されています。

1. 虫歯と歯茎の検査
歯茎の色や形・歯周ポケットの深などを調べ歯茎の状態をチェックします。それと同時に新しい虫歯の兆候や、歯牙の着色なども調べます。この際必要であればレントゲン撮影も行います。

2. 生活習慣の診査
お酒や喫煙・間食習慣の他、歯磨き時のブラッシング回数や時間等も聞き取りさせていただき、問題があれば改善指導を行います。

3. ブラッシング指導
実際に歯を磨きながら、歯磨きの状況をチェック。歯の磨き残しだけでなく、ブラッシングの力加減やブラシのあて方や持ち方も指導させていただきます。
パルスオキシメーター
PMTC
PMTCは自身が行う歯磨きでは取りきることができない汚れを、歯科医院のスタッフが専門の機械を使用して掃除することを言います。「歯石を取る」本格的な施術ではなく、どちらかと言うと「プロフェッショナルによる丁寧な歯磨き」と言えるでしょう。PMTCによって、歯の表面に付着した細菌の塊であるバイオフィルムを除去し、虫歯や歯周病の予防を行います。

予防こそが最善の治療法

2017-01-10 15:51:19 | 日記
虫歯や歯周病になってから治すのではなく、そもそも虫歯にならないように、歯周病にならないように予防しましょう、というものです。欧米ではかなり前から浸透していて、歯科に関しては特に予防が最優先されています。

2011年、80歳の段階で何本の歯が残っているかが各国で調査されました。最も多かったのがスウェーデンで20本、アメリカは16本でした(2011年調査)。スウェーデンは予防歯科の浸透度合いが世界でもトップクラスの国です。それに対して、日本は9.8本。スウェーデンの半分以下です。
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虫歯ができたら削って詰める、歯周病が進んだら抜歯して入れ歯、といった対症療法を中心に治療を行ってきた日本は、予防歯科に関して欧米より20年ほど遅れているとも言われており、その結果がこの数字に現れていると言ってもいいのではないでしょうか。

なぜ予防歯科か
痛みがある時や詰め物などが取れると歯科医院を訪れ、悪いところを削って詰めて、これでしばらく安心!と思う人が多いかもしれませんが、歯は一度削ると再度虫歯になるリスクが格段に高くなります。虫歯の再発を繰り返すという悪循環に陥り、最後には神経を取り除くことになって、結局は歯の寿命が短くなってしまうのです。

一度も削ったことのない歯が、最も丈夫で長持ち。
一度でも削ってしまった歯は、二度と元には戻れません。
だから、虫歯にならないようにするのが大事なのです。
ハンドピース
歯周病も同様です。
初期段階では自覚症状がほとんどないため、来院される頃にはかなり状態が進行して悪化してしまっている場合が多く、治療は当然大掛かりになり費用もかさみます。悪くすれば、抜歯を余儀なくされることも。歯を抜かざるを得ないところまで放置するのではなく、症状が出る前に、あるいは進行する前にご来院いただき、適切なケアを行って、できる限り長くご自身の歯で食事を楽しめるようにする。