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歯科病気にならないために、定期検診活用

2017-01-23 16:05:32 | 日記
わが国では、歯科医院で定期検診を受けている人が国民全体の2%しかいないといわれています。なお、歯科先進国として知られるスウェーデンの受診率は大人で90%、子供はほぼ100%です。現状ではとても大きな差がありますが、こうした歯に対する意識の違いが、歯の健康にも明らかな差となって表れています。両国で70歳時点の残存歯数を比べると、スウェーデンは平均で約20本なのに対し日本は約8本しかありません。口腔内カメラ

歯は一度失ってしまうと、二度と取り戻すことはできません。つまり、自分の歯を失ってしまわないように今のうちから適切なケアを行うことがとても大切なのです。定期検診で、歯周病のチェックやプロによる歯のクリーニング、ブラッシング指導などをしてもらいましょう。

お口の中にできるバイオフィルムは、たくさんの細菌が層を成して歯の表面に堆積した、いわば「細菌のかたまり」のこと。これが、虫歯菌や歯周病菌の温床となってしまいます。しかもバイオフィルムは、ご自宅でのうがいやデンタルリンス、ブラッシングではしっかり落としきることができません。

そのバイオフィルムをきれいに落とす方法が、「PMTC」です。PMTCは専用機器を用いて歯科医院で行う口腔内のクリーニングのことで、普段のうがいやデンタルリンス、ブラッシングでは落とせない頑固な汚れまで徹底的に取り除けます。「PMTC」を受けると口腔内から虫歯菌や歯周病菌が減少することはもちろん、バイオフィルムが付着しにくくなるので、虫歯や歯周病の予防に効果的です。

ブラッシング
歯科衛生士が専用ペーストと歯ブラシを使ってブラッシングします。自分では磨きにくい隅々まで丁寧に磨きますので、とても気持ちよく完全にすっきりします。歯肉のマッサージ効果も期待できます。歯科衛生士が、一人ひとりの年齢やお口の状態に適したブラッシング方法を指導します。なるべく丁寧に1本1本磨き、毛先を歯周ポケットに入れて細かく振動を与えるように磨きましょう。スリーウェイシリンジ

スケーリング
歯石を放っておくと、歯周病が悪化してしまいます。そこで、歯肉や歯周ポケットに付着した歯石を、専用器具を用いて取り除きます。

プラーク(細菌)だけではなく生活習慣・病気も影響

2017-01-23 15:44:06 | 日記
歯周病の原因は細菌です。関係する細菌は異なりますが、歯周病も虫歯と同じ細菌感染です。プラークの中に潜む原因細菌が、歯肉に炎症を起こし、さらに歯肉の奥へと侵入して組織を破壊していきます。しかし、歯周病の発症・進行に関係するのは、原因細菌だけではありません。さまざまな病気や生活習慣が関与しているため、単にプラークコントロールを行うだけでなく、さまざまな角度からの予防・対策が必要になります。歯周病を効果的に予防するために、徹底したプラークコントロールはもちろん、発症をリスクを高める生活習慣を取り除くことも大切になるでしょう。ハンドピース

歯周病の原因細菌とは
口の中には、300種類もの細菌が存在していて、プラーク1ミリグラム中に含まれる細菌は1億個とも言われています。そして、歯周病の発症・進行に関係しているとされる細菌は、以下の通り複数存在します。以下に挙げる細菌は、歯周病との関係が一般的に知られている細菌ですが、この他にも歯周病との関係が疑われている細菌も数十種あります。

歯周病の根本原因はプラーク・歯石
歯周病の原因はプラークの中に潜んでいる細菌であり、プラークは細菌が繁殖して作られる細菌のかたまりです。歯と歯肉の隙間にプラークが付着することで、歯肉に炎症を引き起こしてしまいます。口腔内カメラ

また、歯石はプラークが固まったものですが、歯石が付いていることで歯の表面に凹凸ができ、プラークが付きやすくなってしまいます。つまり、プラークや歯石を取り除かなければ、口の中の細菌を減らすことができず、歯周病を防ぐことができません。歯周病の予防・改善には、原因細菌を減らすことが必要であり、プラークコントロールが不可欠なのです。