皆様ごきげんよう。『東京攻略』→睡眠→ジム→ゲーム(ドラッグオンドラグーン)→で今に至ります黒猫ブランカでございますよ。いやあ、正月気分丸出しのだらけた一日です。
ところで、昨年末に予告しておりました「私的2005年小説ベスト10」をここで発表したいと思います。年を越してからの発表になってしまったのは、31日まで順位をひっくり返すような本に出会うかもしれないと思ったからというのもありますが、純粋にだらけていたってのもあります(笑)。すいませんでした。
05年に発行された読了本の中で読んで面白かった!10冊を選びました。05年発行作品に限ったせいか、好きな作家さんの本ばかりになってしまいましたが、どれも面白いですよ!
では、以下発表になります。
1.『シャングリ・ラ』(池上永一著、角川書店)
2.『竜とイルカたち パーンの竜騎士9』(アン・マキャフリイ著、ハヤカワ文庫)
3.『クロノス・ジョウンターの伝説』(梶尾真治著、朝日ソノラマ)
4.『いつかパラソルの下で』(森絵都著、角川書店)
5.『沼地のある森を抜けて』(梨木香歩著、新潮社)
6.『蒼路の旅人』(上橋菜穂子著、偕成社)
7.『ポーの話』(いしいしんじ著、新潮社)
8.『王狼たちの戦旗』(ジョージ・R・R・マーティン著、早川書房)
9.『輝く断片』(シオドア・スタージョン著、河出書房新社)
10.『宇宙舟唄』(R・A・ラファティ著、国書刊行会)
・・・こんな感じです。
ああ、いざ選ぶ時、実は刊行年が05年じゃなかったという理由で外したものもあったり、色々悩みました。でもまあとにかく私的な選出ですので、SF・児童文学に極端に偏っています。えへ。
でもね、本当にどれも面白かったです!ベストテンとしましたが、順番は正直あまり関係ないかな。ただ1と2はわたしの中でガチです。日本と海外の、一番好きな作家さんが揃って新作を・・・しかも揃って面白い!しばらく興奮して浮かれ騒いでおりました。双方もしかしてあまり知られていない・・・?あのね、読まないと損ですよ(笑)。
1はとにかく楽しい。永遠に28歳のニューハーフ、ゲリラを率いる女子高生、やんごとなき身分の病気の少女、軍属の青年などが入り乱れもう何が何だか(笑)。これだけの大風呂敷を見事にたたむ手腕、お見事でした!
2は『パーンの竜騎士』というシリーズの最新作ですので、できれば通して読むのが望ましいですが、これだけでも読めると思います。見所は竜とイルカの愛らしさとひたむきさ、そしてロビントン師。
3は新編ということで再刊なのですが、タイムトラベルSFロマンスを書かせたらカジシンさんに並ぶ人はいないので挙げました。中の一編はキャラメルボックスにより舞台化。今年、他に二編舞台化予定です。楽しみ!カジシンさん今年も期待しています!
4と5は今勢いも人気もある、どちらかといえば児童文学よりだった作家さんが書いた大人向けの小説。両方とも奇妙でせつなく、でも何とも言えず面白くおすすめです。20代後半~向け、といった感じかも。
6は『守り人』シリーズ最新作。チャグムの成長に涙がホロリ。今後は通しタイトル『旅人』がチャグム、『守り人』がバルサ主役で展開するそうです。今後が楽しみ。
7はいしいしんじさん。ワンアンドオンリー、不思議なあじわいの作家さんです。どこがどう魅力とうまく言えませんが、一度読んだらやめられない。登場人物のなまえも可愛らしく、忘れがたい作品です。
8は本格ファンタジー『七王国の玉座』シリーズ第2作。何不自由なく育っていたはずのスターク家の子供たちがそれぞれ苦難にさらされます。いずれは再会できるのか否か。王位はどうなるのか。今後が気になる作品です。
9はスタージョンの短編集。不思議な味わいです。特に表題作、なんともせつないエンディングです。この『奇想コレクション』シリーズには今後も期待。
10はラファティの短編連作集。しょうもなく滅茶苦茶で楽しい(笑)。ちょっとわかりにくい描写があっても勢いで読ませてしまうところがすごいと思います。見習いたい(笑)。
そんなこんなで、05年も色々面白い本に出会えて幸せな年でした♪
皆様の本選びの参考になればと思います。ならなくても自分としては思う存分語れたのでいいや(笑)。同じ作家さんがお好きな方、是非ひとこと下さい♪
あと05年映画ベストテンをやろうと思っているのですが、明日『七人のマッハ!!!!!!!』を観に行くので、判定持ち越しです(笑)。絶対食い込んでくると思うよコレ。
・・・ええと、このブログは幻想水滸伝二次SS(主にゲドクイ)サイトを運営する黒猫のブログ、です・・・。
新年早々自らに言い聞かせないと(笑)。
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