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「裁判員制度」への関心について(4) 司法への市民参加 

『裁判員制度』について議論(立ち話)をするとき、
その『意味』や『目的』について論点(話題)となることは
ほとんどありません。

本当は、そこが一番大事なのではないかと
感じています。

最高裁判所のホームページでは、
「裁判員制度の紹介」の中で、
「国民のみなさんが刑事裁判に参加することにより,裁判が身近で分かりやすいものとなり,司法に対する国民のみなさんの信頼の向上につながることが期待されています。」
としています。

この内容についてこそ話題にしものだと思います。
「参加する目的」がはっきりしてこそ、
どのように参加するのシステムにしするのが良いのかが
はっきりしてくるものだと思います。

皆でこのことも話し合いたいものです。



一般に、
「その『目的』を達成する」ための『制度化』であり、
「その『目的』を達成する」ための『運用方法』だと、
理解します。


スポーツの例ですが、イギリス発祥のラグビーでは、
今までにルールがたくさん変わってきています。

わかりやすい例では、
トライの点数が、3点、4点、5点と上がり、
また、一時退場なども取り入れられました。

ペナルティーキック合戦より、トライ合戦へ
面白くて安全なゲームとなる工夫です。

その結果、
審判はそのルールの趣旨を活かした運用をし、
チームはそのルールの特徴を読み取った戦術を考えます。
時には、技術も変えなくてはならなくなります。


皆でルールをつくり守りあう(遵守する)ことを考えるときに、
カギとなる視点だと考えています。


円滑に「その『目的』を達成する」ために必要があれば、
『制度』の変更(バージョンアップ)をすることや、
「その『目的』を達成する」ことが困難であれば、
『制度』の大胆な見直し(リニューアル)することも、

ためらわない(対応できるようにしておく)姿勢があれば
うまくいくものだと思います。

「『制度化』することが『目的』」となり、
「一度きめた『制度』にそった運用」(前例・慣習・マニュアル)を
続けることが『目的』(至上命題)となっていないか、
点検を続ける必要があると思います。


(1)『目的』について、その背景や必然性を、みんなが納得をしあったうえで、
(2)「その『目的』を達成」する方法について、皆が知恵を出し合い、
(3)皆で「その『目的』を達成」する努力をしあう。
そうすれば、うまくいくと思います。

これは、一般論ですが、
『裁判員制度』を含めた『司法制度改革』についてもいえるのではないかと、
思います。

日米地位協定の見直し云々はさておき、
わが国の人権擁護、捜査・裁判の信頼性が、
国際的に高まれば高まるほどいいことに違いはありません。

素人ながら、そんなこともちょっと感じました。


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