わたしたちが長生郡市の合併協議を通して学んだものは?
あじすっか=どうしたらよいだろうか(地域の言葉も大切にしたい)
あじすっか(一宮町発) 地域・生活者を起点に地方分権型社会へ
加納久宜公の時代 明治について
加納久宜公(加納さん)は、幕末から大正初期まで、激動する日本の渦中にあって、リーダーシップを発揮した人の一人です。
その明治は、我が国が一等国と認められ、欧米列強と対等になろうと模索していた時代でもありました。
加納さん行動は、日本中が豊かに、日本中の人々が幸せに、という願いで一貫していました。そこに、加納さんの政治(藩政、国政、地方行政)の考え方(感じ方)が、読み取れます。
その一つとして、加納さんは「日本農政の父」とも称賛(当時)されました。論理的な思考力と科学的な感性を身につけていた証拠です。なにしろ、脅かしても植物は育ちませんから。
加納さんは、その他の分野でも人材を活かし、育てています。相手の意図を汲みとり、本質を見極める、任せる度量が備わっていたからに他ならない思います。小さなところでは、家族会議で家政婦も対等に発言させました。このように、別の視点を持つ人や、新しい考えを持つ人との話し合いを、大いに楽しみ、大いに活かし、人望を得ていきました。
このような加納さんも、実は歴史上から抹殺された人物なのかもしれないと思い始めまています。
しかし、日本の近代史の研究は現在も進んでいます。多方面の研究成果が表に出ることによって、加納さんが再び注目されることを楽しみにしています。
加納家の資料が東京大学にあることは聞いていましたが、なかなか加藤陽子研究室を訪問せずにいました。無知な私が同時代(幕末、明治、大正、その後)について十分な予備知識を持ってからにしようと思っていたからです。いずれにしても、伺わなくてはいけないと思っています。
ところで、この9月、菅義偉内閣総理大臣は就任早々に、日本学術会議が推薦した会員候補のうち一部を任命拒否し、物議をよんでいます。加藤陽子先生の名を聞き、直感的に著作のことが頭に浮かびました。
先入観を持たず、俯瞰的な見方で、注目しつづけたいと思います。皆さんはいかがでしょう。
それでも、日本人は「戦争」を選んだ (新潮文庫) 2016/6/26
加藤 陽子 (著) 同 Kindle版
戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗 単行本(ソフトカバー) – 2016/8/9
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天皇の歴史8 昭和天皇と戦争の世紀 (講談社学術文庫) – 2018/7/12
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戦争の日本近現代史 征韓論から太平洋戦争まで(講談社現代新書) – 2002/3/19
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