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「炭素循環型社会の早期実現」を(1) 「温室効果ガス削減」からの転換

今年は、「地球温暖化」の停止に向けた、
大切な年になると、期待しています。

カギは、
「適切な地球気温の維持」を行動計画の目的として、

そのために、
「炭素循環型社会の早期実現」を
当面の目標とすることにあると考えます。

これこそ「持続可能な環境システム」という
発想だと思います。


つまり、
「二酸化炭素の排出量の削減」(京都議定書)から
前進(発想の転換)することです。
「数値目標の実現」が自己目的化(一人歩き)しないうちに、
皆で考え始めたいものです。


オゾン層を破壊する、「いわゆるフロンガス(*)」の場合は、
「使用規制」でうまくいきました。

「いわゆるフロンガス」は、地球にもともと存在しない物質である上に、
オゾン層が失うことは、陸上で生物が生存できないほど、
地球の環境システム全体への影響があまりにも大きく、
取り返しがつかないことを、皆(世界中の人々)が理解しあえたからです。


しかし、温室効果ガスについては、
同じように「削減」するという手法ではしっくりいきません。

なぜなら、
二酸化炭素は、原始地球の主成分であるように、
もともと地球に存在してた物質です。

オゾン層ができて、生物が陸上に誕生した後でも、
二酸化炭素が多く温暖な時代も、
二酸化炭素が少なく寒冷な時代がありました。

最近では、
最終氷期は約1万年前に終わりましたが、
そのころは両極の氷が多く、日本列島と大陸がほぼ陸続きでした。

また、
約6000年前の縄文時代は温暖な時代です。
九十九里平野は、そのときできました。
つまり、九十九里浜は海底だったのです。(縄文海進)

このように、長期的にみると、
この程度の二酸化炭素と気温の変化はあったことです。

問題点は、
「あまりにも急激に」「人間の活動によって」
二酸化炭素が増加していることにあります。

どうか、
現在始まっている取り組みへの理解を広め、
さらに前進させるために、
「炭素循環型社会の早期実現」の道筋を
みんなで考えたいと思います。

食料自給率の高く、二酸化炭素の吸収量も多い、
一宮町の一町民の提案です。

二酸化炭素の排出量の多い地域の、
緑の少ないヒートアイランドのオフィスで、
この星とこの国の将来を考えている方々とも、
一緒に考えられたら幸いです。

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*いわゆるフロンガスの影響

1974年、アメリカの分子科学者のローランドとマリーナが
冷蔵庫やスプレーで使われているクロロフルオロカーボン(CPC)が
オゾン層を破壊することを指摘する。

1982年、南極の昭和基地でオゾン層が減少していることを発見。

1985年、気象衛星ニンバスがオゾンホールの存在を明確に確認。

1985年、「オゾン層保護のためのウィーン条約」締結

1987年、「モントリオール議定書」締結(1989発効)
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