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(13)長生郡市合併協議会の発足を決める町議会

長生郡市合併協議会(法定協議会)を発足させるには、
関係する7つの市町村の議会で、規約と予算の案が
承認されなくてはなりませんでした。

一宮町は3月28日の臨時会でした。
役場の議会事務局で、会議録を閲覧してきました。

協議会が休止となった背景には、
協議の「進め方」と「内容」があったと理解しています。
この議会の、質疑、討論の中で、規約の問題点が指摘されました。
実際、協議会の「進め方」は、そこで懸念されていたことが
的中してしまいました。

傍聴することができない人のためにも、正確に知るためにも、
長生郡市合併協議会や茂原市のように
会議録を、インターネットで公開するようにして欲しいと
思いました。

---
「平成19年第2回臨時会 平成19年3月28日」
 議案1 「長生郡市合併協議会の設置に関する協議について」

<上程><説明>(略)

<質疑>(質問の要点)
質問1 「規約」が首長会議でどのように決定されたか。
質問2 法定協議会は、合併の是非も含めて議論する場ですね(確認)
質問3 議案の修正要求と資料要求について(第11条の5項)
     委員の過半数の承認を得て、正副会長会議で調整の上、
     議案または資料として提出
質問4 新設合併(対等・平等)なのだが、費用負担・委員の数が不均等である。
質問5 過半数により決する。
     (前回は、全会一致を原則、意見が分かれた場合は3分の2以上)
質問6 知事の推薦する県職員が委員になること

質問7 正副会長会議と首長の意思との関係(第9条)

<討論>
反対討論(要点)
(1)規約が前回とあまりに違っている。吸収合併かのうよに後退した条項が多く実埋められる
(2)県職員の助言はいいとして、合併の是非を含めた1票を与えるべきではない
(3)全会一致か、意見が分かれたとしても3分の2以上の賛成で決するべき
(4)慎重審議を確保する点から、資料要求には縛りをかけずに自由に行えるようにすべき
(5)対等合併、平等合併なので、費用負担も同額で行くべきだ

賛成討論(全文)
「長生郡市の合併協議については、前回の合併破綻を教訓に、長生郡市合併協議準備会を立ち上げ、協議難航項目を協議し、合併の基本的調整方針をはじめとする合併基本合意事項としてとりまとめたところであります。しかしながら、この準備会は法的位置づけがありません。任意の組織であります。
 合併を進める上でも、新合併特例法に基づき、法定協議会を早期に設置し、正式な協議を進めるべきものと考えますので、本案に賛成したいと思います。
 以上です。」

<採決>「起立多数。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。」

議案2「平成19年度一宮町一般会計補正予算(第一次)ぎていについて」
<上程><説明>(略)
<質疑>(なし)
<討論>反対討論(一名、抜粋)
‥法定協議会の性格を決める規定に多くの問題があり、とても議決にたえないばかりでなく、今後の住民からの批判にもたえられないものであると考えます。‥
‥しかし、本規約の審議の経過から見ても、とても民主的な協議が保障できそうもありません。そればかりか、県主導の強引な運営が予想されます。協議会そのものが形骸化される心配が現実的に考えられます。そういう流れを阻止し、正常な協議が進むことを強く求め、本予算案に反対いたします。以上です。

賛成討論(なし)

<採決>「起立多数。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。」)
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