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信用組合の役割 加納久宜は自ら設立 中小企業支援・産業振興

2月5日の朝日新聞の
私の視点 MyViewpoint -ワイド-に
青木定雄近畿産業信用組合長(MKタクシー創業者)の
意見が載りました。

中小・零細企業を守り育てている信用組合を
支援してほしいという内容でした。

加納久宜は、明治33年(1900年)9月に、
鹿児島県知事を辞任しましたが、
明治35年(1902年)7月に、
英国の協同組合を見本に、大森山王の自邸を事務所に、
夫人と二人で手作りで帳簿を揃えて、
都内最古の入新井信用組合(現:城南信用金庫入新井支店)を設立。
全国に信用組合の模範を示す。
また学務委員として地域の教育振興にも努め、村民から慕われる。(wikipedia)

立命館経済学(第三十巻・第三・四・五合併号)
「大正期・昭和初期の信用組合論」伊藤正直
では、
「日露戦後-第一次大戦前の信用組合論」
として、
1911年 加納久宜「信用組合と郵便貯金」(東経誌 一五九三号)
を紹介しています。

(どのような内容なのか、ご存知の方がいましたらお教えいただければ
幸いです)

加納久宜が今も生きていたら、
「日銀の信用組合への直接取引」
「信用組合への公的資金の投入」など、
どのように考えるのでしょう。
また、郵政民営化は予想していたのでしょうか。
と、聞いて見たくなります。



◆信用組合 日銀は直接取引の道開け

青木定雄 近畿産業信用組合長 MKタクシー創業者

謹啓 時下、白川方明・日銀総裁におかれましては、世界的な未曽有の金融危機に伴う緊急課題の連続で大変な思いをされているものと推察いたします。
 小職は01年に近畿産業信用組合の会長に就任して、順次三つの信用組合を事業譲受し、国民の目線から金融業に日夜奮闘してまいりました。そして、大手の金融機関が中小・零細企業を守ってくれないということを随所で痛感いたしました。
 とくにメガバンクは資本の論理をかざし、「晴れた日に傘を貸し、雨の日に傘を奪う」といっても過言ではありません。一生懸命に現場に張りつき熱心に事業に取り組んでいる中小・零細の経営者に対して、財務データが芳しくなければ門前払いされるし、貸すそぶりを見せながら平気で手のひらを返すような行為も散見されるのです。
 幣組合は「貸し渋り」を断固排除することに勤めた結果、08年度上半期だけを見ましても、他行で貸し渋りの影響を受けたお客様に対し、新規総貸し出しの約16%に相当する融資を実行させていただき、貸出額の伸長にもつながった次第cです。
 白川総裁!
 中小・零細企業を真剣に守ろうとするのはメガバンクではなく、地域金融機関とりわけ信用組合であります。地域にねざしながら、お客様の御用聞きに徹し、財布代わりとなり、かつ現場に密着できるのが信用組合の特性でもあります。
(略)

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