日本でも創価学会をカルト視する動きが広がって久しい。池田教が流布するのが早いのか、カルト視される方が早いのか?後者の勢いは迫っております。(笑)
フランスでかつてセクト(カルト)として扱われたが、再びその報告がなされたので、ご紹介いたしましょう。
フランスで150年前に創設されたパリ大学に並ぶ学術機関(教授ら約240名)「国立高等研究所」でのこと。
この3月、研究者たちから同研究院に提出された国家博士論文の審査会で、最高ランクの「優秀」と評価された論文がある。題名は「創価学会ータブーの解剖 地政学的世界的セクトの戦略と国家社会国際システムとの親交」というもの。900ページにも及ぶ大論文で、審査員から「創価学会について、フランスで唯一の本格的研究」称賛された。
提出者はフロランス・ラクロウさんという女性で、東大法学部の研究生時代、世界に進出している創価学会に興味を持ったことが研究の動機といわれている。研究調査に10年を費やし、執筆の歳月は2年を要した。
ところが、調査研究の途中でラクロウさんが「フランス創価学会」に取材を打診すると、「出版前に原稿を見せろ」といわれ、その後、知人を通じて、「無断で出版したら訴訟を起こす」というメッセージが送られてきた。また、得体の知れない複数の人物が接触してきたという。
論文の要旨は「創価学会は、独自の歴史を持った組織であって、日本という国家の創造物ではない。セクト、全体主義、マフィア型の組織である。その組織と権力行使、金銭や国家との関係、情報とのいずれにおいても」と、創価学会にとって厳しい分析を行なっているのだ。
ラクロウさんは、創価学会を「セクト」(カルト)と表現しているが、フランスで、学会をセクトと判断したのは、実はこれが初めてではない。
フランスにおける「セクト」の定義とは1.法外な金銭要求、2.多少を問わず反社会的な教説、3.多くの裁判沙汰などだ。これはフランス国会下院('95年12月)が採択した定義であり、調査委員会のアラン・ジュスト委員長の名前をとって、「アラン・ジュスト報告書」と命名された。
「テーミス」2011.7月号より
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