Gabbie's Cafe

 天使のカフェへようこそ

Special Prayer Request

2008年11月04日 | Blackboard



かけがえのない友の、かけがえのない人が、特別な祈りを必要としていることを聞きました。どうか、私たちと一緒に祈ってください。

こんな私と、こんな私の大切な人の為に、いつも祈ってくれる友。その友が、まず祈り手として力を受けるように。『メスもレーザーも持つことができない』切なさと、それをすることができる者の手を確かにしてくださるお方に、祈ることができる心強さの狭間にて、友が平安に身をゆだねることができるよう、どうかお祈りください。

私たちが死の影の谷を歩む時、ともにいて背負ってくださるお方がいる。そのお方のみ名により、全てが最善に導かれることを信じつつ。


愛する友と、その愛する人の為に。そのお方のみ名によって、キリストのみ名によって、これをお読みくださった今、どうか祈ってください。





After The Fair

2008年11月04日 | Cafe Sweets


      週末に、大好きな友人の雑貨屋さんSUNNY DAYSで催された『おいしいものフェア』。
川崎という場所にもかかわらず、1300kmも離れたわたしもお菓子を出させていただき、それは本当に本当に、驚くばかりの恵みの体験でした…。

9月から住み始めた小さなアパートのキッチンで、ゴスペルをBGMにひとつひとつ丁寧に焼き菓子を仕上げていく…至福の時でした。
今まで住まっていた田舎家は、台所からオーブンまでは三段上がって細い廊下を肩をすぼめながら約10歩。小さな焼き菓子は一回の焼き時間も短いから、オーブンの天板を持ってキッチンとオーブンを行ったり来たり…正直、大変でした(笑)。思ったように上手く焼けないときは、身も心もがっくり疲れてしまったりして。

今度のキッチンは、小さな空間でなんでもすぐに手が届く。ラベルを打ち出すPCとプリンターもすぐ横。座敷まで上がって作業していたのとは格段に手勝手のよさが違います。
子供たちはキッチンの隣りの続き間で寝ているから、二階の部屋で泣いていないかしら…と心配しながら作る必要もないし…

動線がスムーズだと、仕事もはかどります。ゴスペルのBGMは、自然と作る手に祈りを込めるのを手伝います。作業毎に『主の、栄光!Glory,to God!』とつぶやいている自分を発見したりして。


約一年ぶりに焼いたマドレーヌとガレットブルトンヌ。何度も何度も焼いたものだから、ブランクがあっても不思議と手が動きます。
フルーツケーキと、ユダヤの伝統菓子『ジューイッシュ・クッキー』はもうかれこれ10年近く作っていなかったからいささか不安ではありましたけれど、やっぱり示されて作ることに。こねて、寝かして、のばして、焼いて…それぞれ工程は違っても、みんなモトは、神様が天からくださった食材で出来たもの。

粉は国産、卵は地元の有精卵、フルーツは無農薬…という風に、安全で質の良い食材選びにこだわっているガビーズのお菓子。この時代に良質の材料は、確かに割高。でも、だって、お菓子は嗜好品、そして贅沢品ですものね。豊かな気持ちでつくり、豊かな気持ちで食べて欲しい。そんな思いを込めて材料を選んでいます。神様の傑作の原材料に、店主はちょこっと手を施すだけ。あくまで主役は材料であって欲しいと思う。けれどもだからと言って、手を抜くのとは違います。材料が最高に輝くように、手がける私も真剣勝負。

また、お菓子というものが嗜好品・贅沢品なだけに、ただ作り、提供するというだけでは終わりたくない…そんな風にも思っています。ガビーズのお菓子を選んでいただいた皆さんには、食べると同時に、気付かずにでも誰かの手助けになっていていただきたい…と思っています。

この飽食の国・日本で、お菓子を当たり前のように口にすることができる幸いを喜びつつ、同時にその日の食事にすら事欠く人々が、おなじこの地球上におられることについて、無頓着でいたくないと思うのです。
だからガビーズのお菓子の売り上げの10パーセントが、日本国際飢餓対策機構に捧げられています。それは、大きな飢餓の問題に対しては、大海の一滴、焼け石に水のようなささやかさ。けれども何かをしていることで、し続けることで、私は自分のなすべきことを見失わずにいたいと思うのです。


…さてさて、そうこうしている間に、どの子もどの子も祝福されて『いいお顔』でオーブンから出てきました。
網の上で冷まされて、袋に詰めたら出発です。天使のお菓子たち、羽を生やして飛んでおゆき。SUNNYへ、そしてそれぞれの、みこころの場所へ。

遠く離れた愛するSUNNY DAYSでは、土曜の朝には開店待ちのお客様もおられるほどの賑わいだったとか。無事到着したガビーズのお菓子たちも、素敵にディスプレイしていただいて沢山のお客さんに買い求めていただいたと、店主のあっちゃんから聞きました。
その様子を思い描きつつ、ああ、自分もその場所にいたかった…と、この距離を切なく思いつつ、でもやっぱり、なにやら嬉しくてじんわり涙が出ました。

…あっちゃんの送ってくれた画像を何度も眺めつつ、願わくばまた次のフェアにもおいしいものをお作りできたら嬉しいなぁと思っています。
そしてその時にはもう、私たちはSUNNYのすぐ近くにいるかもしれない…。
天来の祝福は、限りなく私たちの上に振りそそぎ、それを糧に私たちはまた歩みます。愛する人々と神と共に、さらに次のステップへ。