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GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

幸せの教室

2012年05月27日 | 映画
映画『幸せの教室』を見て来ました。

トム・ハンクスとジュリア・ロバーツの豪華タッグだし、この手の見え透いた映画は、案外ハズレがないので、取りあえず押さえてみましたが。

リストラされ人生のドン底に落ちた主人公が、人々との出会いから成長して、人生を謳歌していくハートフルストーリー。…てのを作りたかったのでしょうけど。

全人類の人生の悩みの95%は対人関係に起因するものだと思うのですが、このトム・ハンクスが演じる主人公、人なつっこくて、ユーモアもあって、付き合いもよい、と三拍子揃った陽性キャラのため、誰とでも友達になっちゃうし、仕事も向こうから飛び込んで来るし、劇中大きなトラブルやピンチも出て来ないし、全く持って不幸に見えない!

感情移入し辛いのはもちろん、むしろ、「人生、人付き合いの能力と、それなりの特技がないとやっていけないと思うけど、あなたは大丈夫?」と冷酷に言い放たれている感すらありました。←被害妄想

「ドン底の中にいながら、小さな事に希望を見出し、ハートフルに生きて行く」という作品を見たいなら、『ゾンビランド』見た方がよっぽどほっこりできますよ。

まあ、学園ドラマとしてはけして悪くないデキなので、このテのユルい作品が好きな方なら見て損はないと思います。

60点。



フェイシズ

2012年05月20日 | 映画

京都みなみ会館に映画『フェイシズ』を見に行って来ました。

『バイオハザード』シリーズのミラ・ジョボビッチ主演のサスペンス作品。殺人現場を目撃した直後、事故に遭ってしまい、人の顔が認識できなくなる相貌失認になってしまった主人公。目を離すたびに相手の顔の情報がリセットされてしまうため、恋人や親が近くにいてもわからないし、ましてや複数の中から特定の人間を捜すのは不可能に近い。そんな彼女に口封じの為に忍び寄る犯人…。

相貌失認を表現するのに、作品内では俳優を複数使い、シーンごとに交代させることで「目を離すと顔が違って見える」感を見せていました。中々良い手法だと思うのですが、映画に出演できるレベルの程よいイケメンの白人男性が、髪型や服装を全く変えずに交代するため、海外の方々とあまり接点の無い生活をしている俺にはほとんど同じ顔に見えて、いつ俳優が変わったのか判別できないレベルでした。←俺が人の顔を覚えるのが苦手なのもありますが

とはいえ、親しい人達の顔すら見分けられなくなってしまう絶望というのは伝わって来ましたし、犯人が忍び寄って来ても気付けない恐怖には、とてもハラハラします。

例えば、犯人と警察が同時に駆け寄って来ても、どっちがどっちとわからないわけですし、さらに言えば、朝起きてとなりに寝ている夫の顔をみたら毎朝知らない人の顔なんですからね。そりゃ辛いわ!

…と思って見てたら、毎夜違う男と寝た気になれるからと、まんざらでもなさそうなジョボビッチさんでした。ちゃんちゃん。

なじみの薄い症例がテーマの作品ですが、尾田栄一郎と真島ヒロ、トリンドルとローラ、AKBメンバーの顔、民放の番組構成など、相貌失認でなくても判別不可能な事象に溢れたこの世の中。主人公に感情移入することは案外難しくないと思いますよ。

70点。

1役に対し複数の俳優名が並ぶスタッフロールが、ちょっと新鮮でおかしかったです。



SET UP

2012年05月20日 | 映画
京都のみなみ会館にて、映画『セットアップ』を見て来ました。

強盗で大金をゲットした仲良し3人組だったが、1人が裏切り、2人に発砲。かろうじて生き残った主人公が、真意を問いただすため、逃げた親友の追跡を始める。そんなありがちストーリー。

ドンデン返しがあるわけでもなく、山も谷もオチも弱く、恐らく監督的にはプッシュしたいであろうブラックジョーク的シーン(精肉店での死体解体とか)も、イマイチ日本人にはそりが合わないというか。ブルース・ウイリスも案の定チョイ役だし。

誤解を恐れずに言えば「あー、いかにもアメリカ人が好きそうなノリの映画だなー」という感じ。

主演の カーティス“50Cent”ジャクソンがヒップホップの大御所みたいなので、「ちょっと豪華なVシネマ」的ノリで見ると悪くないんじゃないかとも思いますが。

45点。



タイタンの逆襲

2012年04月25日 | 映画
映画『タイタンの逆襲』3Dを見て来ました。

前作は、半神半人の主人公が、神の助けを極力拒否して、弱い人間として力を合わせて神様に立ち向かう、「友情・努力・勝利」な胸アツ展開が魅力だったのですが、今作の主人公は、口とは裏腹に神の力をガシガシ使い、ひたすら力押しで神様に立ち向かいます。もはやドラゴンボールバトルの様相。

もっとも、ド迫力を売りにした路線は、3D映画としては間違ってないんでしょう。

たしかに、CGのクオリティも高く、3Dの使い方も効果的で、序盤は目を奪われます。ところが、そのド迫力が延々と続き、しかもひねりが全くないため、後半はダレてしまいました。

ラストの展開も、あまりに大味過ぎて思わずポカーン。

この手の映画に不可欠な、イカしたサブキャラが皆無なのも痛いのですよ…。

前作が90年代前半のジャンプなら、今作は2000年代のジャンプ。どっちが面白いかは、言わずもがな。

評価60点。

主人公のカッチョ悪い髪型でマイナス10点。

旧作に登場したフクロウの登場にプラス5点。

55点。

見て損はありませんが、迷ってるなら『バトルシップ』の方を見るのが良いと思われます。





ジョン・カーター

2012年04月14日 | 映画
映画『ジョン・カーター』を見て来ました。

正直全く期待せずに行ったら、程々にまあまあでした。。

途中20分程寝ちゃったけど。

難があるわけじゃないのですが、使い古された手法だらけで、サプライズ的な物が全くなかったというか。刺激的なシーンもあまりなく、今回ばかりは「ディズニー」の看板が邪魔をしてた感があります。

CGで描かれたクリーチャーやらマシンやらは素晴らしいんですけど、ストーリーが活かし切れてないというか。

古くからの原作小説ファンなら面白いのかなあ。

教科書通りの作品なので、勘ぐったりひねくれたりせず、教科書通りの楽しみ方で鑑賞しましょう。

ご家族での鑑賞には最適だと思いますよ。

55点。