映画『アベンジャーズ』を見てきました。
アメリカのコミック会社マーヴェルの代表作の主人公達を、一同に集結させたオールスター映画です。
2008年の『アイアンマン』を皮切りに上映されて来た『インクレディブル・ハルク』『アイアンマン2』『マイティ・ソー』『キャプテン・アメリカ』は、全てこの『アベンジャーズ』への布石でした。
※一応、前5作は予習して行った方が2割増しくらいで面白いと思いますが、『ハルク』はあまり重要な伏線がなく、俳優も入れ代わってるので、未見でも構わないと思います。
まあ、おおよそこの手のお祭り作品は、中味がペラペラだと相場が決まってるんですが、実に5年(企画段階からだと8年)がかりのプロジェクトが完結するのを目撃しない手はないと思い、前5作をきっちり劇場で鑑賞した上で、この日を待っていました。
そもそも全員が主人公なので、負けたり死んだりはまずあり得なく、間違いなく「正義は勝つ」に決まっているわけで(本当にそうだったかは本編でご確認ください)、案の定ストーリーはあってないようなものでした。
でも、それが全く気にならかったのは、やはり映画史上に残るビッグプロジェクトの完成から得られるカタルシスによるものなのでしょう。いや、もう、想像以上。元々アメコミにはあまり興味はなく、主要各キャラについても、これまで上映された映画で初めて知ったレベルでしたが、それでも、このオールスターが醸し出したお祭り感には、胸躍らずにはいられませんでした。
プロ野球に例えると、まさにそのままオールスター戦。スター選手が集結したドリームチームのスタメンに興奮する、あの感じです。
そしてこのドリームマッチ、嬉しいことに、各キャラの一人一人の活躍の描き方が丁寧で、しかもカッコいい!制作者の拘りがヒシヒシと伝わって来る、最新CG技術をつぎ込んだ渾身のアクションシーンは、真弓が先頭打者ホームラン、高木豊がサイクルヒット、落合が満塁ホームラン、北別府がノーヒットノーランで抑え、ホーナーが乱闘して、原がサヨナラホームラン、そんな全球団ファンが満足できる、素晴らしいゲームを見たかのようでした。←90年代前半のプロ野球で例えるんじゃねえ
序盤はかなりまったりしているため、少々眠くなりますが、後半は怒濤の展開が待っているため、2時間半の上映時間も全く苦になりません。
決着をつけるための手段が、主人公達の意図と違うとはいえあの形になったのは、8月を思う日本人の心情的にはちょっと首をかしげてしまうところですが、100年に一度のビッグプロジェクトの顛末、絶対見て後悔はしないと思いますよ。
…ただ、どちらかというと、「男のロマン」というか、少年心に響く作りになっているため、女性が満足して見れるかは、ちょっと未知数ではあります。まあ、そういう方々は、イケメンしか出て来ない適当な邦画や日本の特撮でも見て胸キュンしといてください。
個人的には、内容60点+ビッグプロジェクトのカタルシス20点+エンドロール後のあのシーン120点(途中退室厳禁!)。
合計200点。久しぶりに良い映画を見たなあ!
続編の製作も決定しているみたいですね。温存(?)していた『X-MEN』『スパイダーマン』も絡んでくれば言う事なしなんですが、さすがに大人の事情で無理だろうなあ。
逆に言えば、その2大看板抜きで、知名度的には一枚落ちる作品のキャラだけでここまでの物を作ってしまったマーヴェルは、興行的にもプロモーション的にもウハウハだったんでしょうね。日本映画界も、土下座して爪垢わけてもらえばいいのに。←余計なお世話
アメリカのコミック会社マーヴェルの代表作の主人公達を、一同に集結させたオールスター映画です。
2008年の『アイアンマン』を皮切りに上映されて来た『インクレディブル・ハルク』『アイアンマン2』『マイティ・ソー』『キャプテン・アメリカ』は、全てこの『アベンジャーズ』への布石でした。
※一応、前5作は予習して行った方が2割増しくらいで面白いと思いますが、『ハルク』はあまり重要な伏線がなく、俳優も入れ代わってるので、未見でも構わないと思います。
まあ、おおよそこの手のお祭り作品は、中味がペラペラだと相場が決まってるんですが、実に5年(企画段階からだと8年)がかりのプロジェクトが完結するのを目撃しない手はないと思い、前5作をきっちり劇場で鑑賞した上で、この日を待っていました。
そもそも全員が主人公なので、負けたり死んだりはまずあり得なく、間違いなく「正義は勝つ」に決まっているわけで(本当にそうだったかは本編でご確認ください)、案の定ストーリーはあってないようなものでした。
でも、それが全く気にならかったのは、やはり映画史上に残るビッグプロジェクトの完成から得られるカタルシスによるものなのでしょう。いや、もう、想像以上。元々アメコミにはあまり興味はなく、主要各キャラについても、これまで上映された映画で初めて知ったレベルでしたが、それでも、このオールスターが醸し出したお祭り感には、胸躍らずにはいられませんでした。
プロ野球に例えると、まさにそのままオールスター戦。スター選手が集結したドリームチームのスタメンに興奮する、あの感じです。
そしてこのドリームマッチ、嬉しいことに、各キャラの一人一人の活躍の描き方が丁寧で、しかもカッコいい!制作者の拘りがヒシヒシと伝わって来る、最新CG技術をつぎ込んだ渾身のアクションシーンは、真弓が先頭打者ホームラン、高木豊がサイクルヒット、落合が満塁ホームラン、北別府がノーヒットノーランで抑え、ホーナーが乱闘して、原がサヨナラホームラン、そんな全球団ファンが満足できる、素晴らしいゲームを見たかのようでした。←90年代前半のプロ野球で例えるんじゃねえ
序盤はかなりまったりしているため、少々眠くなりますが、後半は怒濤の展開が待っているため、2時間半の上映時間も全く苦になりません。
決着をつけるための手段が、主人公達の意図と違うとはいえあの形になったのは、8月を思う日本人の心情的にはちょっと首をかしげてしまうところですが、100年に一度のビッグプロジェクトの顛末、絶対見て後悔はしないと思いますよ。
…ただ、どちらかというと、「男のロマン」というか、少年心に響く作りになっているため、女性が満足して見れるかは、ちょっと未知数ではあります。まあ、そういう方々は、イケメンしか出て来ない適当な邦画や日本の特撮でも見て胸キュンしといてください。
個人的には、内容60点+ビッグプロジェクトのカタルシス20点+エンドロール後のあのシーン120点(途中退室厳禁!)。
合計200点。久しぶりに良い映画を見たなあ!
続編の製作も決定しているみたいですね。温存(?)していた『X-MEN』『スパイダーマン』も絡んでくれば言う事なしなんですが、さすがに大人の事情で無理だろうなあ。
逆に言えば、その2大看板抜きで、知名度的には一枚落ちる作品のキャラだけでここまでの物を作ってしまったマーヴェルは、興行的にもプロモーション的にもウハウハだったんでしょうね。日本映画界も、土下座して爪垢わけてもらえばいいのに。←余計なお世話