GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

そうですね

2006年09月28日 | 日記・コラム

 テレビ観賞としゃれこんでいると、某とんねるずの番組で、細かすぎて伝わらない物真似、なコーナーをやっていました。ツボでありました。

 最近のお笑いは、正直反吐ぶちまけてしまいたい衝動にかられる程つまらなく、完全に無視を決め込んでいたのですが、このコーナーはやばかった。アントニオ小猪木らのBI砲物真似、ユリオカ超特Qのドラゴン物真似など、思わずうなってしまう完成度のものをはじめ、往年のプロ野球マニアにはたまらないバナザード、イースラー、グリーンウェル、ホージー、デービスなどの物真似をする芸人も。もう心の琴線にひびきまくりでした。

 そういえば、僕も小学生のころは、よくプロ野球選手の物真似をやっていました。持ちネタはロードン(広島)、若松(ヤクルト)、アップショー(ダイエー)、村田(ロッテ)、ポンセ(大洋)あたり。今やれと言われてもできないです。念のため。

 さて、話は変わって日本ハムファイターズの新庄について。最近野球を見ていなかったので気づきませんでしたが、なんか知らんうちに引退することになっちょるじゃありゃーせんか。おらあ、おったまげた。

 はっきり言って新庄のキャラは嫌いです。嫌いですが、一度だけ彼の発言に感動したことがあります。正確なコメントは覚えていませんが、『インタビューに答えるとき、ほとんどの選手が言葉の最初に「そうですね」をつけてるのが気持ち悪くて、俺は絶対言わないと誓った』という内容の発言でした。
 
 ナイター中継を見ることがあったら、ぜひヒーローインタビュー(その日活躍した選手へのインタビュー)を観察してください。99%以上の確率で「そうですね」という相槌を聞くことができるはずです。正直あまりに乱発されるので、僕は子供のころから薄ら寒さを感じていました。大の大人が揃いも揃ってなにやってんだ、と。まるでNHKに授業を取材された時に感想を求められた小学生レベルの発言ではないか。こちらの予想通りの棒読みしかできないなら最初からしゃべるなつーんだ。※ちなみに僕は予想が容易な定石通りのことを、聞くのもしゃべるのも大嫌いです。

 その苛立ちを、誰にも理解してもらえずに15年が経つ。長かった。本当に長かった。しかし、ようやく、上記を理解し、一石を投じてくれる男が現れました。北海道日本ハムファイターズ外野手・新庄剛。彼は自分だけに限らず、チーム全体に「そうですね禁止令」を布いたといいます。ビバ新庄。その成果があったかどうかはともかく、ネットの噂では、最近日ハム選手のインタビューが洗練されてきているみたいです。

 この素晴らしい慣習が、新庄引退後も、伝統として日ハムに定着し、プロ野球界全体に広まることを切に願うしだいであります。押忍。






4番ファースト小早川

2006年09月25日 | 日記・コラム

 実は僕、カープファンです。無論プロ野球の話。最近はとんとご無沙汰なので、「だった」というのが正解かもしれませんが。

 事の発端は、小学生のころにファミコンゲームの『ファミリースタジアム』をプレイしていたときに、自分と同じ名前の選手がいたことで興味が沸いた、という単純なものでした。僕はそのころ京都に住んでいたので、広島カープファンがとても肩身の狭いであろうことは容易に予想でき、なんとか阪神ファンになろうと努力したのですが、当時のカープの“スター選手が不在ながらもコツコツ積み重ねて勝つ全員野球”っぷりに心打たれて、今に至ります。

 今でこそ投手陣の弱体化が目立つカープですが、当時は“投手王国”の異名を取り、200勝投手・北別府、奪三振王・川口、防御率1点台・大野、炎のストッパー・津田など、リーグ屈指のピッチャーがキラ星のごとく所属していました。そして、ホームランこそ少ないけれど、堅実な打撃と足でもぎとった虎の子の数点を、必死に守りきって勝つのがパターンでした。

 象徴的だったのは1991年。中日、巨人との3強によるペナントレースは、もつれにもつれて10月に突入。マジック1で迎えた13日阪神戦。初回に振り逃げとヒットでもぎとった先取点を、エース・佐々岡から守護神・大野への継投で守りきり1-0で勝利。その年のカープの集大成的試合を見せつけられての優勝に、大野が最後のバッター真弓を三振に打ち取ったとき、正直子供心に泣きそうになりました。

 チーム最多本塁打は江藤とアレンの11本。4番は定着せずに日替わり状態で、一番多く勤めた西田ですら規定打席不足。どんなチームだよ、それ。下に、優勝決定時の選手成績を載せてあるので見てほしいのですが、これを見て優勝チームの成績だと思う人が何人いるでしょうか。まさに全員野球の勝利。

 当時の担任(阪神ファン)の、「スター選手がいないのに、みんなで力を合わせての優勝。みんなには、巨人や阪神よりもカープみたいなクラスになってほしい」のひとことが、今でも忘れられない。

 もうひとつ、この日が忘れられない理由がある。広島東洋カープ12年ぶりの地元優勝が達成された1991年10月13日。僕の誕生日でした。



【画像1】当時の朝日新聞の切り抜き



【画像2】全員野球の証




喫煙マナー

2006年09月24日 | 日記・コラム

 なんというか、タバコを吸っている人に腹が立つことが多い最近。特に、歩きタバコを目の前でやられると、思わず後ろから足を払って、つま先で後頭部を躊躇なく蹴り上げたい気になります。

 こういうことを言うと、喫煙愛好家は大抵口を揃えて「同様に毒物を輩出している車や工場の排気ガスには文句を言わないで、なんでタバコのだけ目の敵にするんだ」とほざくのですが、ちょっと待て、誰がタバコを目の敵にしていると言った。罪悪感のせいだかしらないが、そんな心に秘めた薄っぺらな言い訳をここぞとばかりに披露して得意がってんじゃねえ、この正論おたくどもが。

 そりゃあ、「発ガン物質50種類含有」だの、「ゴミ焼却の4倍の濃度のダイオキシンが含まれている」などのタバコの毒性を考えると、それはそれで気分のいいものではないが、ダイオキシン農薬など、以前から危険物質とされていた物質が、実はそんなに目くじら立てるほどのものではないのでは、とされる説が次々出てくる昨今の事情などを見ていると、その根拠もゆらぎ、目くじらをたてる気も起きてきません。

 問題なのは、一部の喫煙者のマナーです。彼らも一応気を使っているように見えて、たとえば車に同乗しているときは窓を開けて吸ったり、駅のホームでは端っこで吸ったりするのだが、正直タバコの煙てのは、やたら遠くまで届きます。車の窓に吐かれた煙は、外の風に押し返され再び車の中で滞留するし、駅の端からの煙が、風に乗って10メートルくらいの長い線になっていたのも見たことがあります。ましてや歩きタバコなんぞは言わずもがな、吐かれた煙は、全て後ろの歩行者に直撃します。

 先ほども述べたように、煙の毒性云々はこの際どうでもいいのです。話はもっと単純。てめえらの臭い口から吐かれた煙をこっちによこすな、であります。世の中、喘息や肺の障害で煙が苦手な人もいるのだから、そんな理屈に合わない正論ひけらかさなきゃならないくらい我慢ができないなら、金魚鉢携帯して、かぶって中で吸え!

 ・・・無論、これらはマナーの悪い人たちへの思いであって、決められたところで吸って、ポイ捨てもしない、周囲に気を使える、確固たるポリシーのあるような人の喫煙は、むしろ絵になってかっこいいとすら思います。

 税金も払ってるくれてるしね。

※文中のリンク先(無断)は、あくまで参考です。“良いor悪い”“安全or危険”は各自の判断で。僕は、これまで農薬やダイオキシンが原因で死んだ人に会ったことがないので、気にせず食べる方針です。死んだら死んだでしゃーないな、と。



jelly→

2006年09月21日 | POP & ROCK

 jelly→というバンドがおすすめです。

 清春プロデュースという、ちょっと微妙なバックアップを受け、1999年デビュー。ファーストアルバム『ロデオ ギャング』で、オリコン初登場10位をマーク。その後順調にメジャー路線を突っ走る!・・・のを嫌い、清春と別れ、レーベルも移籍し、売れ線な曲も捨てて、独自の道を模索。2002年、ライブ中にボーカルのヤフミが照明設備から落下し両足を骨折、ライブは全てキャンセル、レーベルからも解雇を通告されたが、ドン底から見事に復活、現在はオリジナルレーベルを設立し、骨太なパンクロックをズビズバ発信中。

 前身がビジュアルバンドということもあってか、イケメン揃い(?)ということもあり、売れ線プロモーションでガシガシ売り出されていたのですが、それを拒否してインディーズに戻ったりもしていて、薄っぺらい楽曲が多い昨今のJ-POPシーンの中でも、ちょっと異質な、一本芯の通った感のある僕好みの曲を多数輩出しています。

 メンバーが1977~1979年生まれで僕と同世代なこともあり、独特でパンクなボーカル・ヤフミの歌詞が、個性的で洗練された曲と相まって、ガシガシ心に響いて来ます。

 僕はそもそも音楽のレビューが嫌いで、というのも、どんなにかっちょいいレビューでも、実際に参考になったことは一度もないからで、だいたいどのレビューも、タイトル入れ替えてもそのまま使えそうなものばかりだし、そもそも音楽を文字から想像するなんて土台無理な話ってもんでがしょ。なので、多くは語らないけど、まあ、ものは試し、公式サイトのディスコグラフィや、i-tune storeで一度試聴してみてつかあさい。ぜひぜひ。

 おすすめは『おもちゃのピストル』『次の晴れた日に』『RAINBOW BIRD』。

jelly→公式サイト
『RAINBOW BIRD』music crip(BARKS)




ささやかな幸せ

2006年09月20日 | 日記・コラム

 チビで、ドジで、まつ毛の長い眼鏡っ子。恐らく女性に生まれていたら、一部から絶大な人気を博していたかもしれないし、そうでないかもしれない。そんな自己分析をしてしまい、心を軽くするはずが、ますます暗くなってしまった今日このごろ。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

 最近、ささやかな幸運が続いています。宝くじが3回連続で(小額)当選したり、たまたまのぞいた店で、売り切れ続出で入手困難なアイテムがすんなり手に入ったり、寝坊して電車に乗り遅れたと思ったら、電車が事故で遅延していたおかげでうまいこと間に合ったり、コンビニでレジの女の子(かわいい)がおつりをくれるときに、両手で手をぎゅっと握ってくれたり、得意先の女の子に、力仕事している姿がかっこいいて言われたり・・・。まあ、なによりも幸運なのは、ささやかすぎるにも程があるこれらのレベルの幸運で、ここまで喜びを感じることのできる単純な人間に育ったことなのかもしれません。

 でも、これって案外大事なことなんじゃないでしょうか。ささやかな幸せを感じ取りながら、周りのいかなる変化にも囚われず、信念を曲げずに生きていけたら、たとえ辛くても、最後は笑って死ねるんじゃないか、と思います。

 ちなみに、思春期真っ只中の28歳現在、確立されている数少ない僕の信念はというと、

1、中年太りになったら舌噛んで死ぬ
2、歩きタバコをする奴とは絶交
3、子供が見ているときは信号無視をしない

 以上3点。・・・これではまだ笑って死ねそうにないので、もうちょっとだけ生きるのをあきらめずに、かっこいい信念の確立を試みよう、と決意を新たにする、ある秋のちょっとせつない夜でした。