GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

成功率100%告白法(?)

2006年07月30日 | 日記・コラム

 高校卒業文集の1コーナー「将来カッコよくなりそうな人ベスト10」のクラス別部門で見事1位に選出された管理人が、こんな時間にブログの閲覧くらいしかすることがないヒマでもてない諸君らに、「成功率100%の告白法」講座をお届けしよう。ちなみに、この場合の告白とは、罪や秘密などのそれとは違い、好意を持つ異性に自分の気持ちを伝えるという軟派な行為のことである。心して聞けい。

 まず、とある遊園地になんとかデートに誘い出し、女の子とちょっといい雰囲気になります。次は、ランチや乗り物なんかを駆使して、さらに親密になります。たまに、さりげなく手なんか触れてみて、拒否されないかとかの反応を見ます。これは行けそうだと思ったら、遊園地がライトアップされるのを待って、なるべく人気のない、それでいてムードのあるところに連れて行く。各自ここまでは自力で頑張ってください。

 さて、ここからが成功率100%の告白の方法です。皆注目。まず、相手と正面で向かい合い、目を見つめて、あわよくば手なんか握りつつ、一呼吸入れた後、すかさずひとこと。

「今から告白するんだけど、大丈夫かなあ」

 そう、告白の前に成否を確認してしまえばいいのだ!相手がうなづけば、告白を敢行、ダメだったら、適当に笑ってごまかしてしまえばいいのだ。これなら絶対失敗しねえ。すげえ!

 え?遊園地に来ている時点で成功しているようなもんだ?だまらっしゃい!おはんら、なーんも女子のことがわかっちょりゃせん。奴等は、好きでもない男と平気でふたりきりで食事にいったり、その気もないのに男の部屋まで遊びにきたりなんてことを、悪びれもなく実行しやがる卑劣な人種なのだ、てめえ、この野郎!なにが、勘違いしてるんじゃない?だ、ふざけるな!キーッ!…はあ、はあ。

 つーか、「告白法」なんざ、検索したり他人の意見を求めてる時点でもうダメですね。考えろ、てめえで。

 以上、高校卒業文集内コーナー「現在カッコいい人ベスト10」で果てしなく欄外だった作者による、「成功率100%の告白法」講座、やいびーたん。

※このブログの内容はおおむねフィクションです。押忍。




はらわたの煮込み

2006年07月27日 | 日記・コラム


 キレたり、怒ったりしてでも自分の主張を通そうという気概がない、もっと感情を爆発させろ、そう先日指摘された。その人は物知りで、法律や過去の事例などを持ち出しては、大声で他者を圧倒、正論を持って相手を打ち負かしては自慢げな表情となり、後日みなに言いふらすなどの行為に至福を覚えるタイプの人間である。
 たしかに、正論を通して自分の益を守る、というのも人生においては重要なのであろう。しかし、そうはわかっていても、僕にはそれを実行することはできない。

 たとえば、価値観てのは人それぞれで、人の数だけ正論てのは導き出るものだと思う。また、頭がよければなおさらで、アメリカの裁判事例よろしく、本当に他愛のないことでも、相手を打ち負かすことが可能だ。実際目にするケースでも、人が相手を言い負かす場合、事の成否よりも、大声と思考速度の差によることがほとんどに感じるのは気のせいだろうか。
 また、正論を通すのに相手を選ぶという行為。もし、相手がヤ○ザや権力者の場合、それでも主張をつらぬこうとする人がどれくらいいるだろうか。強い人からは逃げて、弱いものにのみ攻撃。それって小学生のいじめとかと同じに見えて、すごくかっこ悪く見えるのだ。
 あとよくいるのが、自分なりに解釈して導き出した正論という名の自信作を、発表したくて仕方なのない輩。たとえば、ある事件を境に「奇麗事だけでは飯は食えない」という結論に到達した人がいたとして、この人は同様のシチュエーションにおかれた人に、これ見よがしにこの自信作を披露、熱弁をふるう。お前等は、ゲームで裏技を見つけて喜ぶ幼稚園児かっつーの。

 それらのことを考え、自分に置き換えると、そう簡単には正論による自己主張などできず、真に迫られたとき以外は、じっと感情を押し殺し耐え忍ぶべきなのだと思う。怒りの安売りはせず、しかし、必要にせまられたときは、躊躇なく感情を発現、寸止めはせず、どんな手段を使っても、相手を徹底的に抹殺し刺し違えてでも自己を貫こうと思う。もっとも、これは極論、そんな機会など人生に起こりうる可能性はごくわずか(というか絶対おこって欲しくないが)。でも、それ以外のシチュエーションレベルでの怒りや憤りなんてのは、そんなに必死になる必要なんてないことばかりだと思う。「私憤は他人にとっては純然たるギャグ(町田康)」なのだから。

 男の成長ってのは、全てを自分の責任と受け止めて、もだえ苦しみ、昇華させてこそ生み出されるもの。昔憧れたヒーローなんかは、いかなる理不尽な環境に追い詰められても、けして他人のせいにはしなかった。男は黙って爪を研ぎ、背中で語る。

 とはいえ、ヒーローでない僕は、やはりどうでもいいような事に腹をたててしまう事しばしだし、押し殺してた怒りや不満が爆発しそうになることも多々。そんなときには、会社の壁の硬いとこなんかをこっそり殴打、八つ当たりに精を出すことを心がける。どんな怒りも、手がすりむけて血がにじむころには、イヒイヒ笑いとばす事ができるはずですよ。イヒヒ。



筋肉少女帯復活!

2006年07月25日 | POP & ROCK

 1998年7月の活動凍結(実質解散)から8年。ついに、ついに、伝説のロックバンド筋肉少女帯が復活!・・・この衝撃を素直に受け止めてしまうとヤバイことになるので、控えめに喜びます。やったー。

 以前書いた、筋肉少女帯についてのブログはこちら

 そんなこんなで、本日はCDを2枚購入。

●『踊る赤ちゃん人間』 大槻ケンヂと橘高文彦

 元筋肉少女帯のボーカルとギターの2人が送る、プレ筋少復活的な一枚。日本屈指のギタリスト橘高文彦&ピアニスト三柴理等、超豪華演奏陣による超高クオリティメロディに、大槻ケンヂの相も変らず過剰にトラウマな歌詞が化学反応を起こし、大爆発状態!コミカルかつ不条理、なのに深い。これはヤバイ!

 全3曲ともインストバージョン収録。このインスト聞くだけでも価値あり。激しくかっちょええ。

1,踊る赤ちゃん人間
2,日本引きこもり協会のテーマ
3,踊るダメ人間2006
他全6曲

※試聴できるサイトはこちら。メロディアスでいて爆音なギターとピアノに酔いしいれろ!
※筋肉少女帯復活情報のサイトはこちら

●『DICE』 横道坊主

 今年で結成22周年を迎えるロックバンド横道坊主の17枚目(ベスト含むと22枚目)のアルバム。「大人になれない悪ガキ」というよりむしろ「大人なのに悪ガキ」な、かっちょよすぎる野郎共の心の叫び的名盤。

1,風と共に行く
2,THROW THE DICE
3,ランセイ
4,BAD FINE DAY
5,パドル
他全10曲

 うわ~、カラオケ行きて~!!!



対話下手な男の独白

2006年07月22日 | 日記・コラム
 人とコミュニケーションをとるのがどうも苦手で、なかなか難儀な毎日を送っている。とくに初対面の相手と話をする場合、会話中にどうしようもない間ができてしまい、あたりが気まずい空気にまみれてしまうことしばしである。

 周囲の人間は、「人と接する気がない」だの「自分の殻に閉じこもっているから」とか、したり顔で言うのだが、てやんでい、こちとら友達や彼女が欲しくて欲しくてたまらない、“超”がつくほどの寂しんぼだい、そう堂々と胸をはって宣言できるくらい、コミュニケーションに心魅かれる、精神年齢が15歳くらいで止まったまんまの、三十路前の独身男である。もう、ほんっとに色々手を尽くしたさ。正面からぶつかって砕け散ったことも、小細工を弄して墓穴を掘ったことも数知れずだ。行動は起こそうと試みているのだよ。ところがどっこい、だがしかし、全くそこから次の一手に繋がらないのである。なぜか。

 僕は、人に何かをしゃべろうとするとき、必ずある疑問が頭をよぎる。この言葉になにか意味があるのだろうか、相手になにかを伝えるための言葉ではなく、会話をするため便宜上の言葉、仕方なく発せられる言葉ではないだろうか。もしそうなら、それって相手に失礼ではないか。
 そこをなんとか納得し飲み込むと、次にその内容を相手に伝えるための手段が一度に数十通りほど、頭の中に羅列される。そしてそこからひとつずつ効果的でないものを消去、最後まで残ったものを、さらに咀嚼して整理し、その事による相手の反応を予測し、どういう返答が帰ってくるかの不安と緊張にまみれながら、ようやく言葉を発する。いや、発せられればまだいい。時には、選択肢全てが消去の対象になってしまい、そこから新たに言葉を紡ぎださなくてはいけなくなるもしばし、結果、発する言葉がなくなり、あたりを無言の闇が覆い尽くすのである。

 僕の最も嫌いなことは、相手のつまらない言葉に対して、その場を取り繕うために愛想笑いで応じることである。これ、すなわち、相手をだまして自分の印象をよくするという、私利私欲に目のくらんだ忌むべき行動ではないだろうか。当然、この嫌悪にまみれた行為を相手に課すことも愚の骨頂であり、そうならないためにも、僕は必死に言葉を探し、選び、そして寡黙になってしまう。

 ちなみに言うと、僕の仕事は営業である。無論愛想笑いの毎日であるが、これは仕事なので許される。かなり矛盾している発言だが、なぜなら、仕事とは「利潤を追求する行為」であり、この行為を突き詰めた結果の行き着く先は、大抵ろくでもない末路であることは、名作「まんが日本昔話」などでも語られているところである。すなわち、仕事という行為自体が悪徳にまみれているのだから、その中で私利私欲の行動を行ったたとして、誰に非難されることがあろうか。人間が生きるためには、その引き換えに絶えず周囲に毒を撒き散らさねばならないことは言うまでもない。

 しかし、しかしだ。友とは、友情とは、無償の行為である。自分のことは一番最後でないといけないのだ(by『キン肉マン』)。そこに私利私欲の行為が混じってしまうと、もはやそこに友情など存在しないのである。
 先日立ち読みした青年誌で、元ハイロウズの甲本ヒロトは、「人間は一人が当たり前。本当の恋人や友人ができるなんて事はほとんどない。だからこそ恋人や友人ができた時は心からラッキーなことと思い、全力で大切にしなくてはいけない」と(立ち読み記憶の引用なのでかなり適当だが、大筋こんな意味のはず)。

 誰彼に対しても愛想がいいというのは、逆に言うと、誰彼に対しても偽りを持って応対していることと同じである、とまでは言わないが、僕はこれからも「コミュニケーションがなんぼのもんじゃい」「一人身万歳」を唱え、引き続き今を一所懸命やり過ごして生きて行こう、と決意を新たにする。

 とはいえ、やはり、話し相手のひとつも欲しく、出会いなんかにも憧れるので、たまには偽りの自分を磨き、小細工を弄すことも忘れないで行こうかなとも、ちょっぴり思っている、ある蒸し暑い夏の日の夜。




サイレント・ヒル

2006年07月16日 | 映画

 することのない3連休、ひきこもって気分がクサクサするのも癪なので、映画を見に出かけた。財布の中身と時間と体力はたっぷりあったので、贅沢にも2本立て続けに観賞。ああ、俺ってブルジョア。

○『パイレーツ オブ カリビアン~デッドマンズ チェスト~』
 可もなく、不可もなく、頭をからっぽにして見て楽しめた。100点満点中70点、といいたいところだが、(予想できたとはいえ)中途半端なところでto be continueだったのが減点5、あとコミカルなシーンでの他の客の笑い声が気持ち悪くて萎えたので、さらに減点。計60点。前作をかなり熟知していないとわかりづらいシーンも多かったが、この手の映画をそこまで突き詰める気もないので、まったくノー問題。エンドロールのあとにおまけ映像があるので要注意(かなりどうでもいい内容なので見逃しても気にすることはないが)。

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○『サイレント・ヒル』
 コナミの同名ゲームの映画版。怖いの苦手なのと、半分以上目をつむっててよくわかんなかったので、30点。後半はかなりスプラッタだけど、かなり大げさな描写なので、逆にリアリティが感じられず、そうびびらなかった。突然の大音量&びっくりシーンによる「驚かせ」効果がほとんどなく、じわじわくる怖さがポイント高し。
 後ろに座ってた秋葉系男二人組みが、作品を見終わったあとにやたら上ずった声&早口で「全然怖くなかったよな」「期待はずれだったな」と、必要以上に繰り返しているのが(以下過激表現につき自粛)。

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