僕が今一番好きな漫画家諸星大二郎。
独特の世界観がたまらなく、それでいてワンパターンでないストーリー展開は、何度読んでも飽きが来ません。
代表作の『西遊妖猿伝』は、名前の通り西遊記をモチーフにしたダークファンタジーです。1983年連載開始以来ライフワークとして執筆、掲載誌を転々としながら長期連載を続けていましたが、数年前連載していた月刊コミックトム廃刊とともに無期限の休載に。ファンとしては寂しい限りでした。
それが、この度、ついに、とうとう、週刊モーニング(講談社)で隔週連載開始と相成ったわけです。万歳。
週刊モーニングなんて、普通ならまず買わずにコンビニでのXXXXで済ますのですが(ごめんなさい)、予告ページのためだけに思わず購入してまいましたよ。
正直モーニング買ったのなんて『蒼天航路』の最終回掲載号以来だぜ(重ね重ねごめんなさい)。
ちなみにこの『西遊妖猿伝』、2000年度手塚治虫文化賞受賞も果たしています。 『ドラゴンヘッド』(望月峯太郎)、『ベルセルク』(三浦建太郎)『ONE PIECE』(尾田栄一郎)らを押さえての選考なだけに説得力も申し分なし。僕の好きな漫画の中では、めずらしく胸張ってオススメできる作品なのですよ。
10月23日発売47号の週刊モーニングより連載スタートです。