GABACHOP〜あがんにゃな日々〜

趣味について、日記がてら。

ばるぼら『Fuck Fanclub』

2016年04月30日 | POP & ROCK
ばるぼらの『Fuck Fanclub』を聴いてみての感想。

ROCA'66の片山道郎さん(元地獄の季節、元ランブルフィッシュ)が1996~2000年まで在籍していたバンド。

契約してたレコード会社や、その活動遍歴を見るにつけて、今更ながらすごいバンドだったんだなあと、にわかファンは思うわけですが、今回はそのあたりを忘れて、音源のみの感想を書きます。

初見(聴)でまず思ったのは、アクが強い音のバンドだなと。俯瞰で聴いても、耳を凝らしても、良い意味でクセが強くて、どんな対バンと並んでも世界観が喰われる事はないんじゃないかと。一音一音が新鮮な味わい。

いや、俺が音楽的な物を知らなさすぎる故の目(耳)新しさなのかもしれないですが。

ボーカルボケロウさんの歌は、メロディに乗せるタイプでなく、リリックを吐き出すようなスタイル。もちろんヒップホップやラップとは一線を画していて、強引に既視感を引き出すと、大槻ケンヂっぽいとも言えなくはないかなあ?音楽性は全然違うけど、発散のスタイル的に。←わかりやすく伝えるための例えなので、全く正確性はなく、重要ではありません

歌詞は抽象的で、一文ずつを追いかけると整合性も意味もわからないのだけど、曲に乗って聴こえると、不思議とその情景やメッセージが目の前で形になって浮かびます。このあたり、スキマノザラシのミズカミさんぽくもあるかも。世界観はかすりもしないけれど、音の具現化という意味で。←これもわかりやすく伝えるための(以下略)

つまりはアクが強くて、既視感がなくて、抽象的。でも、なぜかそんな中にふと懐かしさが感じられる時もあって。

既視感がないのに懐かしい?

良くわからないけど、感覚としてそう感じちゃうのは、俺がまだ多感だった10代の頃に創り出された音だから、なのかもしれません。

そして、もうひとつ特筆したいのは、気付かないうちに忍び寄る中毒性。熱心に聴き込んでる意識はないのに、すーっと耳に残る余韻が心地良くて、自然と2度3度とリピートしてしまいます…。

程よく下品で、しっかり激しく、なぜか夢見心地。俺の潜在的なストライクゾーンをほじほじして来る1枚。

にわかファンの俺ごときが、持てる文才で表現するにはちょっと手強くて、当然のように支離滅裂になってしまいましたが、他にはない独特な空気感がちょっとでも伝わって、気になっていただけたら幸いです。

有名レーベルからの発売なので、Amazonで買えますよ(^o^)



ユメノスキマin地獄谷パラダイス

2016年04月29日 | POP & ROCK
神戸高架下のBAR、地獄谷パラダイスにてユメノスキマのライブ!

個人的には、2月の那覇ライブ以来のユメノスキマ。じんわり優しく、ガツンと激しい、心が揺さぶられるロックンロール。

神戸らしいオサレ感の中に、程よく場末感が散見する素敵な店内と相まり、興奮も増しまし天井知らず。

たまらーん(^o^)

終演後に食べたボリューミーな地獄谷カレーwithハムエッグにも大満足。

たっぷり充電させていただきました(^o^)



武装衝突、首振りDolls、アレルギーin十三FANDANGO

2016年04月24日 | POP & ROCK
今夜は、というか今夜も十三。

FANDANGOにて、武装衝突、首振りDOLLS、アレルギーの3マン。

俺の今回のお目当は武装衝突。

ベースのドイさんが横道坊主ファンで、また以前在籍されてたレベルアクションというバンドが横道の中村義人さんと懇意にしてた事もあり(アルバムの帯文に義人さんが寄稿した事もあり)、横道のライブでお会いする事がしばしあり、その後もSNSでやり取りさせていただいてて。

いつかそのライブを拝見しに行かなくてはと思い続けて数年、ようやく行く行く詐欺から脱する事ができました。

その武装衝突のステージは、若さあふれる正々堂々ど真ん中のパンクロック。聴いてて気持ち良いかった。ファンとの呼吸もばっちりで、理屈抜きにスカッと爽快。知らない曲ばかりで乗り切れなかったのが残念だけど、今回購入したCDで予習して、次回ライブと、いつか実現するであろう横道坊主との対バンを楽しみにしています。

2番手は首振りDolls。このバンドも義人さんがファンクラブ会報でオススメしてたんだよな。←なんでも結び付けるのはファンの悪い癖…

ビジュアル系の様相を呈しつつ、そこかしこに垣間見える、めんたいロックの遺伝子と、年齢に不相応な老獪さ。そして特筆したいのは音の作り方。たたみかけるような爆音なのに、割れず、不快なノイズもなく、すごく聴きやすいという。

その世界観は女性視点が多く、共有という点では(個人的に)弱いのだけど、ひとつのロック的作品という意味で、そのステージは必見です。

ラストはアレルギー。噂はかねがね聴いていたけど、目撃するのは初めて。先の2バンドに比べて派手ではないものの、音のひとつひとつが太くて深くて、とくにベースの耳心地の良さったらなかったな。俺の立ち位置が悪かったか、ボーカルが演奏に掻き消され、歌詞がほとんど聞こえなかったのが残念。とはいえベテランの味わいと安心感に包まれた1時間でした。

3バンドとも個性たっぷりで楽しかったなー(^o^)

あ、6月、ここFANDANGOでのスリラジライブに対してのイメトレもついでにしておきました。このハコの雰囲気は、スリラジにバッチリハマる事請け合いで、恐らく見逃すと後悔しますよ、とだけ言っておきます。←余計な御世話




十三CLUB WATERにて

2016年04月24日 | POP & ROCK
今宵は十三CLUB WATERにて。

The Monkey Business Extra Light
片山道郎(ROCA'66)
あきら(三文からす)
サヨナラナイフ

名前はTwitterなどでよくお見かけしてて、ようやく聴くことができたThe Monkey Business Extra Light。アコギとウッドベース(であってる?)の2ピース。味わい深い感じがとっても俺好みでした。また聴きたい。

2番手は、俺の今回の一番のお目当、道郎さん。バンドにブログに、その独特な世界観と雰囲気に、俺が今1番気になってるミュージシャンです。すごくレアだというアコギソロだったけど、バンドの時と変わらず、道郎ワールドにグイグイ引き込まれてしまった。怒髪天のカバーもやったけど、その選曲の由来を知ってホロリ。終演後も道郎さんと長々お話させていただき、ますますファンになった次第(^o^)

3番手は三文からすのギターボーカルあきらさんのソロステージ。道郎さんとはまた違った、個性爆発のあきらワールドに爆笑しきり、感情揺さぶられまくり。横道坊主パーカーを着てはったのは、ご家族の策略でしょうか。

トリは、こちらも大注目のサヨナラナイフ。横道坊主やスリラジと対バンをした事もある脱兎(数年前に解散)の元ボーカル・タイチさんの歌とギターは、回を重ねる毎に耳にこびりついて、俺の鼻歌再生ランキング1位を堅持。地獄の季節でギターを弾いてるアイちゃんは、このバンドではベースを担当してて、耳心地の良すぎる低音をバチバチ鳴らしまくってました。

アコギライブにありがちな、出演者全員が似たようなスタイルと歌ばかりで見分けがつかない感じがなく、4者とも世界観が際立ってて、4本のワンマンを見た気分。

楽しかったー(^o^)



スキマノザラシin磔磔

2016年04月09日 | スキマノザラシ
サービス土曜出勤をこなし、手当が出ないなら自分で自分にご褒美をと、疲れた身と心に元気を注入すべく、磔磔へと行って来ました。

今夜は金子マリさんの7日間連続イベントの6日目。そのビッグネームに相対するは、我らが心のバンドスキマノザラシ。

客層的には金子マリさんファンがかなり多めだったけど、こういう時のスキマノザラシのステージは、(客に対しての)勝負論あふれる、楽しくも程よくヒリヒリとした物になる事が多く、今宵も、個人的な視点によるけど、そう感じた次第。たまんなくカッコ良かったな。

こんな素晴らしいライブを前にしては蛇足かもしれないけど、吉祥寺に未練の残る俺のため(というのは明らかに妄想だけど)に、Itoigawaさんのシャツと、ブロさんのエフェクターケースに、あの人の面影がちらり。

ラストの『ミルキーウェイ』は、いつかの太陽と虎を思い出しちゃったい。←これも多分俺の勝手な感情移入

そういうのを抜きにしても、持ち時間も短かったけど、スキマノザラシのファンで良かったとあらためて実感できた夜でした(^o^)