スキマノザラシ81回目の磔磔ワンマン。
開演時間の19時まであとわずかの所で、場内BGMに渡辺隆雄さんの『Mr.Firebird』が。
ほんとこの曲には、磔磔という場所が良く似合う。またいつかライブで聴きたい。できれば、またこの磔磔で、ミズカミさんの歌詞と歌が乗った「橋渡しバージョン(?)」で。
その後、いつものストーンズのSEが流れ、全員集合。なんだろう、新年一発目の磔磔ワンマンだからか、なんとなくたたずまいから、本気オーラが漏れ出ているように見えた。
と思ってたら、案の定…。
『スネークリバージャンプ』のイントロギターの一音目から、とにかく今宵のFirebirdの音がキレキレで、鳴る度に頭からヨダレが湧き出そうになった。(話は逸れるが、個人的にこの曲は終盤のハイスピードバージョンより、序盤のじっくりバージョンの方が好み。『月光』アウトロから繋がる時は別格だけど)
そこから、『マーニー』『どうでもいい事』と、普段は二枚並ぶことが少ない名バイプレーヤーズが揃い踏み、『アゲハ』『さんざ降る』『サイレン』まで、およそ50分(!)曲間なしのノンストップ。
告知MCを挟み、『トネリコ』。ノンストップによってはち切れそうな空気を、良い感じでローな感じにしつつ、新曲2曲に繋ぐ。この2曲、表情の違いはあるけど、どちらも前回磔磔で聴いた時より目に見えてステージの躍動感がアップしていたような。スキマノザラシライブの楽しさのひとつは、「聴く毎の既視感の無さ」だと思っているので、それが垣間見えた今回は、やはりこれらも同バンドの曲なのだと肌感覚で認識できた気がする。
そこからは『月光』『ジェット』『蒼白』『アイアイ』『F#』まで、これまた怒涛のノンストップ。息継ぎくらいさせてよ!(嬉しそうに言うな)
前述のように、今宵のFirebirdは恐ろしく耳心地が良く、誤解を恐れずに言えば、ギターがひとりでに勝手に自己主張をしているかのような。磔磔の椅子に座ると、ちょうどステージのアンボイさんの手元が目線の高さになるため、釘付けになって、終盤まで立って楽しむ事ができなかった。それは勿論弾き手の情熱と技量(とファンの妄想)による現象なのだろうし、これからもずっとアンボイさんが弾くこのギターを楽しみたいし、できる限り見届けたいと思った。
で、すごいと思ったのが、そんなキレキレFireBirdの独走を、他の4人がさせなかったというか、しっかり並走したもんだから、ほんと今宵のステージは、なんだかニヤニヤが止まらない、嬉しさがにあふれた空間だった。
そう滅多にない事だけど、すごいライブを見ると、まず「楽しさ」その上になると「嬉しさ」に出会えるのだ。
そのあたり、真の理由は満防発令由来の時短による、詰め込みセトリと早回しのせいなんじゃないかと囁きが聴こえるけど、ええい、だまれ、ファン思考の垂れ流しを邪魔するな。
アンコールは、鈴木純也さん(OHIO101)が加わり、6人での『風の歌』。
ありがとうありがとう、もうお腹いっぱいです。ご馳走様でした。
勿論、翌朝には渇望による禁断症状が発症したので、今宵の音まかすライブ、仕事をちゃっちゃと片付けて駆け付ける所存です。
長文妄言多謝。
開演時間の19時まであとわずかの所で、場内BGMに渡辺隆雄さんの『Mr.Firebird』が。
ほんとこの曲には、磔磔という場所が良く似合う。またいつかライブで聴きたい。できれば、またこの磔磔で、ミズカミさんの歌詞と歌が乗った「橋渡しバージョン(?)」で。
その後、いつものストーンズのSEが流れ、全員集合。なんだろう、新年一発目の磔磔ワンマンだからか、なんとなくたたずまいから、本気オーラが漏れ出ているように見えた。
と思ってたら、案の定…。
『スネークリバージャンプ』のイントロギターの一音目から、とにかく今宵のFirebirdの音がキレキレで、鳴る度に頭からヨダレが湧き出そうになった。(話は逸れるが、個人的にこの曲は終盤のハイスピードバージョンより、序盤のじっくりバージョンの方が好み。『月光』アウトロから繋がる時は別格だけど)
そこから、『マーニー』『どうでもいい事』と、普段は二枚並ぶことが少ない名バイプレーヤーズが揃い踏み、『アゲハ』『さんざ降る』『サイレン』まで、およそ50分(!)曲間なしのノンストップ。
告知MCを挟み、『トネリコ』。ノンストップによってはち切れそうな空気を、良い感じでローな感じにしつつ、新曲2曲に繋ぐ。この2曲、表情の違いはあるけど、どちらも前回磔磔で聴いた時より目に見えてステージの躍動感がアップしていたような。スキマノザラシライブの楽しさのひとつは、「聴く毎の既視感の無さ」だと思っているので、それが垣間見えた今回は、やはりこれらも同バンドの曲なのだと肌感覚で認識できた気がする。
そこからは『月光』『ジェット』『蒼白』『アイアイ』『F#』まで、これまた怒涛のノンストップ。息継ぎくらいさせてよ!(嬉しそうに言うな)
前述のように、今宵のFirebirdは恐ろしく耳心地が良く、誤解を恐れずに言えば、ギターがひとりでに勝手に自己主張をしているかのような。磔磔の椅子に座ると、ちょうどステージのアンボイさんの手元が目線の高さになるため、釘付けになって、終盤まで立って楽しむ事ができなかった。それは勿論弾き手の情熱と技量(とファンの妄想)による現象なのだろうし、これからもずっとアンボイさんが弾くこのギターを楽しみたいし、できる限り見届けたいと思った。
で、すごいと思ったのが、そんなキレキレFireBirdの独走を、他の4人がさせなかったというか、しっかり並走したもんだから、ほんと今宵のステージは、なんだかニヤニヤが止まらない、嬉しさがにあふれた空間だった。
そう滅多にない事だけど、すごいライブを見ると、まず「楽しさ」その上になると「嬉しさ」に出会えるのだ。
そのあたり、真の理由は満防発令由来の時短による、詰め込みセトリと早回しのせいなんじゃないかと囁きが聴こえるけど、ええい、だまれ、ファン思考の垂れ流しを邪魔するな。
アンコールは、鈴木純也さん(OHIO101)が加わり、6人での『風の歌』。
ありがとうありがとう、もうお腹いっぱいです。ご馳走様でした。
勿論、翌朝には渇望による禁断症状が発症したので、今宵の音まかすライブ、仕事をちゃっちゃと片付けて駆け付ける所存です。
長文妄言多謝。
映画『クライ・マッチョ』。
純度100%まじりっ気なしの、俺達のクリント・イーストウッド91歳が、これでもかと等身大を見せつけて来る作品。
息遣い、肌のぬくもり、体臭すら感じられ、なんなら毛穴も見えた気がして来た。近いって。
目新しくもない、古臭くもない。
興奮に過ぎる程ではないし、涙もちょちょぎれない。
だからなんだ、己の中のクリントなイーストがウッドする、濃密104分。身を委ねるしかないでしょう。
その背中に、ありがとう、ありがとう。
純度100%まじりっ気なしの、俺達のクリント・イーストウッド91歳が、これでもかと等身大を見せつけて来る作品。
息遣い、肌のぬくもり、体臭すら感じられ、なんなら毛穴も見えた気がして来た。近いって。
目新しくもない、古臭くもない。
興奮に過ぎる程ではないし、涙もちょちょぎれない。
だからなんだ、己の中のクリントなイーストがウッドする、濃密104分。身を委ねるしかないでしょう。
その背中に、ありがとう、ありがとう。